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うちは大丈夫!?ネットニュースでみた「夏休みの放置子問題」をわが家に当てはめて考えてみた

今年の夏休み、我が家の小中学校は44日の休みがあります。いや、長いよ。長すぎるよ…。
最近ネットニュースで夏休みの【放置子】というワードが目に留まりました。
放置子(ほうちご)=親から十分なケアを受けられていない、ネグレクト(育児放棄)状態にある子どものこと。(AIによる回答)
『親からの十分なケア』の「十分」って、どのくらい?
放置しているつもりはないけれど、じっとしてくれない子を自由にさせていたら『放置』になるの?
みなさんのご家庭は、お子さまとどう夏休みを過ごしていますか?
学童が使えない…
我が家には中学3年生女子、小学1年生女子、年少男子がいます。
我が家は共働きです。ですが私が時短在宅ワーカーのため、条件ではじかれて近くの学童に申し込みができません。
地域や地区によって学童の入所規定があると思います。以前、子どもが長女1人の時は、親が一定時間仕事をしていれば入所できました。しかし現在は子どもの数や共働き家庭の増加により、フルタイム勤務の方でないと預けられない状況です。
幼稚園児と小学生では預ける場所が違います。1人預けるのと2人預けるのとではコストの差もあるし、同じ場所に預けられないと送迎も手間です…フルタイムで働く場合は必要に迫られるけれど、在宅ワークだとそこまでして預けようと思えないのが現状です。
子ども3人の3度の食事にお世話は基本。
夏休みならではの地域や時期のイベントにはなるべく連れて行ってあげたいと思い、習い事の時間以外にも週に1〜2度は車を運転して出かけます。
(ちなみに、習い事がフルで入っている週だと、1週間のうち5日車で送迎しています。)
外に連れ出す中でも時間の把握や持ち物準備、車の温度調整や熱中症対策にトイレフォロー…母は常に汗だくで、「時給に換算したらいくらになるのかな…」と心の中で思います。
こうした行事や子どもの相手の合間を見て、仕事をするスタンスです。
そもそも在宅で仕事をするようになったのは、子どもに「いってらっしゃい」「おかえり」を言ってあげたいと思ったからです。これは私自身の経験が大きく影響しています。
私の実家は自営業で、小学生から成人するまで店舗住宅(1階が店舗で2〜3階が自宅)に住んでいました。店舗=玄関のような感じで、いつも母が家(店)にいて出迎えてくれるのが当たり前。ただ違うのは、仕事中なので気軽に外に出かけられなかったという部分です。
だから習い事は自分で行き来できる場所で完結していました。体調が悪い時も、小学校低学年でも自分1人で薬局や病院に行くこともありました。
(幸い歩ける程度の不調で)大抵「1人で来たの?!」と病院で驚かれ、周囲からも天然記念物のように見られましたが、私にとっては親が付き添ってくれないのは当たり前でした。そういう過去があるせいか、たくましくなりました(笑)。
子どもを家に留められない悪循環
話がそれましたが…基本的に私は仕事が好きで、こなしたいことがたくさんあります。仕事は趣味に近く、子育ての息抜きになっている部分もあります。ただし「マストでやらなきゃいけないこと」も多々あります。
それができていないと焦るし、イライラもします。子どもから見れば私がPCを触っていても息抜きしているようにしか見えないようで、仕事中でもお構いなしに話しかけてきます。それを適当にあしらったり静かに遊べと言ったりすると、退屈して友達を誘いに行こうとするのです。
猛暑の中、日中外で遊ばせるのは無理。我が家に呼ぶとなると、自分の子どもの相手すらできていないのに他の子どもの相手はなかなかできません。そうなると、子どもは「友達の家で遊ぼう」と考え始めます。
学校がある日は、事前にママ友にLINEで遊べるか聞いていましたが、夏休みは各家庭の都合があるため毎日聞くのは難しいです。自分ならそれをされると負担だと思うので…。
しかし「迷惑だから」という感覚は子どもには分かりません。娘は「友達も一緒に遊べたら楽しいはず」と自己都合で思い込み、遊べるか確認せずにはいられないタイプ。思い立つと頭がそれ一色になってしまいます。本当にそれには毎日手を焼いています。
遊びたい気持ちを抑えられず、制止させると泣きわめく…。どうにもならない時は、本人に行動させるしかないと思ってしまうのはNGでしょうか?(時間や条件は約束させています)
一応ルールとして、夏休み中は早くても午前9時以降にお友達の家に行かせ、遊べなければすぐ帰宅。次に別の子の家に行ってダメなら諦める、という流れにしています。
ピンポンに行ったお友達のママには「夏休み中、これからもピンポン行くかもしれません。遊べない日はきっぱり断ってください。本人が断られないと気が済まないのでご迷惑かけます」とLINEしました。
ママ達は「夏休みで兄弟や家族でしか遊べていなかったから、遊べる日はむしろ助かるよ〜」と優しい言葉をかけてくれます。本当にありがたい環境です。
我が家に呼んで良い日の様子
家でグダグダされたり騒がれたりするのは親にとってストレスですが、それ以上に猛暑で外遊びができないのは子どもにとってもストレス。
とはいえ友達宅を毎日頼るのは避けたいので、1日おきくらいで家に呼んで良い日を設けるようにしています。
普段は家の中でごっこ遊びや、家の周りで外遊び中心。ですがこの猛暑では夕方の短時間しか外に出られません。日中に外へ行きたがる子ども達のために、夏休み中は庭プールを出して友達を呼ぶこともあります。
ただ、その日に友達が遊べるとは限りません。一緒に遊べたとしても、人様の子を預かっての水遊びは油断できません。
必ず横で私が見守ったり、長女に受験勉強の気分転換を兼ねてプールに足をつけながらプールに入ってもらうヘルプにも頼ったりしています。
それなりに大変ではありますが、やれる時には極力招き入れるようにしています。
理由は子ども同士のやりとりや成長を間近で見られますし、そうしておくと自分が大変な時に周りに助けてもらえることもあるかなと思っています。

我が子が【放置子】なのか?の結論
冒頭の【放置子】で説明される『親からの十分なケア』が、私自身できているのか?
自身に問いても、果たしてこれが十分なの…か?
自信を持って「YES!」とは答えられません。
子育てと家事と仕事と…完璧にはできないと分かっていても、つい「時間が足りない!自分がもう1人欲しい!」という思考に陥りがちな夏休み真っ只中です。
子どもが1人でも何人でも、大変さはどの家庭も共通。
お互い助け合う気持ちを忘れずにいたいですね。
