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野尻湖YWCAキャンプに学ぶ「自然」と「不自由さ」を体験させる重要さ

7月に長野県の野尻湖近くにあるYWCAというキャンプ場に2泊3日で、子どもたちと一緒にキャンプしてきました。
様々な自然体験を通じて子どもたちの非認知能力が育まれたと感じており自然体験の価値を改めて痛感したとともに、都会暮らしの我々からするとかなり感じる「不自由さ」(テレビなし、冷蔵庫なし、電波なし…)をあえて体験させることの重要さに思うところがありました。
そんな子どもとのキャンプブログ投稿です。良ければお付き合い下さい。
2泊3日野尻湖キャンプの全工程
今回のキャンプの主な流れと工程は以下の通りでした。
■1日目
8:30 JR東京駅 新幹線で長野駅へ
10:00 長野駅着 バスで「フォレストアドベンチャー・長野」へ
11:30 フォレストアドベンチャーにて昼食~アスレチック体験
15:00 バスで移動しYWCAキャンプ場へ
16:00 オリエンテーション
18:00 夕飯
20:00 キャンプファイヤー
■2日目
7:30 朝食
9:00 湖・水遊び
11:00 野外カレー作り~昼ごはん
14:00 クラフト体験
18:00 夕飯
19:30 野尻湖・花火大会
■3日目
7:30 朝食
9:00 湖遊び/森の散策
11:00 閉会式



自然体験による非認知能力の向上
私がこのキャンプを通じて子どもために最も良いと考えている点は自然の中で育まれる「非認知能力」の向上です。非認知能力は「好奇心・探求心・問題解決能力・社会性…」など、テストの点数で数値化できない能力の事ですが、自然体験の中で非常に非認知能力が育まれていると毎年感じています。
5歳の娘が森の中でセミの抜け殻を見つけて、抜け殻の爪で引っかかるので自分の服にくっつけてアプローチにしてみたり、野外カレー作りで火を起こすために2歳息子は必死に枝を投げ入れていました。
キャンプファイヤー、湖遊び、野外カレー作り…など様々な自然体験を通じて自分の気になることを見つけて色々実際に触れたり、みんなと協力して行動することで「社会性」を育む。こういった普段の日常生活の中には無い自然体験を通して子どもたちの「好奇心」を刺激して行動することで、「非認知能力」が育まれていくと私は考えております。


「不自由さ」を体験させる素晴らしさ
このYWCAの宿泊するコテージにはテレビ、冷蔵庫、エアコンは無く、更に電波も入らないのでスマホなどもほぼ使わなくなります(大人はデジタルデトックスにもなります)。また、お店ではないので朝昼晩のご飯はテーブルセッティングや食事を運ぶなどのお手伝いをしないと出てきません。
一見不自由そうに見える状況ですが、テレビやスマホデバイスが無ければ自然と違う遊びを考えるようになるし、みんなでお手伝いをすることが当たり前になれば自然とお手伝いをするようになります。
現代の日本社会は非常に快適に暮らせる環境ですが、このあえて「不自由な体験」をさせることで、子どもたちは不自由な環境の中で「工夫」をするようになったり、どうすれば良いのかを「考える」ようになり、この考えて行動する力こそが子どもに最も必要な能力なのではないでしょうか?


蛍も見れるガラガラの野尻湖花火大会
毎年、野尻湖の夏の花火大会の時期にキャンプに訪れて目の前の湖畔の花火大会を見るのですが、東京では考えられないくらい空いていて、この混んでいない花火大会は非常に最高でした。
真っ暗な中、湖畔で蛍も見ることが出来て、都会では味わえない体験がここにはあります。

最後に
まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、一旦この辺にしておきます。
皆さんの中にも漠然と子どもが幼少期の時には自然体験を多くさせてあげたいと考えているけど、中々手間もかかるので腰が上がらない、という親御さんも多いのではないでしょうか?気持ちは非常にわかります(笑)
ただ、やはり、自然の中で自分の興味のあることを見つけて「お父さん、みて!」と報告しに来る子どものキラキラした目を見ると、こういう体験投資には時間や労力を惜しんではいけないなと思うところです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!