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「ママもやるから、一緒にやろう」から始まった、わが家の宿題革命

宿題に机に向かわない、やりたくない、声をかけてもため息…。
小学生になっても「毎日の宿題」がなかなか進まないわが家に、ちょっとした変化が起きたのは、ある日『親の私も一緒に問題を解いてみた』ことがきっかけでした。今回は、そんな日常の中の小さなチャレンジが、子どものやる気と親の気持ちを少し軽くしてくれたお話です。
「やる気ゼロ」だった小学2年生の息子
わが家の小学2年生の息子は、お引っ越しして、環境の変わった小学1年生の2学期から、毎日の宿題タイムが苦手。
帰宅後もなかなか机に向かえず、「まだやってないの?」「もう時間だよ!」と声をかけるたびに、私もイライラ…。
「ちゃんとやってほしい」
「でも、また怒っちゃった…」
そんな日々に、疲れを感じていました。

一緒に問題を解いてみたら…
ある日、ふと「私もやってみようかな」と思い、息子と同じプリントを隣で解いてみることに。
「今日はママも一緒にやってみるね」
そう言ってペンを持ち、黙々と同じ問題に向かってみると。
息子がふとこちらを見て、ニヤリ。
「ママ、そこ間違ってるよ。」
そんな軽いやり取りをきっかけに、なんだかいつもよりスムーズに宿題が進んだんです。

【一緒にやる】がくれた3つの変化
(1)「間違えても大丈夫」な空気ができた
私のうっかりミスを見て、息子は大笑い。
「大人でも間違えるんだ」と思えたことが、安心感につながったようでした。
(2) 成功体験を一緒に共有できる
「お、正解!」「ママもできた!」
同じ目線で喜びを共有できると、宿題が「こなすもの」から「楽しめる時間」に変わった気がします。
(3)「見てくれてる」実感がやる気に
ただ見守るだけではなく、同じように頑張っている姿が子どもにも伝わったのか、取り組む姿勢が前向きに。
声かけもちょっと意識してみました。「ママもこの問題ちょっと難しかった〜」「今日はここまで一緒にできて嬉しかったな」「さすが、計算早くなったね!」など。
上手に褒めるよりも、自然な言葉で『気づいたことを伝える』ようにしたら、お互いに変な力が抜けた感じもありました。
『気づいたことを伝える』って大事ですよね。
「やらせる」より「一緒にやる」
子どもに宿題をやらせるために頑張っていたころは、声をかけることも、向き合うことも、正直ちょっとしんどかったです。
でも、やり方を変えてみたら…
「がんばる姿を見せ合う時間」に変わりました。
やる気を出させるより、まずは隣に座って同じ方向を見ること。
その方が、わが家には合っていたみたいです。
小さなきっかけが、親子にとって【心がほぐれる時間】を増やしてくれました。
これからも、完璧じゃなくても「やってみる」を大切にしていけたらと思っています。

ぜひ、お子さんと一緒に宿題を解いてみませんか?