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子どもと一緒に参加したフランス式結婚式!日本との違いにびっくり

我が家は夫がフランス人の国際ファミリー。
夫の弟の結婚式に招かれ、1か月ほどフランスに滞在した経験をご紹介します。
日本とはまったく違う結婚式の雰囲気に驚きつつ、子ども連れだからこそ感じた発見もたくさんありました。
手作りで準備も楽しい
フランスの結婚式は「みんなで作る」。
家族や友人が集まり、ギフトや装飾の準備を分担しました。
宿泊させてもらっていた夫の弟夫婦の家では、式の数日前から人の出入りが絶えず、気づけば結婚式前にはすっかり顔なじみに。まるで大きな家族の集まりのようで、とても温かい雰囲気でした。
日本だと結婚式は「ゲストとして参加する側」の印象が強いですが、フランスでは準備の段階から関われること自体がイベントの一部になっているのだと感じました。
市役所でのシンプルな式
フランスでは市役所で結婚式を挙げるのが一般的。20~30分ほどで書類にサインし、市長の立ち会いで結婚成立です。
式後にはシャボン玉を吹いて祝福。時にはお米やラベンダーを投げることもあるそう。派手な演出はなくても、笑顔と拍手に包まれたシンプルで温かい時間でした。

子どもにもうれしい工夫
パーティー会場にはトランポリンや塗り絵、シャボン玉など、子どもが楽しめるアイテムがいっぱい。
特に印象的だったのは、大人と子どもの席が完全に分かれていたこと。最初は「親と離れて大丈夫かな?」と心配しましたが、テーブルに用意されたプチギフトのおかげで一気に打ち解け、言葉の壁を越えて遊び始めました。
子どもを「大人に付き合わせる」のではなく、「子ども同士で楽しめる場」を用意してくれるフランスの工夫に感心しました。


プリクラで盛り上がる!
会場にはプリクラのような写真機が設置されていて、子どもも大人も夢中に。
フレームには日付と新郎新婦の名前が入っていて、その場でプリントされるので素敵なお土産に。みんな笑顔で写真を撮り合い、とても賑やかでした。

夜中までダンス!
食事やゲームを楽しんだ後は、いきなりダンスパーティー!
DJが音楽を流し、老若男女が入り混じって踊ります。普段はシャイな娘も雰囲気にのまれて堂々とダンス。従兄弟のお兄ちゃんにリードしてもらいながら、何曲も楽しんでいました。
気づけば午前0時をすぎても会場は大盛り上がり。フランスでは「特別な日は時間を気にしない」のが当たり前で、子どもたちも眠気を忘れて楽しんでいました。
近くのシャトーに宿を取っていた理由もこの時に納得。安心して夜中まで思い切り楽しむためだったのです。


翌日も続く余韻
翌日は会場に戻り、片付けをしながらおしゃべり。子どもたちも一緒に掃除や片付けのお手伝いをしました。準備から片付けまでを通じて、結婚式を「みんなで作り上げる」体験ができたのは、とても貴重でした。
最後はまるで一つの大家族のように一体感があり、国を超えた絆を感じました。

「子どもも大人も同じ」という考え方
今回のフランスの結婚式で一番印象的だったのは、「子どもも大人も同じように楽しめる工夫」があちこちにあったこと。
日本では「子連れで結婚式は大変」というイメージもありますが、子どもが自然に受け入れられ、安心して過ごせる雰囲気はとても参考になりました。
日常の子育ても同じで、「大人に合わせる」のではなく、「子どもが楽しめる工夫をちょっと足す」だけで、家族みんなが笑顔になれるのかもしれません。

フランスの結婚式から学んだことを、これからの子育てや家族時間に生かしていきたいなと思います。