雨の日のイライラ…実は「気のせい」ではないかも！？

心や体に影響する「雨の日」のしくみ

雨の日はなんとなく気分が下がり、体調もイマイチ。
その感覚、実は気のせいではないことが多いです。
実際に、梅雨の時期に心身ともに不調になるのは、こんなことが影響していることも。

1.日照不足
2.気圧の変化
3.不快指数が高くなる
4.音や湿気による感覚過敏
5.予定の変更や行動の制限

ひとつずつ、書いてみたいと思います。

不調の原因1.日照不足

太陽の光に当たらないと、なんとなく元気が出ないような気になりますよね。
そんな時はせめて朝、カーテンをいつも以上にあけたり、照明などを使って少しでも部屋を明るくしてみると気分が変わる気がしますよ！

梅雨の時期は洗濯物もなかなか乾かないし、ポカポカ陽気のお日様が恋しくなりますね。

不調の原因2.気圧の変化

雨が降る前後や台風の時期は低気圧になり、その関係なのか眠くなったりなんとなくやる気が出なくなることがありませんか？

実は私も昨年「気象病」と診断されました。（「天気痛」や「気象過敏症」とも呼ばれるそうです）

気圧の変化がわかるアプリを使って、気圧をチェックして前もって予定を調整したり、季節の花を飾ったり、好きなアロマを焚いてみたり、病院で自分に合う薬を見つけてもらったり、毎朝白湯を飲む習慣も取り入れました。
「心身ともにつらい…なんで私だけ…」と思わず、「これはきっと気圧のせい。今日は無理しないでおこう！」と「省エネモード」に切り替え、できる事を無理なくやる程度に。
そんな「省エネモード」の自分を許すという事も大切です！

深呼吸やストレッチでリラックスしたり、好きな香りや音楽で気分を整えてゆったりと過ごしたいですね。

不調の原因3.不快指数が高くなる

実際にこの時期、ニュースの天気予報でもよく聞く「不快指数」。
梅雨の時期は湿度が高く、不快指数も上がります。
不快指数が高くなると、やはり「不快」という言葉通りにイライラしたりストレスが溜まったりするそうです。

体温調整がしやすい服を選んだり、エアコンも上手に使いながら、快適に過ごしましょう。
体がベタつく時にサッと拭けるボディーシートもオススメです。

不調の原因4.音や湿気による感覚過敏

雨の日は送り迎えや、ゴミ出し、買い物などの外出が億劫になります。
特に小さい子がいると、「公園行きたいー！」「服が濡れたー！」「長靴イヤ！」「とにかくイヤー！」など、いつもの流れが崩れて子どもはイライラしがち。そして「イヤイヤ！」が増えて親もイライラになっちゃう時、ありますよね。

でも実は、雨の音が気になったり、強い雨や雷の音で不安や恐怖の気持ちがあったり、湿気でベタベタが気になって気持ち悪かったりして、睡眠不足にもなり気持ちが不安定になる事も。

我が家では私も子どもも『HSP・HSC気質（感受性が高い人）』なので、雨の日は好きな音楽をかけたり、いつもよりもスキンシップを多くして本を読んだりして、子どもと一緒に安心タイムを多めにとるようにしています。

不調の原因5.予定の変更や行動の制限

雨天中止や内容が変更になったり、お天気に左右されて予定がうまくいかない事もありますよね。
発達障害グレーゾーンの子どもたちも、急な予定変更があると気持ちの切り替えがうまくいかない時もあります。

大人だって「中止か…残念。」というちょっぴり淋しい気持ちが積み重なると、なんだか気持ちが沈みがち。

でも、誰も雨を止める事はできません。
「雨だからしょうがない！」
「仕様が無い」のです。『雨が降っている』という事に対してはもう、どうすることもできないので諦めも肝心！
「まぁいっか！」と、ゆったり過ごしましょう。

「気のせい」ではなく「気圧のせい！」

雨の日の不調は「気のせい」ではなく「気圧のせい！」と思うと、「たしかに、イライラしても雨だからしょうがないね！」という気持ちになりますよね。

雨の日だから出来ることも、きっとあります。
これからはじまる、梅雨の時期。
一緒に乗り切りましょう！
子育てママパパさんの心が、ちょっぴり晴れるきっかけになれたら嬉しいです。