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発表会や大会前におすすめ!「練習しなさい!」を言わずにやる気を引き出す5つの工夫

もうすぐ娘のピアノの発表会。
幼稚園が夏休みに入り、毎日のんびり過ごしていて練習もつい後回しになりがちな娘。
お出かけしたり遊んだりと、夏休みはあっという間に過ぎてしまい、これまでの練習のペースがすっかり崩れてしまうことがありました。
どうしたら毎日少しずつでも楽しく取り組めるかな…と、わが家なりにいくつか試してみました。
ピアノ以外の習い事でも、同じように工夫できる部分があるかもしれません。
1 遊びの合間に自分でさらっと弾く時間を用意
親がつきっきりで隣にいるとどうも疲れてしまうようなので、自分でさらっと弾く時間を用意。
毎日ちょっとでも指を動かせたらいいなと思い、好きなテレビの前やおやつの前など、気軽に弾けるタイミングを作ってみました。
「ママ何も言わないからちょっと聞かせてよ〜」とお願いすると、気分よく弾いてくれることも。
「練習」というと面倒に感じることもあるので、「コンサートごっこ」のように頼むと、意外とすんなり弾いてくれます。
このときはアドバイスをしたくなってもグッとこらえて、自分だけでやらせてみると、間違えたところを直したり、「今のどうだった?」と聞いてくれることも。
常に隣で口を出されるのは、やっぱり疲れるのかも…と気づきました。
こうした“自分のペース”は、楽器でも運動でも大事なのかもしれません。
2 入場から退場まで、本番のようなロールプレイ
「プログラム○番、○○さんお願いします!」拍手〜!と、司会を入れてドアを開けて入場し、お辞儀をして着席するところまでをセットでやってみました。
ごっこ遊び好きな娘はとても気に入り、何度も繰り返してくれるように。
本番の流れも自然に身について、楽しそうに取り組んでくれました。
お人形を並べて観客に見立てたり、本番のドレスを着て弾いてみたりと遊びの感覚で練習できるようになりました。
3 お気に入りのお人形を先生役にしてアドバイス
発表会が近づくと、ついこちらも熱が入り、親からの言葉が耳に入りにくくなることも。そこで人形に代弁してもらい、声色も変えて明るい調子で伝えると、素直に聞いてくれることが増えました。
つい素の声に戻ってしまうと、「うさぎの声で言って!」と怒られることも...。
4 弾くことだけに集中せず、曲の情景をイメージしてみる
娘の曲はワルツなので、「お姫様が踊っているみたいだね!」「ここでクルンと回ってジャンプしてる感じかな?」と話すと、強弱や速さの変化もつけやすくなる様子。
ただ音を出すだけではなく、その曲が持つ雰囲気を感じるのも大事なんだなと改めて思いました。こうしたイメージづくりは、絵やダンスなど表現する習い事にもつながりそうです。
5 親がお客さんになりきって、とにかくたくさん褒める
子どもは褒められると笑顔が増えます。
注意やアドバイスばかりだとやっぱりモチベーションが下がってしまうので、とにかくいいところを褒めて褒めて褒めまくりました。そして、「こうしたらさらに素敵!」「こうしたら凄すぎてお客さんびっくりしちゃうよ!」など、さりげなくアドバイスを盛り込んでやる気を出させるように意識しました。
頑張る過程を大切に
こうして少しずつピアノに向かう時間が増え、本人も穏やかな気持ちで取り組めているように見えます。
来週はいよいよ本番。どんな仕上がりになるかは分かりませんが、目標に向かって頑張る過程を一緒に楽しめたらいいなと思っています。
この時間が、ピアノでも他の習い事でも、きっと思い出の1つになるはずです。

発表会に向けて一生懸命取り組んだ日々が、娘の成長や自信につながっていくことを願っています。
これからも無理なく楽しくピアノと向き合っていけたらと思います!