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お米を自宅で脱穀・精米… 物価高騰中の今こそ、わが家流の食育

お米の価格が高騰する昨今、5歳の息子がお米に関心をもちはじめました。
旅行先のお土産コーナーではお米をリクエストされ、スーパーではお米と産地のチェックを欠かしません。
たまたま数年前お米を購入した際についてきた稲穂が1本自宅にあったので、息子たっての希望でお米を脱穀、精米して炊いてみることにしました。
稲穂1本に米粒はどれくらい?
まず、脱穀をします。お茶碗をひっくり返して行う方法などがあるのですが、息子は1粒ずつとりたいと言って地道にとっていました。

脱穀したお米を並べて数えてみると、全部で82粒。
さて、このお米を炊いたらどのくらいの量になるのでしょうか。

お次はもみすり
もみすりとは籾殻(もみがら)を取り除いて玄米にすること。すり鉢と軟式野球ボールを使うやり方があるようですが、わが家はすりこぎ棒で代用しました。
...が、飛び散るお米のほうが多く、方法を変えてみることにしました。

すりこぎ棒がちょうと入るくらいの口の瓶にお米を入れ直して、上下にトントン叩きます。
あまり強く叩くとお米が割れてしまうので注意が必要です。

今回は精米は見送り
やっと籾殻が外れてきたところで、玄米と籾殻を仕分けします。まだ籾殻が外れていないものは、もう一度瓶に戻してもみすりします。
この工程を何度かくりかえしました。
精米は、こちらの玄米をさらにすりこぎ棒で叩いて米ぬかが取れることで白米となるという工程です。
今回は息子が飽きてきたのか「玄米のままでいいの」とのことだったので、お水で研いで一晩浸水しました。


ついに、炊けました!
この量のご飯を炊くのは初めてだったので、電子レンジで様子をみながら挑戦しました。
なかなか難しかったです。
自宅で保管していた数年前の稲穂だったので、食べることは控えたのですが、
息子はあんなに手間をかけたのにやっとお茶碗の底が埋まるくらいの量になったことに驚いたのか、
「お弁当のごはん、ぴっかりんこにしてくるからね。」とお米1粒の大切さを実感してくれたようです。

心と体を育むために
たった1本の稲穂を脱穀し炊いてみたことで
世の中に当たり前にあふれているものへのありがたみを実感する機会となりました。
また田植え体験もしてみたいわが家では、まずはバケツ稲づくりから挑戦してみようということで、
JAグループの『バケツ稲づくり相談室』に
バケツ稲づくりのセットを申し込みました。
「通常5月上旬の栽培開始(芽出し)を奨励していますが、気象状況が温暖で温かい日が続いていれば6月上・中旬から栽培を始めても、秋に実が入るまで育てることができる」そうです。
(JAグループバケツ稲づくり相談室より引用)
バケツと土の用意は必要ですが、
送料負担のみで、種もみ・肥料セット、お名前シール、栽培マニュアル1部を送ってくれます。
今秋、みなさんにバケツ稲のよい報告ができるように精進します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
バケツ稲づくり、一緒にやりませんか?