ブログ
ヤンチャ坊主との奮闘記

公開

えっ、シンガポールに温泉!? シンガポール在住日本人にも大人気な穴場スポットに行ってみた!

えっ、シンガポールに温泉!? シンガポール在住日本人にも大人気な穴場スポットに行ってみた!

シンガポールのセンバワン温泉公園で、足湯と歴史にふれるひととき。

シンガポールといえば常夏の島。
年中あたたかくて、外では汗が止まらないほどの陽気。だからなのか、お風呂のないお部屋もめずらしくありません。

お花は色とりどりでお散歩するのが楽しくなっちゃう

そんなシンガポールで、シンガポール在住の日本人に大人気。そして、ちょっとホッとできる場所があると聞いて――週末、家族で訪れてみました。

ほっとできる場所はここから始まるよ!

その場所は…

シンガポール唯一の天然温泉公園「センバワン温泉公園」です。

緑豊かな場所だよ

温泉が湧くなんてめずらしい!?

地震や火山活動がないことで知られるシンガポール。そのため、温泉が湧くのはとってもめずらしいことなのだそうです。このセンバワン温泉は、島内で自然湧出している温泉で、歴史は意外と古く、なんと1909年にはボトル天然水として販売されていたとのこと。

その後、第二次世界大戦中には日本軍がこの湧水を温泉浴場として整備した歴史もあるのだとか。爆撃で水の流れが乱れてからは、地域の人々が足を浸けたり、洗濯をしたり、温泉卵を作ったりと、生活の中に自然と温泉が溶け込んでいったそうです。

現在は地元住民の声を受けて整備され、2020年に「センバワン温泉公園」としてリニューアルオープンしました。

温泉公園はここだけ!

日本人として複雑な気持ちも、でも知れてよかった

第二次世界大戦中に、日本軍が温泉として利用していた――という話には、やはり複雑な気持ちになります。でも、そんな歴史があったことを知らずに通り過ぎるのは、もっともったいない気もしました。

当時の背景や人々の思いにも心を寄せながら、この温泉地は、日本人にもご縁のある場所として、丁寧にふれたい歴史のひとつなのかもしれません。

アクセスはちょっとした小旅行気分!

場所はシンガポールの北部、マリーナベイサンズなどの中心エリアから公共交通機関で約1時間。電車とバスを乗り継ぎながら向かうと、ちょっとした遠足気分を味わえます。

到着して最初に感じたのは、公園の入り口のものものしさ。実はお隣に空軍基地があるため、軍の施設や柵などがすぐ近くに見えます(軍事施設などは撮影禁止のため、写真を撮る時は注意したいですね)。

公園に入れる時間は決まっているよ

でもその奥に入ると、景色は一転。
緑豊かな公園と、のんびりと足湯を楽しむ人たちの姿が広がっていました。

森の先にはこんな足湯の場所があるよ

40℃の足湯と、70℃の温泉卵づくり!

足湯エリアには、段階的に温度の違う湯船が用意されています。一番ぬるいところでも約40℃と、日本人にはなじみのある温度。

ただし、ここはシンガポール。炎天下&コンクリートの照り返しで実際の体感温度はかなり高めに感じます。足湯中は日傘や帽子、水分補給がマスト!

地元の方々はバケツに温泉をくんで木陰で足湯を楽しむスタイルも多く見られました。とても上手な過ごし方だなと感心。

地元の人はこんな感じでお湯を日陰に持って行って足湯していたよ

また、70℃の源泉では温泉卵も作れるコーナーがあります!
自分で卵を持参し、温泉にゆっくりつける体験は、子どもも大人もワクワクしますよね(※やけどには十分注意を)。

卵の種類にもよるけど、30分くらいで温泉たまご出来るよ

子連れで行くなら、これを持っていこう!

小さなお子さん連れの場合、いくつかあると安心な持ち物をご紹介します。

まず必須なのが、足をふくためのタオル。
公園内は舗装されていますが水濡れしやすいので、サンダルや着替えもあると便利です。
温泉をくんで移動したい場合は、折りたたみバケツがあるととっても便利。

また、70℃の源泉で温泉卵を作りたい方は、生卵をお忘れなく。
飲み物の販売はないので、水筒やペットボトルの飲料もぜひご持参を。

そしてなにより、日よけグッズ(日傘・帽子)と水分補給は必須!
炎天下での足湯は想像以上に暑いので、涼める準備をしっかり整えて楽しんでくださいね。

注意書きの看板も見てから、足湯してね。混んでいると足湯待ちもあるよ

アクセス情報

施設名:Sembawang Hot Spring Park
住所:Sembawang Road, Singapore 756952
営業時間:7:00〜19:00
最寄駅:Yishun MRT(NS13)
アクセス:駅からバス(859など)で約10分、さらに徒歩5分ほど。マリーナベイサンズ周辺からは約1時間

お風呂に入る習慣が少ないシンガポール。でも、足湯という形であたたかさに触れられる場所があるって、やっぱりうれしい。

何より、ここには日本人として知っておきたい過去の足跡がありました。ほんのひとときでも、温泉に浸かりながら、歴史や暮らしについて家族で話せる――そんな時間が持てたことが、とてもよかったなと思います。

またひとつ、知らなかった場所と、知らなかった歴史に出会えました。これからも、身近な場所から知ることを大切にしていきたいと思います。

足湯サイコー!

是非、シンガポールの歴史を学びながら、足湯も体験してね。

この記事を書いた人

ここさの画像

海外

ここさ

ヤンチャ坊主との奮闘記

薬剤師 スポーツファーマシスト

夫・長男7歳(小2)・次男5歳(年中)
成長曲線の下をいくにーにと特定の食べ物しか食べないチビ。悩みながらの子育て情報をお届けします。

ここさ:新着ブログ

あんふぁんチームズ

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌