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雨の夜、寝つけない子に。睡眠セラピストママのちょっとした工夫

梅雨に入り、寝かしつけがうまくいかない日が増えてきました。我が家の場合、原因はなんとなくわかっていて、雨と湿気と…繊細さ。梅雨の時期はただでさえ寝苦しいのに、感覚過敏の子どもにとってはさらに眠れない時期ですよね。
少しでも子どもの眠りをサポートしたいと思ったので、昨年は「睡眠」について勉強して、「睡眠セラピスト」という資格をとりました。実際の育児では、理論どおりにいかないことばかりですが、感覚過敏の子どもを持つ睡眠セラピストママが実践して見つけた、わが家なりの「眠りやすい工夫」を今日は少し紹介したいと思います。
寝る前に避けたい「刺激」
自律神経とかメラトニンとか、交感神経と副交感神経とか…そういう難しいお話は専門家におまかせするとして(笑)!寝る前に激しい運動をしたり、テレビやスマホを寝る直前まで見たりすると、「刺激」が強くてなかなか寝つけなくなると言われています。
とはいえ雨の日は外に出られない分、テレビやゲームに頼りがちになってしまいますよね。テレビやスマホは、見ている動画やゲームの内容はもちろんのこと、実は「光」も刺激が強くて、子どもの「眠くなるスイッチ」を邪魔してしまうこともあるようです。できればお休み1時間前にはテレビを消して、「おやすみモード」を作っておくことが大切!代わりにリラックスできる音楽を流したり、絵本を読んだりお話をしたりするだけで、だんだんと眠る準備が整っていきますよ!

寝具環境を整える
マットレスや枕は合っていますか?温湿度管理に欠かせない掛け布団は?パジャマ着ていますか?特に感覚過敏の子にとっては、重要だったりします。
暑いこの時期は半袖短パンで寝がちですが、「パジャマ」として販売されているものをきちんと着用することも大切だそう。パジャマは寝返りも打ちやすく、熱がこもりにくくできているそうです。また、パジャマに着替えることで「寝る」というスイッチがオンになるそう。タグのチクチクが気にならないもの(気になる時は切ってしまうのもアリです)、お気に入りの素材を見つけてみてください!
ちなみに、掛け布団や布団カバーもいろんな素材を試してみましたが、うちはシルク素材が合っていたようです。タオルケットという方も多いみたいなので、しっくりくる素材を探してみてくださいね。
我が家のグレーゾーンの次男はこだわりが強く、一年中同じ「ねこちゃんの毛布」を手放しません。でもそれが安心に繋がるなら、無理に違うものに変えなくてもいいかなと思っています。

「入眠儀式」を習慣化する
「パジャマに着替える」ということもそうですが、自然と気持ちを睡眠モードに移行し、お休みスイッチをオンにする「入眠儀式」を習慣化すると良いそうです。
我が家では好きなアロマの香りに包まれたり、決まった音楽を流したり、照明を変えたりしています。ちなみに我が家では、アロマブルームの「アロマスプレー【サイレントムーン】(30mL/1980円)」を使っていて、かれこれもう5本目です。

雨や風の音が怖い
我が家の場合は、このケースで眠れなくなることが多く、未だに「これ!」という解決策が見つかっていません(泣)。私も未だにそうなので、気持ちがよくわかります。打ちつけるような強い雨の音や、外の様子が不安になってしまうようなビュービュー吹いている風の音、近くに落ちたんじゃないかという程ドーンと大きな雷の音。怖いですよね。外が気になっちゃいますよね。
音楽を少し大きめの音で流したり、明るい話題の会話をしたりしながら気をそらしたり。どうにも意識が雨に集中してしまう時は「雨の音が音楽みたいに聞こえるね」なんて、なんとか明るい気持ちにさせようと思っているのですが…結局、子どもも私も眠れない夜が続きます。
理想と現実…
温度湿度は快眠において大切なことなので、快適に過ごせるよう温度を調整しましょう。エアコンやサーキュレーターを上手に使い、それに合わせて寝具を選ぶのもポイントです。
ちなみに、快適な寝床内気候は33℃±1℃、相対湿度は50%±5%が理想。寝室内は季節に合わせて、温度が16~27℃、湿度は50~55%前後を維持するのが望ましいとされているそうです。
理想はわかっているのですが…なかなか難しい現実!「睡眠セラピスト」の資格を持っていても、思い通りにいかないことも当然あります。眠れない夜が続くと、心もお疲れ気味になってしまいますが、「我が家に合う快適」を探すことを「楽しむ」というのも、良いんじゃないかなと感じています。
毎晩の寝かしつけは、愛情の積み重ねだと私は信じています。成功したら、自分自身へのケアも忘れずに!「今日も1日よく頑張った!お疲れ様!」と、自分にちょっぴりご褒美を。モチベーション高めて、この時期を乗り切りましょう!

おやすみなさい。良い夢を。