シミ対策にはまず肌状態を知ろう!更年期に向けたスキンケアの基本とは

シミ対策にはまず肌状態を知ろう!更年期に向けたスキンケアの基本とは

“フェムケア”“フェムテック”という言葉を知っていますか?女性は毎月の生理や妊娠、出産、更年期などのイベントと共に体調の変化が起こります。ママの身体や心の変化を知り、正しいケアの方法を知ることで、家族の日々の幸福度をアップさせていきましょう!
助産師の石嶺みきさんによる最新“フェムケア”のコラム。今回からは、皆さんから寄せられた「お悩み相談」にお応えします。今回のテーマは「スキンケア」についてです。

自分の肌状態を正しく判断できていますか?

あなたはご自身にあるシミがどういったものか、正確に表現することはできますか?また、自分の肌の状態が正常なのか、トラブルがあるのか、トラブルがあるならどういった理由でそうなっているのか、的確に判断できますか?

自分の肌状態を正しく判断するのは意外と難しく、脂っぽいニキビ肌なのにオイルクレンジングをしていたり、敏感肌用のコックリとした化粧品を使っていたりする人や、アトピー体質の乾燥肌なのに海外ブランドの香料や刺激が強い化粧品を使って肌荒れを起こしている人もいます。

自分の肌を正しく理解することは、普段のスキンケアを行う上でとても大切なことです。また、シミの正確な診断のためには、ネットからの情報ばかりではなく、皮膚科専門医を頼ってみるのも一つの方法です。

自分の肌を知る

一般的に肌質は大きく「普通肌」、「脂性肌」、そして「乾燥肌」に分けられます。普段それほど肌トラブルに悩まされない、肌の強い人は普通肌、ニキビができやすかったり、髪の毛の生え際や眉毛、鼻の付け根あたりが左右対称に赤くなったり、痒くなったりしやすい人は脂性肌、アトピー体質があり皮膚のバリア機能が低下している人は乾燥肌である可能性が高いです。Tゾーンは脂っぽいけれど、Uゾーンは乾燥しやすいといった「混合肌」の人もいます。

また、これらの肌質に合わせて、その日によって肌の状態が変化するいわゆる「ゆらぎ肌」の性質を持っている人もいます。このように肌質は単純なようで複雑でもあり、はっきりしないことも多くあります。そんな時は“肌診断機”がおススメ。毛穴の数やヘモグロビン、ポルフィリンなど様々な指標から、自分がどんな肌質なのかを数値を用いて客観的に表してくれる優れものです。

肌診断機は、美容皮膚科を標榜するクリニックや病院を中心に、徐々にその導入が進んでいます。また、百貨店の高級化粧品売り場でも見かけることがあります。ただし、肌診断機の機種は高性能な物もあれば、タブレット等で手軽に撮影・評価できるものの、再現性に乏しい物まで様々です。

医療機関に設置してある機種であれば、まず間違いはありませんが、撮影や解析に費用がかかる場合もあります。気軽に性能の高い機種を試したい場合は、百貨店の海外高級化粧品売り場に置いてある機種もオススメですよ。

スキンケアの3本柱

肌を健康に保ち、シミなどの肌トラブルを回避するためには「洗顔」、「保湿」、そして「紫外線対策」がとても重要です。

1.洗顔

自分の肌質に合った洗浄成分を選ぶことがポイント。脂性肌の人はしっかりと皮脂を洗浄できるものを使用し、乾燥肌の人は皮脂を落としすぎるとより乾燥が進んでしまうので、汚れは落としても皮脂はあまり落としすぎないものを選びましょう。

このとき、洗い方もとっても大切です。こすりすぎはシミを濃くする原因になりますし、お肌のきめも乱してしまいます。手のひらでこするのではなく、たくさんの泡でそっとお肌に触れる程度に優しく洗いましょう。洗顔後のタオル拭きも、こすり拭きではなく、優しく押し拭きで。

2.保湿

洗顔後は急激に乾燥が進み、お肌が乾燥すると紫外線の影響を受けやすくなるため、肌質に合った保湿剤を選んで塗りましょう。脂性肌の人はさっぱりとした化粧品が適していますし、乾燥肌の人は保湿機能が高い製品を。

最近、シミ予防にハイドロキノンやビタミンC誘導体などの美白成分が入った化粧品が流行っていますが、刺激感やかぶれなどが生じることもあるため、自分の肌の状態をみながら、無理のない範囲で取り入れられるのがよいでしょう。

3.紫外線対策

最後に紫外線対策です。日光黒子や肝斑などは紫外線の影響によって悪化しますし、シミ以外にも紫外線はシワやタルミなどのいわゆる“光老化”を引き起こす原因にもなっています。さらに、一部の皮膚がんではリスク因子にもなっているため、年間を通じて(雨の日と夜間以外は)紫外線対策をしたいものです。

普段使いにはSPF 15前後、PA ++で十分だとされていますが、薄く塗ると効果が落ちてしまうのでSPF 30前後、PA ++程度のものを選ぶとよいでしょう。塗る際には、顔以外にも耳や首の後ろ、手の甲などもお忘れなく。

ここで一つ、落とし穴があります。意外と日焼け止めが、洗顔でしっかりと落とせていない人が多くいることです。ウォータープルーフタイプを使用するとクレンジング剤が必要になってしまいますので、普段使いには「石けんで落とせるタイプ」や、さらには「お湯でも落ちるタイプ」を使うと、洗顔後の洗い残しを減らせて便利です。

これは仕方ないことですが、お湯でも落ちるタイプの日焼け止めは、汗でも容易に落ちてしまいますので、こまめな塗り直しが必要になります。

正しいケアで、肌を整えよう

シミのお悩みで大切なことは、木(シミ)を見て森(肌)を見ずにならないこと。自分一人で悩まず、皮膚科医に正しく診断してもらい、正しいケアとサポートを受けることです。お肌に優しく触れ、ケアを続けることで、あなたの未来の肌は変わってきます。焦らず、肌を整えることが、より美しい肌へと導く近道にもなります。

更年期は、これからの肌を大切にする新しいスタートですよ。

次回は、シミに対する美容的アプローチ法についてお伝えします。

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担当カテゴリー

美容・健康

助産師・看護師・栄養士 石嶺みき

助産師、看護師、栄養士。ミキズハウス助産院院長。株式会社FM BIRD所属。不妊治療中に献身的に励ましてくれた助産師に強い憧れを抱き、出産後に看護学校に進学。助産師専攻科を経て助産師資格を取得。卒業後は大学病院産婦人科外来・病棟に勤務し多くの出産に立ち会う。
その後、保健センター勤務に転じ、産後のメンタルサポートや妊娠SOS相談窓口、新生児訪問、乳幼児健康診査なども行う中で、フェムケア教育の普及活動を思い立ち独立。一般の方だけでなく、看護学校の教員や助産師、看護師などを対象とした講習会などを開講。現在は“全ての世代に、泌尿生殖器ケアを通して幸せになってもらいたい”という信念のもと、「フェムケア」「おちんちんケア(オムケア)」「思春期性教育」をはじめとする講演を広く行うなど、積極的に活動中。
「ぞうちんとぱんつのくに」原作・監修(2024年、KADOKAWA)

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