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なかなか文字を覚えようとしない、うちの子(4歳)…

忙しい夕方。洗い物の途中でふと聞こえる小さな声――
「パパ… これ、なんて読むの?」
いつもは文字に見向きもしない我が子が、突然ひらがなを指差しました。
親にとってはただの1コマでも、子どもの脳内では 「文字=楽しい」 という回路が芽生えかけている大チャンス。ここで「ちょっと待ってね」と流すか、「ここぞ!」と向き合うかで、その芽の伸び方が大きく変わります。
以下では 「文字に興味ゼロ」に見える子でも必ず訪れる“学びの芽”を逃さないヒント を3章構成で紹介します。焦らず、怒らず、でも見逃さない──そんなスタンスでいきましょう。
興味スイッチ”はいつ入るかわからない
長男は4歳時点で看板や自分の名前を読み、次男(今回の主人公)に読み聞かせをしてくれていました。
比べるのは良くないと思いつつ、「なんとかならんかな」と思っていました。でも突然、上のようなことが。
これはきっと
・ひらがなポスターや絵本が自然と視界に入る場所にある。
・長男が声に出して音読の宿題を楽しむ姿を毎日見ている。
この辺がな「たね」になっていたようです。
気を付けるのはココ!
読むといってもまだまだ「ワ レ ワ レ ハ ウ チ ュ ウ ジ ン ダ 」的な読み方です。
「お兄ちゃんは読めるのに!」は言わない。当然、逆効果です。他者比較は自己効力感を下げ、学習意欲を奪います。代わりに「昨日より“ま”がはっきり読めたね」と本人の成長にフォーカスします。
忙しい時に「あとでね!」と流さない。子どもの興味の瞬間は短く、熱がすぐ冷めます。代わりに10 秒でも目を合わせ「いいね!あとで一緒に読もう」と関心を肯定します。
洗い物をしていたりご飯を食べていたりする時は正直困るんだけど、そこは未来への投資です。意識して聞いてあげます。

まとめ
文字への興味は必ず訪れるがタイミングは予測不能
比較・強制・急かしは学びの芽を摘むだけ
チャンスは秒単位で通り過ぎる
家事や仕事はあとでも取り返せますが、子どもが「読んで」と言ったその一言は二度と同じ形で戻りません。忙しい日々の中でこそ、その“ゴールデンタイム”を見逃さない親でありたいですね。
“今? 今なの!?” その瞬間がゴールデンタイム