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バーストラウマ?娘と私を救ってくれた助産師さんの話

バーストラウマ?娘と私を救ってくれた助産師さんの話

最近インターネットで「バーストラウマ」という言葉を知りました。赤ちゃんでも、出産前後の出来事によってトラウマを受けることがあるという考え方です。今回は、私の第2子である娘の出産体験を振り返りながら、感じたことを書いてみたいと思います。

三者三様のお産

まず、私の3回のお産についておおまかにご紹介します。

(1)長男
自然に陣痛が来るのを待ち、子宮口がある程度開いてから麻酔を開始。生まれる瞬間は麻酔が効いていて無痛でした。

(2)娘
計画分娩のため、入院後に陣痛促進剤を点滴。バルーンも使用。陣痛が本格的になってきた段階で麻酔を開始。そのまま産めるかと思いきや…。

(3)次男
計画分娩のため、入院後に陣痛促進剤を点滴。バルーンは使用せず、陣痛が来た段階で麻酔を開始。そのまま効いて、無痛分娩に成功!

2人目のお産、女の子のお産はスムーズ?

2人目の出産を控え、周りからよく耳にしたのは、
・2人目は早く生まれる
・女の子は身体が柔らかいから男の子よりラク(男の子は骨格がしっかりしている)
という話。

推定体重も3000gを超えていなかったので、「きっとスムーズに生まれてくるだろう!」と半分期待していました。

いつ生まれてきてもいいよ〜と待っていたところ…

陣痛が本格的になり、麻酔も効いた頃に夫も立ち会いに来てくれました。痛みに耐えられなくなる頃に麻酔を追加し、夫と談笑していたところ、助産師さんがバタバタと入ってきて一言。

「ちゃんと呼吸してる?赤ちゃんちょっと苦しそうね。」

おしゃべりしすぎて酸欠になったのかな?と思いながら深呼吸を続けましたが、数分後には酸素マスクを装着することに。それでも赤ちゃんの状態は思わしくなく、どうやら臍の緒が絡んで出られない様子。分娩室には医療スタッフが次々と集まり、院長先生まで来て…「緊急帝王切開になるのかも」と覚悟を決めました。

無痛分娩だったはずが…

「赤ちゃんが苦しいから、今すぐ出してあげよう。痛みが出るかもしれないけど、ごめんね。」

そう声をかけられ、処置が始まりました。助産師さんの手技、そして先生による吸引分娩。絡まった臍帯を調整しながらの大変な作業だったと思います。私は痛みに驚きつつも、とにかく無事に生まれてくれることを祈るばかりでした。

無事に産声を聞かせてくれた娘と、助産師さんの言葉

医師と助産師さんによる懸命な連携のおかげで、娘は無事に誕生。元気な産声を上げてくれました。

放心状態の私に、助産師さんが説明してくれました。

「臍の緒を、まず首に巻いてから、たすき掛けに巻いて、そのあと両足まとめてグルグル2回巻いてたの!まるでバンジージャンプみたい。長年立ち会ってるけど、こんな巻き方は初めて見たわ!」

その言葉でようやく事の重大さを理解。「娘は出たいと思って頑張っていたのに、臍の緒が絡まって動けなかったんだ…」と思うと、胸が締め付けられました。

でも、その直後に助産師さんが続けました。

「この子、とってもオシャレさんになるわよ!お母さんの臍の緒でオシャレしてたんだから。オシャレな子に育つわね!」

一瞬呆気に取られましたが、ユーモアを交えた言葉で心が救われ、気持ちがふっと軽くなりました。

今振り返って思うこと

娘は生まれた直後は疲れていたのか、数日はミルクもほとんど飲めず心配しました。それでも今では元気いっぱいのおてんば3歳に。オシャレに目覚めるのはもう少し先ですが、少なくとも「バーストラウマ」のような影響は見られません。

助産師さんは、娘の命だけでなく、私の心まで救ってくれました。「バーストラウマ」という言葉を聞くと真っ先にあの日を思い出しますが、周りの受け止め方や声かけ次第で記憶の色合いは変わるのかもしれないと感じています。辛かった記憶も忘れずに持ちつつ、娘にはできるだけポジティブな声かけをしていきたいです。

次男の出産の際に撮っていただいた、宝物の写真です!

出産や子育ては思い通りにいかないことも多いけれど、ちょっとした言葉や考え方で気持ちは救われるもの。私自身、助産師さんの一言に救われた経験を、これからも子どもたちに返していけたらと思います!

この記事を書いた人

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埼玉県

Yuka

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外資系ワーママ 3児ママ

築4年マイホームで5人暮らし。6才、3才、0才。
ミニマリストと丁寧な暮らしに憧れる限界ワーママの時短テク、おでかけレポ、読書記録など。歌舞伎が大好き。

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