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グレーゾーンの8歳息子&3歳娘に翻弄されるワンオペママ

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我が子がお世話する側、される側になってみて思ったこと

我が子がお世話する側、される側になってみて思ったこと

小学生の長男はお世話される側になることが多く、幼稚園生の長女はお世話する側になることが多い我が家。
(兄妹間ではトップ画像の通り、長男が長女のことをよくお世話してくれています)
両方の立場になってみて感じたことを綴りたいと思います。

お世話される側の長男

小学生の長男は発語が遅れており、集団での行動が苦手だったこともあり、幼稚園在園の時にはよくしっかり者の女の子が引っ張ってくれていました。
先生がお話している時もしょっちゅう上の空だったので、声をかけてくれるお友達の存在がとてもありがたい一方で、長男をお世話してくれるお友達の保護者の方はどのように思っているのか、長男のことを迷惑に思っていないか心配していました。
長男の就園期間は新型コロナウイルスの感染流行と完全に重なっており、保護者同士が顔を合わせる機会がほとんどないまま卒園を迎えてしまったので、お礼もきちんと言えないままに卒園してしまったことに後ろめたさを今も感じています…

お世話する側の長女

時は流れ、長男が卒園した幼稚園に現在長女が在園しています。長女は家での顔と外での顔の使い分けに大変差があり、家では朝食・夕食ともに食べさせてあげないとならない手のかかる子。
ですが幼稚園ではクラスでもしっかり者の部類に入るようで、積極的に先生のお手伝いをしているそう。
小さなお友達に幼稚園の中を案内したり、泣いている子や困っている子を見つけると先生に報告したり頭をナデナデしたりと家の様子とは全然違う姿にビックリしています。
お昼ご飯を食べる時にはよく泣いてしまうお友達を隣で励ましながら、時にはご飯を食べさせてあげながら「おいしいねぇ」「よく噛んで食べるんだよ」と自分が普段言われていることを言いながらお手伝いしているそうで、このお話を担任の先生からお聞きした時には思わず笑ってしまいました。

お世話する側、される側、両方の子を持って思うこと

普段お世話をすることの多い長女にも苦手なことは沢山あり、児童発達支援事業所を利用しています。洋服の素材に拘りがあって着れる衣類が限られたり、大きな音が苦手でバイクやトラックが走り去るだけで大号泣したり、風が強い日には外に出れないこともあります。
進級してからの困りごととして、昨年度の教室は1階、現在の教室は2階なのですが、長女曰く「トイレの流す音が違う」「トイレの音が怖い」とのことで、2階の教室になってから水を流す音が怖くてトイレに行くことが出来なくなりました…(私には同じ音に聞こえるのですが、どうやら1階のトイレをリフォームした際にトイレ自体の入れ替えがあったようで、本当に音が違うようです…)

そこで担任の先生がトイレの時間に長女とお友達を呼んで「長女ちゃん、先生はお友達とトイレに行くから、トイレが終わったらここで待ち合わせね!」と長女に伝えると「うん、わかった!ここで待ち合わせする!」と納得し、一人でトイレに行き、用を足した後のお友達と合流すると仲良く手を繋いで戻ってきたようです。
このお友達との待ち合わせ作戦が長女には合っていたようで、次第にお友達がいなくても一人でトイレに行けるようになり「トイレが怖い」がなくなっていきました。
先生にトイレに誘われても「怖いから行きたくない」と断っていた長女が、お友達と一緒ならトイレに行けるようになったこと。お友達の力って、本当に凄いなぁと感じました。

保育参観の時にお友達の保護者の方に会い少しお話をしたのですが「いつも長女ちゃんに面倒みてもらっているようで、ありがとうございます」と言われました。
その姿にかつて長男が在園していた時のことを思い出しましたが「とんでもない!むしろこちらこそ、いつも仲良くしてくれてありがとうございます」その気持ちでいっぱいでした。

しっかり者の子にも得意不得意はあるし、私が知らないだけで長女がお友達に助けられていることも沢山あると思います。
長女に「どうしてお友達のご飯のお手伝いをしていたの?」と聞くと「だってお友達がかわいいから、だーいすきなの!」と教えてくれました。
大好きなお友達を助けたい、そういった優しい気持ちが芽生えたことが嬉しいし、初めての集団の幼稚園生活の中で助けてあげたり助けてもらったり、持ちつ持たれつ、お互いに支えあいながら共に成長していってくれたらいいなと思います。

大好きなお友達を助けてあげたい、そういった優しい気持ちからお世話をしている長女を私は誇りに思うし、お友達のことを決して迷惑だなんて思いません。
そのことを長男が在園中に気づけたら良かったなと思い、今回この記事を執筆しました。

中にはお世話する側、される側のバランスが大きく偏ってしまい、どちらか一方に負担がかかってしまっている場合もあり、そのような時には親も子も辛い状況になってしまうこともあると思いますが、お世話をしてもらったりされたりすることは決して悪いことばかりではないと私は思います。
これから先の長い人生の中で助けてあげたり助けてもらったり、他者と関わる機会は沢山あると思うので、人を思いやる優しい気持ちを常に忘れずに成長していって欲しいなと思っています。

これからも長女やお友達の成長がとっても楽しみです!

この記事を書いた人

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北海道

つばき

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グレーゾーン子育て中

言葉の遅れ&精神面のムラあり息子(小3)、独歩開始時期が遅く慎重派すぎる娘(年少)、夫、義父、基本ワンオペな私、でチームつばき家!の療育・食育・日常生活

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