ブログ
自分らしい働き方実験中!IT企業課長代理@育休中

公開

未来の自分を描こう!「ライフキャリアレインボー」で役割のバランスを考える

未来の自分を描こう!「ライフキャリアレインボー」で役割のバランスを考える

こんにちは、ACOです。2025年4月に育休復帰し、会社員とキャリアコンサルタントを複業しています。
子育てや仕事に日々追われていると、「このままでいいのかな?」「将来どんな自分でいたいかな?」と考える余裕がなかなか持てないもの。
そんなときに役立つのが、キャリア理論のひとつ「ライフキャリアレインボー」です。人生を9つの役割に分けて整理することで、今の自分を見直したり、未来の自分をより具体的に思い描いたりすることができます。

ライフキャリアレインボーとは?

「ライフキャリアレインボー」は、アメリカのキャリア心理学者、ドナルド・E・スーパー(Donald E. Super)が提唱した考え方です。
キャリア=職業とは考えず、キャリアを人生のある年齢や場面のさまざまな役割(ライフロール)の組み合わせと定義します。人生全般にわたり、社会や家庭でさまざまな役割の経験を積み重ねて、初めて自身のキャリアが形成されると考えます。人には誕生から死まで一生涯にわたって果たすべきさまざまな役割(ライフロール)が存在します。

体系化されてからすでに50年以上が経過している「ライフキャリアレインボー」は、キャリア研究の“古典”といわれる理論ですが、キャリアとは何かが包括的かつ本質的に説明されており、米国以外の国の働く人々にとっても、また変化の激しい現代においても、その普遍性は失われていません。
理論上は、以下の9つの役割が定義されています。
・子ども
・学生
・余暇人(レジャー)
・市民
・労働者
・配偶者
・家庭人
・親
・年金生活者(高齢期)

役割の配分を考えてみよう

この9つの役割を、自分の人生にどのくらい当てはめているか考えたことはありますか?
例えば、
・産前の自分
・現在の自分
・5年後の自分
・20年後の自分
このようにタイミングを区切って役割の配分を考えてみると、未来の自分の姿がよりイメージしやすくなります。

ワーク表で具体化する

ワーク表を使うと、さらに実感が湧きます。
実年齢を入れながら9つの役割にどれくらいの比重を置くのか配分してみると、家族の年齢や働き方も踏まえたリアルな未来像が描けます。
「子どもが小学生になる5年後、自分はどんな働き方をしているかな?」
「20年後、子どもが巣立ったとき、私は何を大切にしているだろう?」
そんな問いを投げかけながら考えると、より具体的になります。

やってみるとわかると思うのですが、自分や家族の年齢を書くと、よりイメージが湧いてきます。子どもが小学生中学生になると接する時間は減るだろう、親の介護が始まるかもしれない、自分はいつまで会社員をしているんだろう、そんな想像をふくらませていきます。

※画像は許可を得て掲載しています

将来に向けてできること

役割を配分してみると、「理想の自分に近づくために今できること」が見えてきます。
例えば、
始めること
やめること
増やすこと
減らすこと
こうしたアクションを書き出すと、漠然とした未来像が少しずつ行動につながります。
ちなみに、私のワークシートはこんな感じになりました。未来を想像するのは楽しいです!

ライフキャリアレインボーは、「キャリア=職業」でなく「人生全体」を見渡すための視点を与えてくれる理論です。
今の自分を整理し、未来の自分を思い描くきっかけに、ぜひ取り入れてみてください。

20年後の年齢の自分を想像したこと、今までなかった!未来を想像するって面白い!

この記事を書いた人

ACOの画像

ACO

自分らしい働き方実験中!IT企業課長代理@育休中

キャリアコンサルタント、プロジェクトマネージャー

プリンセスが大好きな3歳児と、よく食べよく寝る1歳児の姉妹ママです。
出産を経てバリキャリ卒業、セカンドキャリア模索中。育休中に腹筋を割りたい筋トレ女子。

ACO:新着ブログ

あんふぁんチームズ

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌