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実録!嘘みたいな本当の話……まさかこんな事になるなんて!私達はこうしました

高校2年生の長男が、4泊5日の研修旅行から無事に帰宅
そして……想像もしていなかった、びっくりする出来事が起きました!
最初に言っておきますが、全て本当にあった出来事です(笑)
良かったら何かの参考になればと思い書かせていただきます
始まりは長男の研修旅行
埼玉県在住の我が家には、高校2年生の息子がいます
その息子が先日、高校の研修旅行で石川県、富山県、福井県へ4泊5日で行って来ました
息子がこんなに家を留守にするのは初めてだね〜なんて話していたらあっという間に帰宅の日
研修旅行を終え、夜の8時位に帰宅して来た息子
無事に帰って来て良かったー!
とりあえず自分の部屋に荷物を下ろしに行く息子
リビングで、息子が部屋から戻って来るのを家族みんなでわくわく待っていたら
「え?なんで?ヤバい…どうしよう…」と、息子の声が聞こえてくるではありませんか
わくわくが一気に心配に変わり
「やだー」「なんだろー」「忘れ物してきたとか??」「なに?」「何?」「怖すぎる!」とリビングではみんなでびくびく
意を決して「何?どうしたの?」と、自分の部屋にいる息子に声をかけたら………
息子:「海の水を、記念にと思ってペットボトルに持ち帰って来たんだけど」
私:「うん。それが何?水漏れてた?」
息子:「違う。ヤドカリがいる」
私:「………?」
息子:「しかも生きてる」
私:「え?」
部屋からペットボトルを持って息子が出て来ました
ペットボトルは500mlのよくあるサイズのもの
見ると確かに海の水?と思われる水と砂利のようなものが少し入っているのが見えて、中をよく見てみると砂利の中に貝殻が2個
1つは平べったい貝殻でもう1つが巻貝のような貝殻
その巻貝の方が元気に動き回っていて、よーく見るとばっちりヤドカリが、、、、
息子:「ヤバい、、、ヤドカリがいたなんて全然気付かなかった、、、」
私:「……待って、この水、どこから持って来た?」
息子:「富山県」
私:「富山県行ったのおとといだよね?え?なんで?この水、ずっと持ち歩いていたの?」
聞けば、海で海水をくんでからずっとリュックの中に入れっぱなしで、その間ずっと一緒に行動を共にしていたようなんです
でも、おそらくそれが良かったようで、、、
研修旅行中は、毎日30度越えの夏日
キャリーバックなどに入れて荷物を預けて配送していたりしたら、きっと暑さで死んでしまっていたかもしれない……
ヤドカリ君、苦しかったろうに、、、とにかく元気で生きていて本当に良かった
そして本当にごめんね
※びっくりし過ぎて、そして慌て過ぎて、写真を撮っている余裕が無く画像はありません(泣)
一旦冷静になって調べよう
まさかの事態に、みんなパニック状態で「どうしよう?!」と、焦りまくり
中3の娘が、冷静にスマホで色々検索し始めて
「海水じゃないと、そりゃあダメだってさ」
「たぶんホンヤドカリって子だね」
「餌は雑食で、なんでも食べるらしいよ!キュウリとかちくわとか良いみたい」と色々調べてくれました
さらに私も一緒に調べていると
【富山湾のホンヤドカリは、富山湾特有の環境に適応しており、他の海へ移動する現象は確認されていません】と、、、

思ったことはただ一つ
「返しに行こう」
夫も私も意見は同じでした
近場の海で、放してあげようか?とも考えたんですが【富山湾のホンヤドカリは、富山湾特有の環境に適応しており、他の海へ移動する現象は確認されていません】という記載がどうしても気になってしまい、元いた場所に戻してあげよう!と決めました
タイミングよくこの日は土曜日で、
すぐにでも出発したかったのですが、すでに22時を回っていて、埼玉県から富山県まではかなりの時間を要する為、次の日に富山県へ向かう事にしました
富山湾まで416.4 km
息子は、朝から部活の試合に出る為、一緒に行く事が出来ないという、、、
地図や画像を見ながら、どこで海水をくんだのか念入りに確認しました
埼玉県から富山湾までは416.4 km
車で行くと5時間18分
遠いけど、日帰りで行けなくもない距離だなと心を決めました
頑張って出発!
朝8時に出発!
埼玉県から富山県までは遠いですが、なるべく早く放してあげたい!
車内も暑いから、トイレ休憩などの際も、私と夫とで交代で行き温度が上がらないように気を付けました
もちろんヤドカリ君の様子も確認しながら!
自分達の昼ごはんも、自宅から持参したおにぎりなど、軽食で済ませながら向かいました


息子から言われていた富山湾までは、富山県に入ってからもまだ少し距離がありました

海岸に到着!
息子から事前に聞いていた場所と、写真など照らし合わせてよく確認し、海岸に到着!

早く放してあげよう!

良かった!まだ元気にしてくれていました!

海岸に到着したのは14時
無事、海に返すことが出来ました!!
息子には厳重注意!
今回、どうにか元気に返してあげる事が出来ましたが、もしかしたら、、、と思うと本当に胸が苦しくなります
息子は生き物が大好きで、よく観察などもする方で
この貝を拾った時も、もちろん中にいないかどうかは確認したと言っていました
ヤドカリ君、怖くて奥に潜っていたのかなぁ?本当に気付かなかったそうです
こないだ、ちょうどビーチコーミングについても、私の記事で触れたばかりでしたが貝殻を拾う際は、中に貝が住んでいないか?
拾う際にはよく確認しないとな!とつくづく思いました
まさかの初富山県が!
実は私(夫も)、富山県に行った事が今まで一度も無くて、いつか行ってみたいなとずっと思っていた所でした

まさかこんな形で叶うとは!(笑)

早く戻らないとならないのですが、せっかく来た富山!
なんにもわからないで富山湾だけ目指して来てしまったから、とりあえず富山駅に寄ってみる事にしました


トンボ帰りですが、なんとなくお土産を買い17時前に富山駅を出発!
自宅に戻ったのは23時半
かかった高速代金は往復で1万2170円
でも、行って本当に良かったです
やる気になればなんでも出来る!と思った出来事でした

人生って本当に何が起きるかわからないですね(笑)
一生の思い出ができました
これから海の季節!
みなさんも貝殻を持ち帰る時は
よーくよーく確認してあげてくださいね