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保育園児の夏休みに「絵日記」をはじめてみたら…まさかの効果に感動!

小学生の夏休みの宿題といえば、絵日記。「まだ保育園児には早いかな?」と思っていたんですが、最近わが子が少しずつ文字に興味を持ち始めていたこと、そしてこの夏はたくさん遊びたいな〜という思いもあって、思い切って絵日記を始めてみることにしました!
その結果…これが想像以上に良かった!表現力、観察力、親子の会話まで豊かになって、いいことづくしだったので紹介したいと思います!

書き忘れてもOK!という姿勢でゆるくスタート
使っているのは「おやこ夏休みてちょう」。手のひらサイズで持ち運びやすくて、イラストと文字を書くスペースが分かれていて、子どもも取り組みやすいデザインになっています。
わが家では、「毎晩開いて、1日1ページ」「書き忘れた日があってもOK」「ひらがなは、鏡文字など間違えても気にしない」というスタイルでゆるく続けています。
会話のきっかけが増える!
絵日記を始めてからは、「今日なに書こうかな?」から始まり、「何をしたの?」「どう思った?」と、自然と会話が広がるように。保育園でのことも、今までは「今日遊んだ!楽しかった!」という内容だったのが、「今日はお友達とオセロをしたよ。ルールが難しかったけれど覚えられたよ。」「違うクラスの先生が今日はクラスにはいってくれたよ。」など、本当に些細なできごとまで教えてくれるように。
忙しい毎日の中で、ゆっくり子どもの話を聞ける時間が生まれたのも、大きな収穫でした。

表現力がどんどん豊かに!
最初は「たのしかった」「おいしかった」だけの言葉だったのが、だんだんと、「○○して、△△がきて、それでおもしろかった」など、出来事を順序立てて伝えるように。絵も、その日のハイライトを描こうとしているのが伝わってきて、「今日はこれが一番楽しかったんだな」と感じられるようになってきました。ほんの数行でも、何を・どう伝えたいかを一生懸命考えて書く姿に、子どもながらの成長を感じます。
気持ちをそのまま言葉にできるように
特に印象に残ってるのが、習い事のプールの進級テストの日。残念ながら合格できなかったのですが、その日の絵日記にはこう書かれていました。
「ごうかくできなくてくやしかった。つぎはごうかくしたい。」
悔しさを自分の言葉で素直に表現していて、本当にびっくりしました。その感情を否定せず、受け止めたうえで「次はがんばりたい」と前向きに締めくくっていて、子どもながらに心の成長を感じて…読みながらうるっときました。ただ楽しいだけじゃない、日々の感情も含めて残せる絵日記。これからの子どもの強さにつながっていくような気がしています。

絵日記がくれた、小さな「特別な日」
「まだ保育園児だから」じゃなくて「書きたい!描きたい!」という気持ちが芽生えてきた今こそが、ベストタイミングだったと実感しています。「今日なにしたっけ?」が、「今日、これを描こう!」に変わると、1日がちょっと特別になる。絵日記を始めたことで、日々のなかにある楽しい・悔しい・嬉しい気持ちを、言葉にして残していくという習慣ができました。
そして何より…親子で一緒に振り返る時間が、本当に幸せ。保育園児のうちから始める絵日記、思っていた以上にメリットがたくさんありました!「うちの子にも合うかも?」と思った方は、この夏から取り入れてみてくださいね!

特別なことじゃなくてもいい。子どもの「今日」を残すって、こんなに愛おしいんだなって感じました。