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昨年空気を読んでくれた織姫様と彦星様、1年たった「願い」の変化

七夕が近づき短冊にお願いごとを書く場面が訪れるこの季節。娘が通う園では参観日に親子で七夕飾りを作ります。昨年、娘が願ったこととは…
にんじんになりたい
と言われて、私は試されました。これは誘導すべき!?尊重すべき!?と悩んで、「他にはある?」と聞いたところ「なら、たまごになりたい」と言われました。にんじんVSたまご…にんじんのほうがいいんじゃないか…当時まだ字が読めなかった娘、ごまかすという選択肢も一瞬頭をよぎったのですが、そのまま書きました。

「お願いごと」とは
正解がないはずなのに、ベストな答えはなんとなく頭に浮かぶ私。「ディズニーに行きたい」とか「プリンセスになりたい」とか、そんな願いごとを目にしては「子どもらしいなぁ」なんて微笑んでいました。娘も普段は欲しいものややりたいことに溢れていて、「にんじんになりたい」なんて当時一言も聞いたことがありませんでした。でも…予期せぬ答えもまた「子どもらしいなぁ」と思える貴重な一コマ。ちゃんと書いて良かったと1年経って思います。
5歳を目前に控えた今年は…
昨年七夕を終えて短冊は燃やされ、お空にお願いごとを届けたようですが、娘は今も人間をやっているので願いは叶わずでした。さて今年、娘がお願いしたことは…


「おたんじょうびに けうきを たべたい」
7月生まれの娘、先日人生初となるホールケーキを予約しに行きました。ただ、世の親御さんお決まり(であろう)の小言「いい子にしてないと作ってもらえないよ!」が効いているのか…謙虚なお願いごとに微笑ましくなった七夕イベントでした。
きっと「今だけ」だから大切に。
成長とともに、私が喜びそうなことをわざと言ったな、とか、空気読んでいるな…と思うことが増えました。もちろん生きていくうえで必要なスキルなので喜ばしいことなのですが、とんでもないわがままが懐かしくなる日もあります。突拍子もないお願いごとこそ永久保存、短冊を眺めてはそんな願いを探す季節です。
お空に届けるお願いごと、素敵な風習に感謝です。