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子どもと一緒に「厳島神社」観光をする際に気をつけること

子どもと一緒に「厳島神社」観光をする際に気をつけること

この夏、家族で広島の厳島神社を訪れました。きっかけは長男の一言。「夏休みに厳島神社に行ってみたい!」これまで子どもたちから出てくるリクエストといえば、ディズニーランドやUSJ、レゴランドといったテーマパークばかり。それが今回は、日本三景のひとつでもある厳島神社。親としては驚きと同時に、子どもの成長を感じてうれしくなりました。

ところが実際に行ってみると

子どもたちは厳島神社よりも、鹿と遊んだり磯で夢中になったりと、自然遊びに大忙し。砂浜では突然、校歌を熱唱し始め、海に響く声に観光客から拍手が起き、外国人旅行者に写真まで撮られる始末。大人にとっては「神社参拝」がメインの目的ですが、子どもにとってはその道中や寄り道が旅のハイライトになるのだと改めて実感しました。

とはいえ「神社もちゃんと見られたし、鳥居の真下で記念撮影もできたし、これで満足だろう」と思っていたのですが、翌朝になって驚きの発言が。兄弟そろって「厳島神社、ちゃんと見れてない気がする」と言うのです。どういうことかと思えば、前日に訪れたのは干潮の時間帯。鳥居の足元まで歩けるのは特別な体験ですが、子どもたちにとっては「海の中に立つ鳥居こそが厳島神社」というイメージ。干潮時の厳島神社の鳥居は、近所の鳥居と大差なく感じられたようでした。

そこでゆっくり帰宅する予定を急遽変更し、フェリーに乗って再び宮島へ。子連れ旅の計画は、余裕をもっておくことが必須と改めて実感。

満潮の時間帯に訪れると、昨日とは全く違う光景が広がっていました。海に浮かぶように堂々と立つ大鳥居。その姿を目の当たりにした子どもたちは「これが本物の厳島神社だ!」と歓声をあげ、昨日まで磯遊びをしていたところは広大な海になった景色を目の当たりにして「地球ってすごい!」と興奮気味。私たち夫婦も「なるほど、子どもたちにとってはそういう感覚なんだ」と、すっかり納得してしまいました。

この経験を通して、子どもと一緒に厳島神社を訪れる際に気をつけたいポイントが見えてきました。

干潮と満潮、両方の景色を体験できるとベスト

厳島神社の魅力は、潮の満ち引きによってまるで別の姿を見せること。干潮では鳥居の近くまで歩け、磯遊びも楽しめます。一方で満潮では海に浮かぶように立つ神秘的な景観に包まれます。どちらか一方だけでも十分感動的ですが、可能なら両方の時間を見比べられる計画を立ててみてください。子どもの「気づき」や「驚き」が倍増します。

鹿との触れ合いは油断禁物

宮島には人懐っこい鹿がたくさんいて、子どもたちにとっては格好の遊び相手。しかし、食べ物を狙われることもあるので要注意です。おやつや紙袋を持ったまま歩くと狙われることがあるため、事前に子どもへ「食べ物は手に持たない」などのルールを伝えておくと安心です。

以前訪れた時は「鹿せんべい」をあげることができたのですが、今は「鹿せんべい」の販売はなくなっていて、鹿への餌やりはできなくなっています。

子どもにとっては「遊び」も立派な観光

大人が思う「観光=神社参拝」と、子どもが感じる「楽しい体験」は必ずしも一致しません。むしろ、砂浜で遊んだことや鹿と触れ合ったことが、子どもの記憶に深く刻まれる場合も。大人はつい「せっかく来たのだから」と神社中心に考えがちですが、子どもたちがその場で夢中になる体験こそが、旅を特別なものにしてくれます。

参拝がメインのはずの厳島神社ですが、大きめのタオルや着替えがあると安心です。

予定通りにいかないのが子連れ旅行の常

思いがけない寄り道や予定変更の先にこそ、かけがえのない発見や学びがありました。今回、干潮と満潮の二つの景色を体験できたのは、まさに子どもたちの「ちゃんと見れてない」という声があったからこそ。

広島観光では、厳島神社のような自然と歴史の融合を楽しむ旅もあれば、未来を生きる子どもたちと一緒に平和について考える原爆ドームへの訪問も大切な経験です。あわせて訪れることで、「遊び」「歴史」「学び」を家族で共有できる特別な旅になるのだと思います。

原爆ドーム観光については個人ブログに書いたので、良かったらご覧くださいね。

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かつき

趣味は模様替え!3歳差兄弟の建築士ママ

建築士、整理収納アドバイザー

フルタイム共働き夫婦と、3歳3ヶ月3学年差兄弟の4人暮らし。暮らしの「イライラ・モヤモヤ」を「ニコニコ・ラクラク」へ仕組化するのが得意◎ 共働き家庭の暮らしと子育てをゆるーく発信中。

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