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暮らしに彩りを添える、家族写真と子どもの作品の飾り方・残し方

家族写真や子どもの作品は、ふと目にするだけで心を和ませてくれます。けれども、スマートフォンの中や引き出しの奥にしまい込まれ、見返す機会は意外と少ないものです。小学生の子どもが3人いるわが家では、そんな写真や作品を、飾り方や整理の方法から少しずつ見直してきました。今回は、実際にわが家で取り入れている工夫をご紹介したいと思います。
家族写真の飾り方
家族写真はデジタルで保存しているため、飾り方もデジタルを活用しています。具体的には、家の中のモニターを“写真立て”のように使っています。わが家では、パソコンやアレクサのディスプレイ、プロジェクターなどのスクリーンセーバーに家族写真を設定。意外とモニターは多く、1台でさまざまな写真を表示できるため、スペースを取らずに楽しめます。

家族写真の整理方法
長女が生まれた翌年から、毎年1冊ずつフォトブックを作り続け、今年で10冊目になりました。写真は年々増えていきますが、「ベストショットだけを紙で残す」と決めてからは、整理に悩むことがなくなりました。最近は、夫と子どもたち(小5・小3)がフォトブックを作ってくれるように。写真整理が、ちょっとした家族の行事になりつつあります。

子どもの作品の飾り方
子どもが学校や保育園から持ち帰った絵や工作は、できるだけすぐに飾るようにしています。立体作品は棚の上に、紙の作品はホワイトボードに展示しています。マグネットで簡単に貼り替えられるホワイトボードは、作品の入れ替えがしやすく便利です。
ただ、一度飾るとそのままになりがちなため、あらかじめ取り外す目安を決めています。季節の作品は行事の飾りつけを片づけるタイミングで、それ以外は2週間から1カ月程度で外すようにしています。外した作品は押し入れに一時保管し、年に一度まとめて整理しています。

子どもの作品の整理・保存方法
すべての作品を保管するのは難しいため、わが家では年度末に1年分をまとめて写真に撮り、原本は処分しています。それでも手元に残しておきたいものは、「思い出ボックス」へ。子ども一人につき1箱と決め、入る分だけを厳選して保管しています。箱は押し入れの奥にしまい、年に一度見直すことで、その時々の成長をふり返る時間にもなっています。

おわりに|日常の中に思い出を
家族写真や子どもの作品は、ただ残しておくだけでなく、暮らしの中に「飾り」として取り入れることで、季節の移ろいや子どもの成長を感じさせてくれます。忙しい毎日の中でも、少し立ち止まって思い出に触れる時間は、私にとって癒やしのひとときです。これからも、できる範囲で、家族写真や子どもの作品を丁寧に扱っていきたいです。