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梅雨前に知りたい!2歳児の雨具選び、失敗しない選び方

うちの娘は2歳になりますが、2歳にもなると自我が芽生え「自分でやりたい!」という気持ちが強くなる時期。歩きたがる子どもを抱っこするのも一苦労ですよね。かといって雨の日に傘を持たせるのは危なくないか心配…。
そんな「2歳児の雨具どうしよう問題」で悩むママ・パパに向けて、実際に試した経験から「レインコートvs傘」を徹底比較してみました!
2歳児の雨具の悩みポイント
保育園の登園は徒歩5分ですが、雨の日は本当に悩みどころでした。
ベビーカーを使うのも一つの選択肢ですが「自分で歩きたい!」と主張する2歳児。そして、何より雨除けを付けるのが面倒…。かといって10kgのお米以上の重さがある娘を抱っこするのは私の腰に負担がかかるし、雨の中では滑りやすくて危険です。
そこで検討したのが「レインコート」と「傘」。
前々から娘は傘に興味津々で「傘貸して!」とアピール。でも、2歳児に傘を持たせたら振り回したり、誤って目の高さに向けてしまうなどの危険があり、なかなか気が進みませんでした。一方、レインコートは種類が多すぎて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいました。
そんな悩みを経て、実際に選んだ雨具と使用感をシェアします!
それぞれのメリット・デメリット
一般的に、レインコートと傘のメリット・デメリットは下記が挙げられるようです。
【レインコート】
<メリット>
・手が自由に使える
・風が強い日でも安心
・全身をカバーできるタイプもあるので濡れにくい
・子どもが自分で操作する必要がない
<デメリット>
・着脱に手間がかかる
・蒸れやすい場合がある
・サイズアウトが早い
・デザインによっては嫌がることも
【傘】
<メリット>
・子どもが喜んで使いたがる
・着脱の手間がない
・おしゃれなデザインが豊富
<デメリット>
・持ち方・使い方を教える必要がある
・危険(目の高さに向けてしまう、人にぶつけるなど)
・風に弱い
・片手が塞がるので転倒リスクが上がる
2歳児におすすめの雨具はどっち?
結論から言うと、個人的には2歳児には断然【レインコート】がおすすめです。
その理由は安全面が一番です。特に登園時など急いでいる時間帯に傘を持った2歳児を連れて歩くのは、正直、かなり大変。「傘を振り回さないで!」「前見て歩いて!」と声をかけ続けるのは、なかなかの負担です。
また、傘だと子どもの足元は濡れてしまいますが、レインコート(丈が長いタイプ)なら全身をカバーできるので、ズボンまで濡れる心配がありません。
何より、手が自由に使えるというのが大きなポイントです。転びそうになった時にも手をつくことができますし、ママ・パパと手をつないで歩くこともできます。
レインコート選びで失敗しないためのポイント3つ
実際に使ってみて分かった、失敗しない雨具選びのポイントをご紹介します。
1.タイプ選びは用途で決める
レインコートには大きく分けて3タイプあります。
・ポンチョタイプ
メリット:全身をすっぽり覆える、着せやすい
デメリット:動きにくい、風に弱い
おすすめシーン:短時間の使用、イベントなど
・ジャケット+パンツタイプ
メリット:動きやすい、しっかり防水
デメリット:着脱に時間がかかる
おすすめシーン:長時間の外出、遊びながらの移動
・コートタイプ
メリット:比較的着せやすい、足元までカバー
デメリット:歩くときに裾を踏む可能性
おすすめシーン:日常の通園・通学
私が選んだのはコートタイプです。チャックをあげればすぐに着られることや、足元まで濡れたくないことが理由です。
2.サイズ選びは慎重に
普段の服同様、「大きめを買って長く使おう」と思って一回り大きいサイズを選んだところ、見事に失敗しました。袖が長すぎて手が出ないし、特に階段では裾を踏んで転びそうになりました。
2歳児の場合は現在のサイズか、少し余裕がある程度のものを選ぶのがベスト。特に袖と裾の長さは重要です。袖口がゴムになっているタイプなら、少し長めでも調整できます。
3.子どもが喜ぶデザインを
「可愛いから」と親が選んだデザインを嫌がることも。可能なら店頭で子どもに見せて反応をチェックするのがおすすめです。
私は、「娘は動物が好きだから」「何よりセールで特価になっているから」という理由で海の動物柄にしましたが、最初は微妙な反応でした。最終的には着てくれたからよかったものの、保育園着よりは買いなおしの心理的ハードルが高いため、選択は誤りたくないところです。
なお、特に動物のキャラクターものや、好きな色のものだと喜んで着てくれることが多いようです。
傘デビューのタイミングと注意点
では、傘はいつから持たせるのがいいのでしょうか?
多くの保育園や幼稚園では年少(3歳)や年中(4歳)から傘の使用を認めているところが多いようです。私も先生に相談したところ、「まだレインコートで十分」との回答でした。
基本的には「周囲に危険を及ぼさない」「自分で開け閉めできる」という条件を満たせるようになってからが目安と言えるでしょう。
傘デビューの準備としては、下記があります。
・まずは家の中で開閉練習
・晴れた日に外で持ち方練習
・「目線の高さにある危険」を教える
・雨の日に保護者と一緒に使ってみる
また、最初の傘は安全面を考慮して、
・透明窓付きの傘(前が見えるもの)
・軽量タイプ
・子どもが開閉しやすいもの
・指を挟みにくい安全設計のもの
を選ぶのがおすすめです。
レインコートで梅雨を乗り切る
レインコートを買って以来、娘は雨の日の登園が楽しみになったようです。「雨だからレインコート着る!」と意気込んでいます。
雨の日の外出は大変ですが、子どもが「雨って楽しい!」と感じられるような雨具選びができると良いですね。
みなさんも梅雨シーズン前に、お子さんに合った雨具を見つけてくださいね。