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最近よくある「お薬がありません!」と薬局で告げられたときの対処法とは?

最近よくある「お薬がありません!」と薬局で告げられたときの対処法とは?

薬局薬剤師のkaorinmarinです。今回は、薬局でお薬の「在庫がない」と言われたときの対処法をお伝えしようかと思います。

お薬の不安定供給が続いています

コロナ禍以降さまざまな要因が重なり、今でも医薬品業界ではお薬の不安定供給状態が続いています。

皆さんも耳にしたことがあるかもしれません。「風邪薬がない」「咳止めがない」「そのためお薬をお渡しできません」と言われ、処方せんを返された経験があるかもしれません。本来、正当な理由がなければ調剤を断ることはできないと薬剤師法で定められています。

薬局にお薬があることが一番なのですが、万が一「在庫がない」と言われたときの対処法をお伝えしようかと思います。

対処その1:薬を買ってきてくれる

薬局によっては近くの他の薬局と連携している場合があるので(いい関係を築いている)、近くの薬局から買ってきて用意してくれる場合があります。

対処その2:在庫のある他の薬に変える

薬局にある同じような効果の他のお薬に変えてもらうこともできます。ただし、変更には医師の許可が必要です(疑義照会)。問い合わせをお願いしてみましょう。

対処その3:他の店舗から譲ってもらう

複数の店舗がある薬局では他店舗に在庫があるかもしれません。他店舗の場所にもよりますが、在庫があればその日のうちに用意してもらえる可能性もあります。

対処その4:急ぎでなければ、翌日以降

お急ぎの薬でなければ、その日のうちに発注をお願いし、翌日以降の受け取りも可能です。ただし、急ぎであれば、上記の1から3の方法でお願いするのが良いでしょう。また、種類によっては発注しても入ってこない薬もあります。

お薬を受け取ることができない!なんてことにならないように

私の勤める薬局でも、ある種の咳止めのお薬が入手困難な状況です。こちらのお薬はどの薬局でも入手が見込めないため、ほとんど「その2」の問い合わせをしています。

入荷状況も非常に不安定で、「今日はあるけど、明日はない」「午前中はあったけど午後はない」といった状況のお薬もあります。

薬局の状況を理解しつつ、お薬をもらうために路頭に迷うことのないようにしてもらえると嬉しいです。

※私の経験に基づいた対応についてご紹介しています。上記以外にも対応の仕方があるかもしれません

必要な薬が必要な時に受け取れる、お薬の流通が安定しますように。

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神奈川県

kaorinmarin

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薬局薬剤師

小3と年長の姉妹、パパの4人家族。趣味はカフェめぐりとクレイフラワー制作。週4で薬局薬剤師。薬剤師をしていて感じたことを【調剤薬局の舞台裏】シリーズとして発信!

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