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国内最長フライトに飛行機苦手な4歳と対策に1万円以上かけた母が挑んだ結果

我が家の長女には苦手な物が人より多くあります。生まれつき繊細な子のようで、赤ちゃんの時から苦手な物も多くあるのですが、その中の一つが飛行機。独特な音や気圧が変わって耳に違和感を感じること、長時間静かにしていなくてはならないこと、歩き回ったり動き回ったり出来ないことなど、長女にはハードルの高いことが多い飛行機。
でも今回の家族旅行には、どうしても長女を連れて行きたい。北海道から沖縄までの、多分一生に一度の三世代旅行。国内最長距離、最長時間のフライトをなんとかクリア出来ないものかと考えた末、フライトの為だけに費やした費用は1万円以上…。
その結果、飛行機が苦手な長女は機内でどのように過ごしたのか。無事に沖縄にたどり着けたのか。小さなお子さんのいらっしゃる方から飛行機に不安を抱える方に読んで頂けると嬉しいです!
今までの長女のフライト
我が家は北海道在住。夫が本州出身のため、新型コロナウイルスの影響があって頻繁に帰省は出来ませんでしたが、冠婚葬祭の時はよく羽田空港まで飛行機を利用していました。
長女は生後数か月から飛行機を利用しており、最後は2歳前の丁度ゴールデンウィークの時期に飛行機を利用したのですが、その時はとにかく飛行機を嫌がって大変でした…当時はまだ抱っこで乗っていましたが、抱っこを嫌がっておろすように指示してきたり、動きたがって暴れたり、耳が痛いのかしきりに耳を触って泣いたり、とにかくもうカオス。長女にはもちろん周囲の方へも本当に申し訳なく思うほどの大変さで、私も夫も飛行機に乗るのがトラウマになったほど。
その後、一人暮らしをしていた義父との同居が決まり、飛行機に乗る機会はほとんどなくなりましたが、飛行機に対してあまり良い思い出はありません。
どうしても沖縄に連れて行きたい!
そんなこんなで月日は流れ、今回三世代で沖縄旅行を考えた時に一番不安に思っていたのが、飛行時間が長く、4歳になった長女が耐えられるのかということ。夫と何度も相談し、最初は夫と長女はお留守番するという話も出ていましたが、私はせっかくの機会なので絶対に全員で旅行がしたい!と意見を通しました。(こうと決めたら押し通す厄介なタイプなんです)ただ長女がフライト中に少しでも快適に過ごせるよう、全力を尽くすことを決めました。
気圧の変化で耳の違和感があるのは確実なのでヘッドホンを購入し、機内で静かに楽しめるよう子ども向けの本や知育玩具、最近はまっているプリンセスグッズ等なんと総額1万円以上の出費に!!
新たに購入した写真の品に加えて、自宅にあったDVDプレイヤーや長女の好きなお菓子、飲み物なんかも持参したので、機内持ち込みの荷物はほぼ長女の為の物ばかり。写真の3倍ほどの荷物を持参し、国内最長のフライトに挑みました。

特に買って良かったもの
機内に乗り込んですぐはヘッドホンをしてもらい、新しいDVDの鑑賞タイム。見たことがない内容だったので、こちらの思惑通り夢中で見てくれていました。そしてガムやグミを食べさせて離陸の時をやり過ごしました。
飽きてくると、用意したグッズの出番。全て一気に見せるのではなく、小分けにして見せるのがポイント。長女がまず気になったのがこちらのプラチェーン。繋げていってブレスレットやネックレスにできるもの。

最初こそもたついていましたが、コツを掴むと自分で配色を考えながら上手に繋げていきます。

外して何度も使えるし、ちょっとしたオシャレが出来て長女はご満悦!女の子には特にオススメしたいグッズです。

続いては定番のシールブック。特に長女がはまったのがこちらの物。

知育的な要素もあるので、一緒に考えながらシールを貼りました。
どの電車か考えて線で結ぶように貼ったり、色から連想される電車を考えたり。
長男の影響か長女も電車や車といった乗り物は好きなので、男女関係なく遊べるのも良いなと感じました。

またこちらは同じ番号のシールを貼っていくタイプの物。まだ数字の読み書きは出来ませんが、シールを貼る部分の形とシールの形を見合わせながら貼っていてビックリ。
1つずつ確認しながら貼っていくので時間はかかりますが、とっても集中して取り組んでいました。

3つ目に買って良かったと特に感じたのがこちらの折り紙。普段はついコスパを考えて沢山入っている無地の折り紙を買いがちですが、キャラクター物の折り紙への食いつきは凄かったです!
眺めるほかに持参したクレヨンでお絵描きしたり折ってみたり。キャラクターがついている折り紙を与えたのは初めてでしたが、意外にも気に入って集中して遊んでくれました。

結果は…?
お昼の時間を跨いだフライトということもあり、途中で買っておいた空弁を食べたり、一緒にトイレにも行けました。
最後の着陸の前に「耳が痛い」と少しぐずりそうな場面はあったものの、持ち込みグッズを上手く活用しながらヘッドホンをさせ、おやつを食べさせ、なんとか無事に着陸!
用意周到に準備していたのも大きかったとは思いますが、長女自身の成長にも助けられ、終わってみればあっという間のフライトで、カオスになるどころかとっても落ち着いた時間を機内で過ごすことができました。これには私も夫も拍子抜け。
行きのフライトのみならず、帰りのフライトでは2時間ほどお昼寝してくれて、こちらも特に大きな問題なく過ごすことができました。
むしろ用意していたグッズの半分ほどは使用もせず…そして今回長女が特に気に入ったこちらの3点、全てDAISOで買えちゃうものなんです!!
全部で1万円以上の出費でしたが、DAISOのものだけでもなんとかなりました。DAISOって本当にありがたいなと改めて感じた瞬間でした。
ちなみに帰りのフライト後に機内用に用意していた粘土が見つかってしまい、帰宅早々粘土遊びに付き合うことに(笑)。こちらもDAISO。本当にDAISO様様です!

ちなみに小3長男は…?
我が家のもう一人の飛行機嫌いの長男は、ヘッドホン装着でずーっとゲームをしていました。なんでもマイクラで町を作っていたんだとか。いつもはゲーム時間を制限していますが、フライト中は無制限だったため、ひたすらゲーム。着陸してから一言「ゲームの時間、足りなかったわ」と(笑)。
それだけ集中出来るものがあるって素晴らしいなと思う反面、やっぱり普段はゲーム時間を制限しないとな、とこちらも考えさせられました。
私も実は飛行機苦手です…。