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年少の長女に運動会の感想を聞いて涙が止まらなくなった話

4歳長女の運動会が先日執り行われました。お天気も良くて運動会日和なこの日。人見知り、場所見知りな長女はずーっとハの字眉毛で参加していました。
なんとか全ての競技に参加は出来たものの、一体彼女は何を思いながら参加していたのか?
感想を聞いてみると、思わぬ答えが返って来て思わず泣かされてしまいました…。
事前の練習から問題発言連発!?
年少の長女の学年は遊戯、障害物競走、親子競技の3つの種目に参加予定でした。幼稚園でも運動会の練習が多くなり、練習でどんなことをやっているのか聞いてみると「ひみちゅ!」と教えてくれなかった長女。
それでも気になるので聞いてみたところ「運動会の練習はねー疲れるの!」「でも仕方がないからやるの」となんともまぁ4歳らしからぬ発言!
運動会が楽しみで待ち遠しい!という子が多いであろう中で、いつもと違う環境への不安感、心配感が強い長女らしい発言だな、とも感じました。
運動会当日
運動会の会場はたまたま我が家の校区の小学校を借りて行われたのですが、何度も足を運んでいる場所ではあるもののいつもと違う雰囲気に表情の硬い長女。
園児集合ではママから離れたくない!と必死に抵抗されましたが、なんとか引き離して先生にお任せし、私は役員の仕事へ。
ラジオ体操の時には直立不動でしたが、その場にいられただけでも十分頑張りました!
そして最初の遊戯では全く踊らず、加配の先生にべったりくっついていた長女。徐々に慣れてくるかなと期待もしましたが、踊らずに最後の方は加配の先生の影に隠れてしまい、姿すら見えなくなってしまうほど。
障害物競走もスタートの笛が鳴っても動かず、先生と一緒に参加して最後は抱っこしてもらってゴール!
親子競技は息を吹き返したかのように元気になって私と一緒に参加出来ましたが、終始ハの字眉毛に気持ちを落ち着けるための指しゃぶりをしまくっていました。
運動会の感想を聞いてみると…
帰宅後に長女に運動会の感想を聞いてみました。
私の予想では意外にも「楽しかった」や事前に言っていた「疲れた」かなと思ったのですが、長女の口から出た言葉は「悲しかった」でした。
悲しかった???詳しく聞いてみると「ママやパパ、じぃじやばぁばも来てるのに、一緒にいられなかったから悲しかったの」「だからママ達の方を見ないようにしていたんだけど、それでも悲しかったの」と。
遊戯の時に加配の先生の影に隠れたのは恥ずかしかったからではなくて、私たちの姿が見えると悲しくなっちゃうから隠れたようでした。
4歳にしてパパやママから離れて頑張らなきゃいけない時だと理解して、悲しくても親の元に来るのを我慢して、沢山の人に見られることが苦手なのに全ての競技に参加した長女。
ずっとハの字眉毛だったのも、指しゃぶりをしすぎて途中でムックのように人差し指~小指の4本全てを口に入れていたのも、長女なりの我慢からきているものだったのだと知り涙が止まらなくなりました。長女、本当によく頑張ったね…!
皆と同じように参加は出来なかったけれど、悲しい気持ちを我慢して乗り越えてきた長女を誇りに思いました。
「成長」を知っているからこそ
現在小3の長男も、年少の運動会の時にはいつもと違う環境から号泣していたし、障害物競走はまさかの全てスルーで1人だけかけっこ状態だったのでぶっちぎりの1位でした(笑)。
そんな長男も年長の時には全ての競技をお友達と楽しんで参加していたし、小学生になると運動会が待ち遠しすぎて眠れなくなったり選手宣誓に立候補したり、彼なりに成長したのを知っているので、長女のこの姿も今だけのものなんだろうなと思います。
苦手なことでもやらなきゃならないことは大人になってもあるし、苦手なものにチャレンジするのも大切なこと。
ただ【気持ち】の部分の振れ幅が人一倍大きい長女なので、この先も上手くフォローしながら前向きな気持ちで過ごせるように見守っていきたいと感じました。
運動会が好きじゃないっていう子も一定数いてもいいと私は思います!