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【防災の日】双子や年子のワンオペ避難、どうする?

9月1日は「防災の日」。テレビやニュースで耳にしても、「実際に自分が避難する場面」を想像するのって難しいですよね。でも、赤ちゃんが2人同時にいる状況(双子や年子)だと、その大変さは想像以上。私自身、双子を育てる中で「ワンオペ避難」について何度も考えさせられてきました。
抱っこひも2つで前後ろ!「避難練習」してみた日々
双子が赤ちゃんだった頃、私がよくやっていたのが「2人同時のおんぶ抱っこ」。抱っこひもを2つ使って、前に1人、後ろに1人。思ったよりも肩こりが辛くて、長時間使用は厳しいなと感じました。それでも「災害が起きたら、この状態で逃げるしかない」と思って練習していました。
どちらを前、どちらを後ろにするのがよいのかもよく考え、子どもたちが嫌がらないように定期的に練習を重ねました。
実際にやってみると、両手がほとんど使えないので荷物は最低限…階段や人混みは本当に危険だと実感しました。

「どっちを先に?」葛藤と気づき
双子や年子を育てていると、「もしどちらかを先に抱き上げなきゃならなかったら?」と考えることがあります。考えるだけで胸が苦しいですが、その想定をすること自体が“備え”になるのだと思います。
だから私は、避難バッグも「抱っこひもの下から掛けても子どもたちに影響の少ないショルダーバッグ」を探して準備し、避難経路も「1人で2人を連れて通れるか」を考えるようになりました。
助けを求めることも備えのひとつ
ワンオペで2人を連れて逃げるのは、正直かなり無理があります。だからこそ、防災の日をきっかけに「頼れる人」を家族や地域で共有しておくのも大事だと感じます。
「災害時は○○さんに声をかける」など、日常のつながりが大きな助けになるはずです。
「わが家仕様」の避難を考えてみよう
防災の日は、「避難経路確認」だけでなく、「うちの子たちとどう逃げるか」を具体的に考えるチャンス。避難バッグの中身や、抱っこの仕方、声をかける相手。小さな工夫が、いざというときの安心につながります。

防災の日は『わが家の避難練習日』。未来の安心を、今日の準備から。