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【体験談】出産予定日2日前に家族がコロナに…絶対絶命の危機どう乗り越えた?

8月上旬に第二子の出産を控えていた中、入院日の2日前に、同居していた家族がコロナになりました。
家族の陽性結果を聞いた時の絶望感や不安は今でも忘れられません…
もし、今後自分と同じような立場の方がいたら少しでも参考になればと思い、当時のエピソードを今日はご紹介したいと思います。
出産予定日の2日前に家族がコロナ陽性に
私の実家に里帰りしていた&お盆の時期だったこともあり、家には私の父•母•夫•娘と同居していました。
無痛分娩のための入院を2日前に控えた日、私の母がコロナ陽性になってしまいました。
その時は私自身パニックで、『自分も罹ってたらどうしよう』『新生児に移った時のリスクは?』『産んで赤ちゃんに触れられるの?』といろいろな不安を感じました。
そしてすぐに、私•夫•娘の3人はホテル泊となりました。
また、医師に状況を伝えると、
出産日まで私が無症状&陰性の場合→予定通り出産
出産日までに私が発熱or陽性の場合→症状が落ち着くまで出産は延期
という話でまとまりました。
出産後の試練…
その後、私は出産日まで無症状&陰性だったため予定通り出産し、その後も無症状だったので赤ちゃんに授乳などで触れ合うことはできましたが、
•自分も潜伏期間中で発症するのではないかという不安感
•産んだばかりの赤ちゃんに最低限しか触れ合えないことへの寂しさ、悔しさ
•赤ちゃんがコロナになってしまったらどうしようという不安感(どちらかというと恐怖)
•面会が一切できないことからの孤立感
•2歳娘と会えないことへの不安感
•母以外の家庭内感染の不安感
と、ただでさえ産後でからだも心も不安定な中、色々な不安が次から次へと出てくることで入院中のメンタルがズタボロでした(苦笑)
入院延長を繰り返し15日間の入院に
母の発症後も実家では父や夫が陽性になり家庭内感染が続いたため、コロナ感染時の待機期間や潜伏期間を考慮した結果、私は結局15日間入院しました。(通常の入院期間から、10日間の延長)
入院延長を決める際、とても悩んだのが入院費です。
基本的に分娩にかかる費用は保険適用外なので、入院延長分も全て実費で支払わなければなりませんでした。
そのため、絶対的に赤ちゃんの命が大事ではあるものの、入院費が気になり入院延長の決断がなかなかできず、正直に病院に相談したところ、様々な状況を加味し、一部の入院費を保険適用で対応していただけることになりました。
一部ですが保険適用になったことで、高額医療制度や自身が加入している保険も請求することができました。
ただでさえ、毎日不安な日々を過ごしていた中でお金の問題が少し解決されたことは、精神的にとても大きかったです。
※私の場合、分娩中に急遽手術をしたことや分娩後の診断結果から、一部保険適用の相談が可能とのことでした。必ずしも相談可能というわけではないと思いますが、困ったことがあれば病院に相談してみるものだなと感じました。
感じている不安は必ず終わりがくる
入院中、医師や助産師の方に言われて救われた言葉があります。
それは、"今回の不安要素は必ず終わりがくるから、今回の事象が落ち着いたら幸せな毎日が待っているよ"というニュアンスの言葉でした。
その言葉を聞いて、たしかに分娩時に赤ちゃんに何かあった等の終わりが見えない問題はなく、母子ともに健康に出産を終えることができただけでとても有難いことだなと感じました。
今回の経験を通じ、妊婦さんや周りの方は感染症にならないことが一番大事なことですが、もし感染してしまった場合は、どういうマインドでどう対処するかが大事だなと感じました。
私と同じような経験をされた方にとって、少しでも参考になることがあれば幸いです!

絶望的なことが起きても、見方を変えて、家族が健康で幸せでいられるだけ有難いことと考えると気持ちが楽になるかもしれません!