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家にあるアレでちょうちょ結びの練習?あっという間に作れる練習台

幼児から児童への最大の関門、それは靴紐結びではないでしょうか。
我が家の小1長男ももれなく苦戦中です。
ある日の下校時、「靴紐結べなくて絡まっちゃった…」
夏休みも終わり、身も心も成長した子どもたちの新学期も始まりましたね。
私の住むイギリスでも、新学期、特に9月は新学年のスタートなので、より一層身が引き締まる思いです。
さて、我が家の長男、ついに靴紐タイプのローファーデビューをしました。
マジックテープだと、走った時やジャンプするときなど、足を踏ん張った時にべりっとはがれてしまうのが嫌で、満を持しての靴紐デビューです。
とはいえ、ちょうちょ結びはまだできない長男、朝の登校時にきつーく紐を結んでおいて、ほどけてしまったときは、器用な友達か先生に結んでもらっているとのことです。
そんなある日、下校時にお迎えに行くと、長男の足元に異変が。
靴紐、自分で結ぼうとして失敗!
その日は靴紐がほどけたタイミングで、友達も先生もいなかったようで、自分で結びなおしにトライしたとのこと。
その葛藤の結果がこの写真です。
え?靴紐がほどけてから何があった!?
なぜかぼさぼさの靴紐、そしてそれを束ねるためになぜか輪ゴムを動員。
その輪ゴムもぐちゃぐちゃになって、「タスケテ…ボクはクツヒモダッタンダ…」という紐の悲鳴が聞こえてきそうです。
長男よ、どんなドラマがあって、靴紐がこんなになってしまうのか、お母さんにもわかるように教えておくれ…。
教室の前で途方に暮れていると、担任の先生が一言、
「あ、長男くんのママ?ちょっと話があるからそこで待ってて!」
ドキーーーン!!

どうしようどうしよう。
自分ではけない靴を履いているから注意される?
それとも何か忘れ物?
新学年で担任の先生との関係もまだ築けてない9月、私の脳内で一気に警報が鳴り響きます。
「昨年度の先生なら、『えへっ、気を付けまーす』で済んでいたけれど、今年の先生のキャラ、まだわからない…。」
ドキドキで待っていると、先生が何かを手に戻ってきました。
こ、これは…?
「長男くん、まだ靴紐結べないみたいだから、これで練習してみて!」
先生から手渡されたもの、それは卵の空きパックを利用した手作りの紐結び練習台でした。
先生…。あなためちゃくちゃ良い人ですね…。
「靴よりも紐を通す箇所が少ないし、紐の色変えておいたから教えるのも楽よ!」
先生…。もう善意の塊じゃないですか…。
まだ担任になったばかりの生徒のことをここまでよく見てくれている先生に、私も感動。
そして、目からうろこの練習台に、驚き感動!

おうちでも作れます
こちら、簡単におうちでも作れます。
卵の空き容器を適当な長さに切り(10個入りの容器なら、紐通しの練習もたくさんできそうです)、紐が通るぐらいの穴をあけたら一番上を片結びするだけ。
今まで靴本体で練習していましたが、これならもっとわかりやすく気軽に教えられそうです。
長男も、先生からのプレゼントがうれしかったようで、家で喜んで練習しています。
好きな色の紐を通したり、好きなシールでデコっても楽しく練習できそうですね。

靴紐デビュー前にぜひお試しを!
目からうろこの練習台、おうちにあるもので簡単に作れるので、ぜひお試しください。
写真は紙のパックですが、もちろんプラスチックのパックでも簡単に作れると思います。
豆知識。より硬く結べるのは平紐。そして子供靴(20cm相当)に最適な靴紐の長さは100cm、だそうです。