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【小1・友達0人】だった娘。3年後にどうなった?

小学1年生の新たな学校生活がはじまってはや2か月。「ちゃんとお友達できてるかな」「1人ぼっちじゃないかな」…
そんな風に心配してしまうのは、きっと私だけじゃないはず。
現在小4の娘は、小1のころはとてもおとなしくて、休み時間はいつもポツン…。
当時の私はずいぶんモヤモヤして焦っていました!
そんな娘が、3年でどんな風に成長したか、どんな風に状況を変えていったのかをご紹介します。
ひとりぼっちでいることが多かったおとなしい娘
もともと活発タイプ、というわけではない娘、
小学生になってもそれは変わらずで、
休み時間には1人で自由帳に絵を描いていたり、本を読んでいたり。
「お友達作らないの?」という私の声に焦ったのか、
頑張ってクラスの子を家に呼んでみたはいいものの、何を話したらいいかわからなくて2人で沈黙、なんていうことも。
お友達はほしい、でも話してなんか気まずいことになったらツライ、
そんな思いをするくらいだったら1人でいる、みたいなことの繰り返し。
2年生になり、先生主導の「グループ分け」は少しずつ自分たち主導に。
そうすると、「仲良し」な子たちからあぶれてしまいポツン、となることに一抹の寂しさを感じるようになったらしい娘。
「たくさんの人数でグループを作るときなら入れてもらえるけど、2人組だと誰と組んだらいいかわからない」と言うようになりました。
目下の悩みは「私には親友がいない」こと。
さあどうしよう。
べったり仲良し、は諸刃の刃
この子なら最強に仲良し!という友達付き合いは、絆が強くてステキだけれど、
学校に慣れてきたころになると、そんな仲良し親友同士でトラブルが発生することもあるのが小学生のリアル。
「あの子ぶりっ子だよね」「調子乗ってない?」なんて、大人がびっくりするような言葉遣いで
いままで仲良かったはずのお友達を冷やかしたり陰口を言ったりし始める子が出てくるのがこのころ。
数日前までべったりと仲が良かった子たちがくっついたり分裂したりと大変そうな中、娘は相変わらず1人で平常運転。
付き合いの深いお友達がいない分、トラブルに巻き込まれることなく過ごせているのは良かったんじゃない?と、アドバイスをしました。
どんなに交友関係が浅かったとしても、「みんなと喧嘩せず付き合える」というのは悪いことじゃないですからね。
3年生、やっと「友達と遊ぶことの楽しさ」に目覚める
3年生となり、だいぶ語彙も増えてきました。
周りのお友達への感情も「好き」か「嫌い」かの二択ではなく、
「一緒にいると癒される」とか「いざというとき頼りになる」とか「にくめない」と、複雑化。
同時に、自分が発言したことについて「そういうつもりじゃなかった」とか「わざとじゃなかった」といった、
トラブルに発展しそうな「地雷」を避けて、言いたいことを適切に言葉で表現できるようになってきました。
まだまだ失敗もしちゃうことも多いけど、挽回できるだけの語彙と処世術も身に着いてきたようです。
会話でコミュニケーションが取れるようになってくると、徐々にお友達と仲良く楽しく話せるようになり、
わかりやすく「お友達大好き!」があふれるようになっていきました。
放課後公園でお友達と約束をして遊んできては、「楽しかった!」と報告してくることが増えた娘。
今までは公園なんて「行っても誰もいないし」「何したらいいかわからない」だった娘が、こんなに変わるとは。
焦って「誰かお友達と遊んだほうがいいんじゃない??」とジタバタしていた私の心配は、杞憂に終わりました。
言葉を味方につけよう
うまく言い返せなかったり相手に論破されると、手が出てしまったり、
ときには仲間外れにされてしまうこともあったり(!)と、
トラブルにつながりがちな低学年。
それが原因で、自分の殻に閉じこもってしまう子もいるかもしれません。
でも、学年が上がるにつれて「言葉で表現する」ことで交友の輪を広げることができるようになります。
だからもし今「お友達がいない」ことで悩んでいるお子さんがいたとしても、
「誰でもいいから友達作ったら?」と焦ったり、「友達なんていなくてもいいよ」と突き放したりせず、
それは「準備運動」をしている最中なのかも?と思って見守ってみるのも一つの手なのかもしれません。
「あの子はもう別の子と友達だから」と思いこまなくても大丈夫。
最初は広く浅くでも、友達まではいかない「顔見知り」程度でも大丈夫です。
自分のことを守ってくれるのは「言葉」の盾。
言葉は剣にも盾にもなる魔法のツールですから、その使い方をやんわりと教えてあげるのが親の役目であって、
お友達がいないことを過剰に心配することではなかったんだな、と過去を反省。
親の私もまた「見守る」ということを学ぶ機会だったなと気づかされました。
成長していくのはきっと子どもだけじゃない。これからも一緒に、ゆっくり成長していけたらと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Have a nice day!!