“やりたい！”にすぐ応えられない私へ。習いごと、始めどきの迷い

「今やっている習いごと」わが家の現状と感想

現在わが家で取り組んでいる習いごとは、以下のとおりです。
息子：スイミング・オンライン英会話
娘たち：バトンクラブ（幼稚園のクラブ活動）

振り返ってみると、“始めどき”の迷いはいつもありました。スイミングはわが家で子どもがはじめて取り組んだ習いごと。息子と長女が一緒に始めました。

当時は、まだ子どもたちも小さく、1人で子ども3人を連れての送迎は正直大変で…。誰か1人でも体調や生活リズムが崩れると、習っている本人が万全でもお休みしたり、振替が必要だったりする難しさもありました。

でも今は、息子も近所のお友だちと一緒にスクールへ向かえるようになり、オンライン英会話も娘たちのバトンクラブも送迎不要。だいぶそれぞれのペースで取り組めるようになってきたと感じます。

こうして振り返ってみると、どの習いごとも、最初は「やってみようかな…どうしようかな…」の繰り返しでした。実は今も、新しい習いごと（ダンス）を前に、そんな気持ちになっています。

なぜ「ダンス、やってみようかな」と思ったのか？

長女から「ダンスやりたい！」と言われたのはたしか去年の冬ごろ。クラスのお友だちが何人か同じ教室でダンスを習っていて、その影響だったのかなと思います。

当時は「お友だちに影響されてるだけかも」とか、「幼稚園のスポーツクラブに週1〜2で通っているし、今はまだいいかな」と思っていました。

でもそのうち、「スポーツクラブ、嫌だ」と言うように。そして、「ダンスはやってみたい」と繰り返すようになってきて…。年中から年長へと進級するタイミングで、スポーツクラブは退会することにしました。次女もその流れにのって、「スポーツクラブやらない、ダンスやる！」と宣言。

私自身はリズム感がなく、ダンスは苦手。でも、歌って踊れるアイドルがかっこいいなと思うし、ダンスができる人にはちょっとした憧れがあります。体を使って自己表現するって素敵だし、体力づくりの面でも“ダンス、いいかも”と思うようになりました。

特に長女は繰り返し「やりたい」と口にしているし、体を動かすことが好きなタイプ。“やらせたい”というより、“本人の気持ちを伸ばしたい”という思いが強くなっています。

それでも足が止まる…迷いの理由

「ダンス、いいかも」と思っているのに、なかなか一歩が踏み出せない…。理由は、送迎やスケジュールの負担、きょうだいとのバランスなど。いろんなことを考えてしまって、気がつけば足が止まっていました。

「今はできても、環境が変わったら続けられるかな？」「子どもがやる気でも、私が送迎できなくなるかもしれない…」そんなふうに、まだ起きていないことを先回りして心配していたのかもしれません。

でも、こうして文章にしているうちに気づきました。「まだ体験もしていないのに、わからないことをあれこれ悩んでも仕方ないな」と。

まずは体験だけでも行ってみよう！そう思えるようになりました。お友だちと同じ教室がいいなと思っているので、ホームページから体験申し込みをしてみようと考えています。

「始めどき」ってなんだろう？私なりの答え

子どもが「○○したい！」と言ったことは、できる限り叶えてあげたいと思っています。でも、新しいことを始めるには、やっぱり少し勇気がいります。しかもそれが子どものことなら、家族全体のペースやバランスも考えなければなりません。

「始めるタイミング」に正解はないのかもしれません。けれど、「今、興味を持っていること」こそが、その子にとってのチャンスなのではないかと思うようになりました。

だからこそ親として整えてあげたいのは、「やってみたい！」という気持ちに寄り添える環境と、続ける中で前向きになれる気持ち。“本人の気持ちを大切にしたい”と思えたときこそ、親にとっての「始めどき」なのだと思います。