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雨の日は「お気に入り」を身につけて。子どもに教えてもらった梅雨を楽しむヒント

「今日から雨が続きます」テレビのお天気コーナーで、可愛らしい傘をさしたキャスターのお姉さんがそう伝えていました。
ああ、またしばらく外遊びできないな。洗濯物も乾かないし、登園準備もバタバタしそう。……そう思う一方で、どこか雨の日が嫌いじゃない自分がいます。それはきっと、保育士を目指して勉強中だった学生時代、保育実習中に出会ったある園児のおかげ。
雨の日は「スペシャル傘」の日!
実習先の保育園で、ある日突然「先生、ぼく、雨の日だからスペシャル傘だったの!」と嬉しそうに話してくれた男の子がいました。その子は車が大好きで、靴やバッグもすべて車柄。特にお気に入りの傘と長靴は、雨の日にしか使えない特別なアイテムだったようです。
「雨の日はね、車の傘の日なんだよ!車の靴の日なんだ!」
キラキラした目で話す彼に、私は思わずハッとしました。私にとって「めんどう」「憂鬱」と思っていた雨の日が、彼にとってはお気に入りが使える特別な日だったんです。
傘ひとつで、気持ちが変わる
それ以来、私はビニール傘をやめて、自分のお気に入りの傘を持つようになりました。今使っているのは、フライングタイガーの虹色の傘です。

子どもを持つ親としては派手すぎるかもしれないと思いながらも、私は傘の出番が来るたびに笑顔になります。
子どもの頃は、好きな傘や長靴で雨の日を楽しんでいたはずなのに、いつの間にか「濡れるのがイヤ」という気持ちばかりに目が向いていたんだな、と気づかされました。
子どもにも大人にも「お気に入りの雨グッズ」を
雨の日に外に出るのは、ちょっとした気合が必要ですよね。とくに小さな子どもを連れての登園やお出かけは、本当に大変。

でも、お気に入りの傘やレインブーツがあると、身につけられるのが嬉しくて、外に出るのを嫌がりません。娘もお気に入りのペンギンさんのレインコートにハート柄の傘をさせば、もうご機嫌です。
お気に入りを身につけるとさらに嬉しいことがあります。それは、コンビニでビニール傘を買うことがぐんと減ったこと。環境のためにもなるかもと考えたら、ちょっといいことした気分になります。
雨の日を、少しでも楽しい日に
お気に入りのものを持つと、ちょっと背筋が伸びたり、気持ちが軽くなったり。子どもも大人も同じなんですよね。
「雨の日はいやだな」と思ったときこそ、お気に入りアイテムがもたらすパワーを思い出してみてください。雨の日の憂鬱がちょっと晴れるかもしれません。
みなさんの「雨の日のお気に入り」もぜひ教えてください!