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手土産どうする?子どもがお友達のおうちへ遊びに行く時のおやつ問題

学校や園生活に慣れて、帰宅後にお友達と遊ぶ機会が少しずつ増えてきた頃でしょうか?とはいえ、日々この猛暑…外で遊べるタイミングが限られてきます。そうなると、お友達のおうちに遊びに行くことが必然的に増えていきます。「子どもがお邪魔するのに手ぶらでいいのか?」「何のおやつをどれだけ持たせるべきか?」と悩みませんか?
おやつ何持ってく?
未就学児の場合は、友達と上手に遊べるようになるまで、おうちの方と一緒にお邪魔し見守ることが多いと思います。一方で、小学生になると子どもだけでお邪魔することが増えてきます。
我が家の長女はご近所に同じ学年の子が多く、幼稚園年長~低学年の頃は、一つの家に大人数で集まり、ワイワイと遊ぶことがよくありました。当時、我が家の近隣は新しくできた住宅エリアだったこともあり、子どももママたちも「早くお友達を作りたい」と思っていました。そのため、最初の頃はみんなが気を遣って、集まる人数分のお菓子を持ち寄ることが多かったです。
よく集まっていたお菓子は、おせんべいやスナックの小分けできる大袋タイプ。個別包装でシェアしやすいものの、ごみが細かく出るうえに、手の力が弱い幼児には開けられず「開けて~」と言われることも多く、少し手間がかかりました。逆に、小分けできないお菓子だと取り合いになってしまい、それはそれでトラブルの原因に…。
お菓子によるトラブル
そんな集まりが回を重ねるうちに、【お菓子集まりすぎ・食べすぎ問題】が発生。
子どもだけで遊びに行く/来ることが増えてくると、おやつを食べてから遊び始める流れになり、ダラダラしているうちに遊ぶ時間が減り、気持ちも消化不良のまま帰ることも…。
お土産や特別なお菓子をいただいても、子どもから報告を受けない限り知らずにいます。たまに〇〇さんからいただいたお土産を一緒に食べたよと教えてくれるママもいますが、受け入れ人数が多いと伝え忘れだってあります。せっかく子どもがいただいたのに、お礼を言えずに過ぎてしまうことも。
また、特別なことはしていないのに、高価なお菓子やジュースをいただくことに、招く側としても気を遣うようになります。
そんな状況が続いていた時、とあるママからの提案で「お菓子食べすぎて夕飯食べてくれなくなってきちゃったんだけど、お菓子やめない?」という一言がありました。
「実はうちも!」と、周りのママたちも大きく同意。こうして、新しいルールが生まれました。

おうち遊び時の新ルール
・おやつ+宿題を家で終えてから遊びに行く
・持ち物は水筒だけ
おもちゃも、同じものを持っていると誰のものか分からなくなってしまったり、細かいものを持っていくと忘れ物になったりすることが多いです。だから、余計なものは持っていかない。
【持ち物は水筒だけ】
【おやつは食べてくる】
【宿題は終わらせてくる】
という、地区・グループ独自のルールを設けました。
最近はアレルギーを持つ子も少なくありません。知らぬ間にアレルゲンを含むお菓子を与えてしまうリスクを避ける意味でも、お菓子を持たせないのは合理的です。
このルールのおかげで、
・宿題を早く終わらせられる
・お菓子のダラダラ食べがなくなる
・忘れ物を減らせる
と、子どもたちもメリハリのある楽しい遊び時間を過ごせるようになりました。
たまのご褒美も
だいたい2か月に1回ほど、お誕生日会やイベントなどの際には、みんなでお菓子を持ち寄って楽しく遊ぶ日を設けています。この日はママたちも参加して、おしゃべりタイム。日頃のストレス発散にもなります。こういったルールがあると、ママたちも安心でき、日々のおやつ準備に頭を悩ませることもなくなりました。
ルールの見直し
学年が上がると、遊ぶグループも少人数化していきます。
その後は様子を見ながら、
・宿題を一緒にやるのはOK
・お土産がある時はお菓子OK
など、柔軟にルールを変更していくことで、子どもたちも自分たちで時間を上手に使えるようになっていきます。
招く/招かれる、どっちがいい?
「招く側」にしわ寄せがいかないか?
「招かれる側」は、「手ぶらで行かせていいのか…」「気配りができない人と思われるかも…」と悩むことも。
「うちの子、おやつ食べ過ぎちゃうので持たせません」とは、なかなか言いづらいですよね。だからこそ、自分が招く側になった時にルールを提案しておくと、お互い気を遣いすぎずにすみます。
私は「招く派」です
私はできるだけ「招く側」でいたいと思っています。その理由は、「招くからには家をきれいにしておこう」と心がけられるからです。
小学校低学年位の子どもまでは、人の家の扉や引き出しを勝手に開けることも多々あります。だから家中あちこち油断はできません(苦笑)。一応その対策として【この部屋だけ】など活動範囲を決めると目も行き届きます。
初めてのお友達を招く時は、「宿題とおやつを済ませてから来てね。お菓子は持ってこなくていいよ」と一言添えています。
ただし、それを一方的にLINEで伝えると、ニュアンスによっては「冷たく感じられる」こともあるので、できるだけ直接おうちの方にお会いした時に理由も添えて、ソフトにお伝えするようにしています。
おうち遊びのお菓子ルールまとめ
子どものお菓子の食べ過ぎや、手土産の数・内容に悩む時間を減らすことで、お互いフラットでいい関係が築けるのではないでしょうか?気を遣うのは「たまのイベント」の方が、かえって盛り上がり、親子ともに楽しめるはずです。
これからやってくる長期の夏休み。お友達と遊ぶ時間も増えそうです。
そんな時は、
【○時~の遊びの時だけおやつ持参】
【自分が食べる分だけ】
など、それぞれにあったルールを決めておけば、迷わずに済みます。
長い夏休みも、学び・遊び・食事にメリハリをつけて、親子で充実した時間を過ごしたいですね。
