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トミカ歴=年齢の長男がついにトミカを卒業した日に、母が涙した訳

我が家の長男8歳(小3)。彼は生まれてからずーっとトミカLOVE、プラレールLOVEで育ってきており、タカラトミー様には本当にお世話になりました。
朝起きたらまずトミカで遊び、夜寝る時にはトミカを握りしめたまま眠りにつく毎日。(寝返りをうった私の手にトミカが当たって痛みで目が覚めたことも度々ありました。)
小学校入学と共にトミカ熱も落ち着くかと思いきや、まさかのトミカLOVEは変わらずに誕生日、クリスマス、お正月のお年玉でもトミカを購入し続けた結果、我が家が所有するトミカの台数は300近い数となりました。(数えるのが大変すぎて大体の数ですが)
そんな長男がついに!トミカを手放す決意をしました。
きっかけは何だったのか、使わなくなったトミカをどのように手放したのか、今トミカ大好きっ子のお子さんを持つ方に是非見て頂きたいです。
トミカを手放す決意をしたきっかけは・・・?
どこに行くにも毎日持ち歩いていたトミカ。沢山遊んでボロボロの物もあれば、観賞用にしていて新品同様の物まで約300台に囲まれて過ごしていました。しかし、3年生になる少し前から、長男はトミカで遊ばなくなっていきました。
そのきっかけは…まさかの他の物を集め始めたから!
現在の長男はポケモンカードにドハマりしており、お出かけに行くたびにポケモンカードを取り扱っていそうなコンビニに寄りたがります。トミカに「飽きた」というより、成長と共に関心が自然とトミカからポケモンカードに移ったようです。
そしてもう一つのきっかけがフリーマーケットに子ども店長として出店することになったから。
GW中のイベントでフリーマーケットをやることになったのですが、長男はお金が大好き。お金を稼ぐことに興味津々で、将来の夢はよく行くスーパーのレジ係(笑)沢山のお金に触れていたいそうです・・・
フリーマーケットの準備を進める中、「何を売ろうか?」と考えていたとき、長男から「トミカを売ろうと思う」と提案がありました。
私の中でももう使っていないものだし保管場所も必要だし、遊ばないなら手放すのもありかも?と思いつつも、赤ちゃんの時からいつも一緒にいたトミカを手放すことになんだかとっても寂しくて悲しくて切ない気持ちになりました。

トミカを手放した日
フリーマーケットの店長は長男なので、トミカをどのように売るのかを考えるのは長男に考えさせました。普通に1台いくら、ではなくて、スプーンやお玉でトミカをすくって、すくえた分だけあげることにしようと決め、小さなスプーンでは100円、大きなお玉では200円にすることに決めました。小さなスプーンだと1~2台、大きなお玉だと3~5台程すくえそうです。
フリーマーケット当日、どのくらいお客さんが来るかわからなかったので売れるか心配もありましたが、沢山のお客さんが来てくれてトミカすくいは大盛況。ボロボロになってしまったトミカも5台で50円という破格の値段をつけ、文字通り飛ぶように売れていきました。
お金のやりとりがあるため、私も副店長という立場で長男のアシスト役として接客に関わりましたが、嬉しそうにトミカをすくっていく子ども達の姿が幼き日の長男の姿と重なってしまい胸に込みあげてくるものがありました・・・
最近購入したトミカには思い入れのない物も正直ありましたが、あのトミカはどうしても買ってほしいと駄々をこねていたトミカだなとか、箱からトミカを出した時の嬉しそうな長男の顔とか、そういった8年間の長男の成長がたっぷり詰まったトミカ達だったので、なんだか私の方がトミカを手放すことに惜しくなってきてしまいました・・・
それでもトミカ達のことを考えると、遊ばない長男が持ち続けるよりも沢山遊んでくれそうな子ども達の元に行って、また沢山遊んでもらえた方がお互いに幸せだよなと気持ちを切り替え、最後まで副店長として接客にあたりました。
他にも使わなくなったおもちゃや被ってしまったポケモンカードを出品していましたが、トミカが売れるたびに嬉しいような、寂しいような、凄く切ない気持ちになりました・・・

トミカへの想い
最終的に何台のトミカが売れたのかはわかりませんが、ポケモンカードに次ぐ目玉商品となり、持って行った内の9割のトミカは新しい子ども達の元に旅立っていきました。
清々しく思う反面、何故か寂しくもあり、お店の撤収作業中に一人で耐え切れず泣いてしまいました。何の涙だったのかは自分でもよくわかりませんが【トミカへの感謝の気持ち】だったのかなぁと思います。
言葉が遅かった長男が初めて喋った言葉がママでもパパでもなく「ぶぅぶ」だったことや、偏食気味で野菜が食べれなかったけどご褒美のトミカのために頑張って好き嫌いを克服したこと、トイトレもトミカを見たいがためにトイレに行けるようになりオムツが外れ、お友達とのやりとりもトミカの貸し借りから上手に出来るようになったこと・・・
長男の人生、大切なことは全てトミカから教わったと言っても過言ではないほどに、いつも当たり前にトミカがいてくれました。
時には踏んで痛い思いをしたり、「片づけないと捨てるよ」と言ってしまったり、外出先でなくしてしまったトミカもありました。それも含めて、どれも大切な思い出です。
トミカを手放した今、トミカが陳列していたスペースや保管場所には違うオモチャが並んでいますが、長男と同じくらいに私もトミカが大好きだったんだなと気づかされました。
たかがおもちゃ、されどおもちゃ。
いつか子どもが飽きて手放す時がきっときます。
その時になってみないとわからないけれど、子どもが熱中していたおもちゃこそ親としても心が動かされるほどの思い入れがあるのだなと、子育てをしていてまた一つ新しいことを知りました。
今トミカに熱中しているお子さんをお持ちの方には、是非今の【好き】の気持ちを大切にしながら見守ってあげて欲しいなと思います。
幼き日の長男を思い出すと、トミカで遊んでいる長男ばかりが出てきます。どれも大切な思い出です。
手放す時に後悔のないよう、今のうちに沢山沢山遊んであげて欲しいです!!

ちなみに現在、3歳長女がたまたまリカちゃんにドハマり中なので、まだ暫くはタカラトミー様にお世話になります!