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【家庭菜園の結果】3,500円かけて手にした夏野菜のお味は?~2歳と3歳の子どもたちの好き嫌いの行方~

この春から夏にかけて、わが家では初めての家庭菜園に挑戦しました。
植えたのは、トマト・パプリカ・ピーマンの3種類。子どもたちと一緒に苗をプランターに植え、毎日ゾウさんジョウロで水やり。肥料をあげたり、風が強い日はプランターの場所を移動させたりと、小さな畑の“お世話係”を家族で務めました。
初めての収穫体験~子どもの好き嫌いはどうなった?~
毎日の積み重ねが実を結び、ナスは2本、パプリカは6個、トマトはたくさん収穫!



初めて自分の手で摘んだミニトマトを、子どもがそのまま口へ。
「甘い!」と目を輝かせながらほおばる姿に、育てた喜びをしみじみ感じました。
苦手だったナスとパプリカは、どちらもお味見程度は食べられるようになりました。
自分たちで一生懸命育てた野菜だと「食べる」ことのハードルが少し低くなったように思います。頑なに「キライ!」と拒否していた状況からちょっとだけ好転しました。
「自分で育てた野菜を食べる」という体験は、スーパーの野菜では得られない特別なものだったようです。
お金と効率だけでは測れない価値
正直にいえば、家庭菜園は効率的とは言えません。ナスはたった2本だけでしたし、トマトもパプリカも「スーパーなら500円以下で買える」と思えばその通り。
実際に家庭菜園にかけた金額は3500円。プランターや土・肥料は来年に持ち越せるとはいえ、「コスパが悪い」と感じる人もいるかもしれません。
でも、わが家にとって、この野菜たちはお金では測れない価値を持っていました。
・水をあげる小さな手
・成長を楽しみに待つ時間
・初めての収穫に輝く子どもの目
非効率に見える時間の中にこそ、親子の大切な経験がぎゅっと詰まっていたのです。
大人にとっても発見がたくさんありました。ナスの剪定の難しさ、トマトの水やりのタイミングや量などの家庭菜園の奥深さを知る4カ月は、来年再チャレンジするときの知識の貯金です。
子どもと一緒に野菜を育てる時間は、効率以上の思い出と学びをくれる宝物。
もし機会があれば、家庭菜園にトライしてみてくださいね。