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今年は担ぎ手に!4歳双子と迎えた地域祭礼

秋といえば、お祭りシーズン。我が家の住む地域も、伝統行事である「地域祭礼」が行われました。
昨年のお祭りでは、お神輿もお囃子も、遠くからじっと見ていた双子。ところが今年は、「お神輿の唄の練習に行きたい!」「お囃子に参加したい!」と自分から言い出したのです。親としてはびっくり半分、うれしさ半分。慎重派の二人が、自ら地域に飛び込んでいく姿を見て、胸がじんわり温かくなりました。
自らの意思で参加した練習初日
最初の練習の日。会場に着くと、地域の大人やお兄さんお姉さんが集まっていて、双子はちょっと緊張気味。でも、少しずつ練習するうちに、だんだん表情がほぐれてきて楽しそうに。
慣れない環境に「つかれた休憩」なんて言いながらも、ご褒美のアイスをいただきご満悦。双子同士で顔を見合わせながら、はにかんでいる様子がなんとも愛らしく、「あぁ、去年と全然違う」と感じました。

本番当日
迎えたお祭り当日。法被を着て、地域の人に「似合うね!」と声をかけてもらうと、胸を張って嬉しそうに立つ二人。母はウルウル。
コロナ禍明けの最初のお祭りは法被すら着たがらなかったのに、今年はちゃっかり足袋まで履けています。去年は怖がって近づけなかったお神輿にも、今年は自ら「担ぎたい!」と参加。大きな声で掛け声をあげながら、眠くなる限界までずっとお神輿を担いでいました。
その一生懸命な姿に、地域の人たちからも「すごいね!」「がんばってるね!」と声をかけてもらい、親として胸が熱くなりました。

地域祭礼は「ただのお祭り」ではないと実感
「子どもは地域に育ててもらっている」——そう実感できた今年のお祭り。掛け声をあげて担ぐ姿に、子どもが地域に受け入れられ、同時に自分自身のルーツを育んでいく様子を重ねて見ました。
“自分はこの地域に生きている”という誇りやアイデンティティを育てるきっかけになるのだと実感。来年は、どんな表情で、どんな声を響かせてくれるのか。今から楽しみです。

小さな担ぎ手さんたち、お疲れさまでした。