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熱中症対策していたのに。「暑い」と思ったときには…長男まさかの異変

「まだ6月なのに、なんでこんなに暑いの…?」朝からそんな言葉が思わず口をついて出ました。天気予報では、ちょうど東北も梅雨入りしたとのこと。例年なら、少し肌寒さが残る時期のはずなのに、まるで真夏のような空気。連日30℃超え。朝7時で気温はすでに高く、ジリジリと照りつける太陽が。日差しが強く、登校前の長男の顔にもすでにうっすら汗が浮かんでいました。
嫌な予感で送り出した朝
「今日は危ないかも」と感じた私は、できる限りの対策をして長男を送り出しました。
・帽子をかぶる
・冷感ネックリングを首に巻く
・水筒にはたっぷりの水
・「こまめに飲んでね」「無理しないでね」としつこいくらい声かけ
「これだけやっておけば、大丈夫だろう」と思っていたんです。
帰宅した長男の異変
夕方、学校から帰ってきた長男の「ただいま…」という声が、なんだか元気がありませんでした。顔は赤く、体は汗だく。ランドセルを置く動作もいつもより遅く、なんとなくしんどそうな感じ。おでこに手を当ててみても熱はありません。でも、「頭が痛い」「足がだるい」「体が痛い」と言い出しました。体温は平熱のままですが、私はすぐに、「これ、熱中症かもしれない」と直感しました。
熱がなくても、熱中症になる
私自身、熱中症=高熱や嘔吐、意識がもうろうとするような症状を想像していたのですが、調べてみると実は、軽度の熱中症は【熱が出ない】ことも多いんだそうです。
熱中症には頭痛や倦怠感、筋肉痛のような症状もあるそうで、長男はまさにその状態でした。
子どもって、限界に気づきにくい
さらに話を聞いてみると、放課後そのまま友達と公園へ直行し、野球やドッジボールなどのボール遊びをしていたとのこと。途中で「ちょっと頭痛いかも」と思ったそうですが、楽しくてやめられなかったみたいです。
子どもって、「遊びたい」が優先されるんですよね。限界にも気づきにくいし、不調に気づいても、休む判断って本当に難しいと思います。
我が家が見直したこと
今回の件をきっかけに、我が家では以下のことを見直しました。
・熱中症警戒アラートが出ているような暑い日には公園には行かない
・遊びに行く前に「今日は本当に大丈夫?」と体調確認
・水分だけでなく、塩分タブレットも常備
・「少しでも体調が変だったら、すぐ帰ってくる」を繰り返し伝える
そして親自身も、「対策したから大丈夫」と思い込まないこと。これが一番大切なのかもしれません。

今回は軽度の症状で済みましたが、「熱がないから大丈夫」と思っていたら、もっと悪化していたかもしれません。「暑い」と思ったときには、もう体に負担がかかっている。それを教えてくれた今回の出来事は、きっとこの先も忘れないと思います。
これから夏本番。熱中症に気をつけながら、子どもたちと一緒に、楽しい夏休みにしていきたいですね。