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【恐怖体験】子供が突然階段駆け下りる…意識はなし!?「熱性せん妄」って知ってる?

我が家の長男は現在12歳。小さい頃から、熱が出た時に目を開けたまま変な言動や行動をとることがありました。
調べてみると、それは「熱性せん妄」という症状かもしれないそうです。
一般的に3〜6歳によく見られるとされるこの症状。でも長男は、12歳になった今も、たまに熱性せん妄のような様子が見られます。
小さい頃から夜驚症だった長男
長男は小さい頃から夜中に突然叫んだり泣いたり、壁に向かって喋ったりすることがよくありました。夜驚症のような傾向です。
同じような症状は三男にもありましたが、熱性せん妄が起きるのは長男だけです。次男と四男にはそのような症状はありません。
いちばん怖かった出来事
10歳のある日、長男が突然むくっと起きて、暗闇の中で意味のわからない言葉をごにょごにょ喋り出しました。
そのまま廊下をウロウロし、階段を勢いよく駆け下りたのです。止める間もなく駆け下りたので本当に怖かったです。
そして、おでこを触ると高熱!
「大丈夫やで~」と声をかけましたが、布団を履こうとするなどおかしな行動…。
怖くて夜間救急へ行きましたが、受診時には普通に戻っていて、熱だけだったので解熱剤だけいただいて終わりでした。翌日長男に聞いてみても記憶がありませんでした。

12歳になっても…
先日も高熱が出た夜中に突然立ち上がり、「ここ、どこ!?」と叫んで部屋を出て行こうとした長男。
目は開いていて意識があるように見えるのに、話す内容は支離滅裂。翌朝には「何のこと?」とやはり記憶なし。
「やっぱり熱性せん妄かも…」と確信しました。

熱性せん妄とは?
熱によって一時的に脳が混乱し、幻覚や妄想のような言動をしたり、記憶が残らなかったりする症状。
風邪やインフルエンザなどで高熱が出たときに見られ、3〜6歳に多いとされますが、まれに大きくなっても起こるようです。
親ができること
まずは落ち着いて見守ることが大切。
大声を出さず、手を握ったり、やさしく背中をさすって安心させてあげてください。
階段など危ない場所には行かないように。

知っているだけで安心できる
私も最初は「なんで叫ぶんだろう?」「大丈夫なのか怖い…」と不安でした。
でも、こういう症状があると知ってからは、少し冷静に対応できるようになりました。
我が家の対策としては、長男が熱が出た際は念の為に、パパと1階で寝るようにしています。
もし似たような経験がある方は、「熱性せん妄かもしれない」と覚えておいてくださいね。