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9割のママが知らない「年長さんの反抗期」の正体【元保育士ママのつぶやき】

やっとイヤイヤ期を過ぎたのに幼児クラスになっても、
「どうしてこんなに反抗的なの?」
「ちょっと心が不安定かも?」
と戸惑う瞬間、ありますよね。
一般的に魔の2歳児のイヤイヤ期はよく知られていますが、実は幼児クラスの年長さんにも心が不安定になる時期があるんです。
これは元保育士として幼児クラスのフリーをしていたときに主任の先生が教えてくれたことですが、年長さんの夏の終わりの時期は、子どもたちの心はまるでブランコのように揺れます。期待と不安の間で、少し大人びた一面と、甘えたい気持ちを行ったり来たりしているのです。
なぜ「反抗的」に見えるの?
小学校入学の見通しが立つようになった年長さんは、
・新しい環境へのワクワクと不安
・ランドセルや学習セットがそろい、最初は嬉しかったけれど次第にプレッシャーに感じるように
・年長さんとしていいしっかりした姿を見せたい
こうした気持ちを一度に抱えているため、心が不安定になりやすくなります。
子どもによってその表現方法はさまざま。
・乱暴な言葉や態度が増える
・赤ちゃん返りのように甘えん坊になる
・「しっかりしなきゃ」と無理をして体にサインが出る子も
でも、どれも子どもなりの不安との付き合い方なんです。
ママ・パパができるサポート
大人から見るとただの「反抗」に映ってしまいがちですが、実は成長の通過点。ちょっとした工夫で、子どもの不安をやわらげてあげられます。
・「小学生になったら」を一緒に体験してみる
(ランドセルを背負ってみる、簡単な宿題ごっこをしてみる)
・「不安だよね」と共感してあげる
・卒園後も園のお友達と遊ぶ約束をして安心感を与える
・思い切り甘えられる時間を意識して作る
どれが正解、というわけではありません。
その子の「心の揺らぎ」を探しながら寄り添うことで、ママやパパの目に映る子どもの姿はきっと違って見えるはずです。
私も子育てに迷う親のひとり。でも、保育士として出会った子どもたちや先生方から学んだことは、今でも大きな支えになっています。
お伝えたいのは「年長さんの反抗期は、未来への一歩を踏み出すための心の準備期間」 だということです。
もし年長さんの反抗や甘えに悩んでいたら「これも成長の証なんだ」と少し肩の力を抜いてみてくださいね。