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ママ絶叫、息子は虫あみ。「戦った夏」の納戸事件

満面の笑みで虫あみを持ち出してきた2歳の息子。
そのすぐ横で、私は食器用洗剤を片手に、
涙をボロボロ流しながら絶叫していました。
「お願い、そこ動かないでぇぇぇぇ!!!」
納戸でゴキブリが出たんです。
夫はいない。家にいるのは、私と息子だけ。
想像を超える地獄の昼下がりが、そこから始まりました。
遭遇
息子が「ブロックで遊びたい」と言ったので、私は納戸にしまってあったおもちゃを取りに行きました。
薄暗い納戸の中、しゃがんでブロックを出そうとしたそのとき。
カサッ…という音がして、ふと目をやると――
いました。黒くてすばしこい“あいつ”。
ゴキブリ。
私はその場で絶叫。
「ぎゃああああああああああ!!!!!」って。
その声に驚いたのか、ゴキブリが猛ダッシュで逃走開始。
その瞬間、後ろにいた息子が目撃。
「ぼく、つかまえる〜!」って、
ノリノリで虫あみを取りに行こうとする息子に、私は叫びました。
「お願い、そこ動かないでぇぇぇぇ!!」
震える手で、私はゴキブリと戦う覚悟を決めました。
戦い
でも、うちには殺虫剤がない。
目に入ったのは、食器用洗剤。
「ゴキブリの体って油で覆われてるから、
食器用洗剤で呼吸孔をふさげば動かなくなる」
そんな話を、どこかで聞いたことがあって――
半信半疑でシュッとかけてみたら、
ゴキブリはみるみる動きが鈍り、やがてストップ。
「……え、効いた…?」

第2ラウンド
泡タイプの食器用洗剤をたっぷりかけたせいで、
周囲は泡だらけの戦場に。
しかも、あとから知ったんですが、
洗剤ではゴキブリを“確実に殺す”ことはできないんだそうです。
呼吸孔をふさいで一時的に動かなくさせる“応急処置”であって、
環境や条件によっては時間が経ってから復活する可能性があるとのこと。ひえぇ。
そしてもう一つ。
洗剤で倒すとゴキブリの体内にある病原菌が外へ溶け出ることがあるそう。
つまり、目に見えない汚染が広がっている可能性があるということ。
なので私は:
・紙コップ+クリアファイルで触らず処理
・ゴミ袋をしっかり密閉
・しっかり拭き取りと除菌
・濡れ雑巾で何度も仕上げ拭き
と、泣きながらも超真剣に後始末しました。

ゴキブリが出たときの応急&予防マニュアル
・食器用洗剤は応急処置(動きを止めるだけ。復活する可能性あり)
・処理後の除菌・消毒は超重要!
・紙コップ+クリアファイルで触らず処理(子どもがいても安心)
・ブラックキャップや毒餌の設置(息子の手が届かない場所に)
・ゴキジェットなどの殺虫剤は常備必須!
・侵入経路(排水口・玄関など)のチェックも忘れずに
おわりに
泣き叫ぶ私と、虫あみを持つ息子。
まるでコントのような昼下がりでしたが、あれは本気の戦いでした。
息子は笑って「ママすごーい!強かったね!」って言ってくれて、心がちょっと救われた気がしました。
殺虫剤持っておくべきです!