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何で?これがB品!?美味しいのに“規格外”とされるB品野菜の真実
最近の物価高で、買う野菜も厳選するようになってきました。
あれこれ揃えずカット野菜を利用したり、1つを生だったり煮たり焼いたりで無い知恵を絞っている日々です。
お裾分けしてもらったミニトマト
そんな中、トマト農園のお手伝いの仕事を始めた友人に会った時に聞かれました。
友人「トマト好き?」
私「うん!好きだよー!」って言うと
友人「B品で販売にならないのをもらったから、少しもらって。」と。
ジップロックにパンパンに入れてくれたんですが、
私「え、え、?ちょっと待って、本当にB品?」てものなんです。
店頭パックにしたら1000円分近くありそうな量でした。
友人「そう。色とかサイズ、キズなんかでね。味は大丈夫だからね。」と。
ありがた〜い。トマトは毎日我が家の食卓に並べるもの。
これら全部 B品ですって…
どう思いますか?
ミニトマト派
我が家は普通のトマトでなく、専らミニトマト。
洗うだけで切る必要がない(大きめサイズや、飾りの場合はカットする時もあり)
使い切りしやすい。お弁当にも入れやすい。
等々気に入っているポイントはたくさんあります。
B品というよりレア品
日本のミニトマトは大体透明パックに入れて販売されてますよね。
道の駅や農家さん直販なんかだとビニールパックの場合もあります。
私自身は買い物ができるタイミングでスーパーや道の駅を利用しますが、私の統計では道の駅の方が割安な事が多いので、ミニトマトは道の駅利用が多いです。
先日も道の駅でミニトマトを買ったんですが、その中に双子のミニトマトを発見!
初めて見た双子ミニトマトにレア感、ラッキーと思っていました。
ピノに星型が入ってたみたいな…
子どもにも見せて「すごい珍しいね〜こんなの初めて見た。」なんて話してたんです。
その後に友人からもらった中にも双子がいくつかあり、嬉しかったです。
これをBとするのって、どうなんでしょうか?
双子を混ぜたら取引先から文句言われるんでしょうか?
小さいものはそれはそれでかわいいから私は好きです。『サイズ込みだと買わない』となるんでしょうか?
そこで野菜の規格についてネットで調べてみました。そして私自身の無知さを思い知らされることとなりました。
国や農協などで、野菜の出荷や荷姿に細かな規定があったんです。いや、何となくそういうのはあるだろうと思って調べ始めた訳ですが、あまりに細かい決め事があって驚きました。
確かに、そういった基準がないと、混乱を招いたり品質に差が生じそうです。
野菜の規格基準、知ってる?
野菜の規格は、主に流通の効率化や品質の安定のために生まれました。
昔は市場に出す野菜の見た目やサイズがバラバラで、流通業者や消費者が「良い野菜かどうか」を見極めるのが大変でした。そこで国や市場団体が、以下のような観点で基準を定めました:
サイズ(長さ・重さ・太さ)
形(曲がり具合やいびつさ)
色(濃淡やムラ)
傷や汚れの有無
これにより、「この等級の野菜はこういう品質ですよ」と事前にわかるようになり、出荷・販売・価格設定がスムーズになりました。
A品・B品・C品の違いって?
一般的に、農協や市場では以下のように分けられます(呼び方は地域や団体によって異なることもあります):
A品=規格適合、
B品=見た目が基準外だが食味に問題なし、
C品=食用に不適または加工専用
この区分は、便宜的な分類であり、法律で明確に「A品・B品・C品」と定義されているわけではありません。
B品の例(野菜別)
にんじん:二股になっている/短すぎる
トマト:表面にひび割れがある/色が薄い
きゅうり:曲がりが強すぎる/太さがばらばら
キャベツ:葉が緩い/サイズが小さすぎる
農産物規格例(JA全農などの出荷規格)
JA全農や各県のJAでは、野菜ごとに「秀・優・良」などの等級分け規格を定めています(A品=秀・優に該当、B品=良・規格外に近いなど)。
ただし、味や栄養価はA品とほぼ同じです!
近年では、フードロス削減やサステナブルな視点から、B品野菜を積極的に活用する動きが広まっています。
SNSや直売所では「訳あり」「もったいない野菜」などの名前で人気を集めることもあります。
B品を選ぶメリット
B品の価値は?
・味は変わらない、むしろお得なことも
・飲食店や加工品としての需要
・直売所やネット販売での人気
・フードロス削減への貢献
B品を買うには
・産直・マルシェ・サブスクを利用
次に野菜を選ぶとき、“見た目”だけで選びますか?