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「混雑ムリ!」な夫と花火を見たい私と子どもたち…たどり着いた穴場が最高すぎた!

シンガポールの夏といえば、やっぱり「ナショナルデー」の花火。
毎年8月9日、建国記念日のフィナーレとして、マリーナベイ周辺で大規模な花火が打ち上がります。
でも実際に行こうとすると、気になるのが混雑。
「人混みがすごそうで、子連れではちょっと…」「混雑は苦手だけど花火は見たい…」というご家族も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそ知ってほしいのが、『予行演習』での花火鑑賞。
今回は、実際に子どもを連れて花火を見に行った私の体験をもとに、子連れにもやさしい穴場スポットをご紹介します。
そもそも「ナショナルデー」って?
毎年8月9日は、シンガポールの独立記念日です。
この日には街中が赤と白に彩られ、国旗が掲げられ、国を挙げてのパレードと花火大会が開催されます。
午後から始まる「ナショナルデー・パレード(National Day Parade)」では、軍によるパフォーマンス行進、空軍の飛行ショー(巨大な国旗が空に広がります!)、有名アーティストのライブ、そして夜の大迫力の花火と、盛りだくさんの内容です。
※内容は年によって多少異なる場合があります。

本番じゃなくても楽しめる!実は『予行演習』でも花火は見られます
ナショナルデー当日はとにかく混雑がすごく、子連れで行くには少しハードルが高め。
でも実は、本番さながらの花火が見られる「予行演習」が、当日より前に何度か行われているのをご存じでしょうか?
私が2025年の予行演習を実際に見に行ったとき、花火は3回に分けて打ち上がりました。
まず19時35分頃には、突然始まる小規模なサプライズ花火があり、観客の「わっ!」という驚きの声があちこちで上がりました。
次に19時45分頃には、空軍による飛行ショーが終わった直後に、少し大きめの花火が上がりました。予行演習とはいえ、迫力ある演出に子どもも大人も大興奮でした。
そして20時10分頃には、夜空いっぱいに広がる大規模な花火が打ち上がり、「これって本番と同じじゃない?」と思うほどのフィナーレ感。予行とは思えないほどのスケールで、家族で一緒に見られたことが嬉しくて、特別な時間になりました。
予行演習の花火は本番より人が少なく、時間も短めなので、子連れでも気軽に楽しめます。土曜日に行われることが多いので、シンガポール滞在中の週末の思い出作りにもぴったりです。

我が家が見つけた!子連れにやさしい花火の穴場スポット
わが家は、「混雑が苦手な夫」と「せっかくなら近くで花火を見たい私と子どもたち」という、希望がバラバラな花火観賞スタイルでした(笑)。
でも、何度か試していくうちに、家族全員が納得できる『ちょうどいい場所』を見つけました。

セントーサ行きロープウェーの始発駅付近(HarbourFront)
HarbourFront駅周辺にあるロープウェー乗り場の近くは、高層ビルの向こうにチラッと花火が見えるという、ほどよい距離感。混雑もそれほどなく、少し花火の雰囲気を感じたいという家族にはぴったりのスポットです。

しかも、2025年はハローキティとのコラボケーブルカーも運行中。乗り物好きの子どもは大喜びでした。

我が家は、日中はセントーサ島で遊び、夕方にHarbourFrontに戻ってきてから、ちょうどよいタイミングで花火を見ることができました。
(ちなみに、ロープウェーの中からは花火は見えませんでしたが、降りたあとの眺めはとてもよかったです。)


Marina Bay東側の芝生エリア(マリーナブルバード付近)
もうひとつおすすめなのが、Gardens by the Bayとマリーナブルバードの間にある芝生広場(青いスポット部分)です。
ここは、マリーナベイサンズを正面に望めて、花火を背景に家族写真も撮りやすい穴場スポット。実際に行ったときも、レジャーシートを敷いてピクニック気分で楽しんでいる家族が多く、子どもたちも自由に動き回れてとてもリラックスできました。

ただし、周囲にトイレが少ないので、出発前に済ませておくのがおすすめです。
全部の花火が見えるわけではありませんが、雰囲気を味わうには十分な場所です。

花火鑑賞にあると安心な持ち物リスト(子連れ向け)
花火の時間は夜。子連れでのお出かけを快適にするために、以下の持ち物があると安心です。
・冷たい飲み物(ストローマグや水筒)
・軽食やおやつ(ぐずり対策に)
・虫除けスプレー(芝生エリア対策)
・懐中電灯や小さなライト(帰り道の安全確保)
・折りたたみ傘(日除け&雨対策)
・着替え・おむつ(汗をかいた時のために)
・花火の待ち時間に使えるおもちゃや絵本

【わが家に合った楽しみ方】で、夏の思い出をつくろう
ナショナルデーの花火は、見る場所やタイミングを工夫すれば、小さなお子さんがいても無理なく楽しむことができます。
「全部見なきゃ!」と頑張るよりも、「ちょっとだけでも楽しめたらOK」くらいの気持ちで。
予行演習の花火や穴場スポットを利用すれば、混雑に疲れることなく、思い出に残る花火体験ができると思います。

是非、家族らしい過ごし方で、すてきな時間をお過ごしくださいね。