ブログ
もと出不精がゆく、家族との珍道中。おでこが目立つ親子です。

更新

息子が注射で泣かなくなったわけ【ごっこ遊びでプレパレーション】

息子が注射で泣かなくなったわけ【ごっこ遊びでプレパレーション】

注射って大人でも嫌ですよね。小さいお子さんだとなおさら。ところがその小さい頃こそ免疫をつけるために予防接種の機会が多いのです。予防接種の日は親子ともにドキドキしている方もたくさんいるのではないでしょうか。わが家の息子は4歳になる前にあることをしたら、予防接種ですっかり泣かなくなったのです。これからお子さんがインフルエンザの予防接種を受けに行く方も多いと思うので、少しでも参考になればうれしいです。

注射の何が嫌なんだろう?

注射の何が嫌かは人それぞれかと思うのですが、痛いこと、いつ痛みが来るかわからない恐怖、病院の緊張感…私は全部です。
息子が2、3歳の頃は病院に行って注射されるとわかると、それはもう泣く喚くの大騒ぎ。家に帰ってぐったりまでがお決まりでした。
息子が3歳の時、まずまず喋れるようになったので注射の何が嫌か聞いてみたことがありました。

よくわからないなら、ごっこ遊びしてみよう

息子が言うにはよくわからないのに痛い思いをしなければいけないことが嫌だったそう。もともと予防接種に行く前に、今日はこういう理由で注射しに行くんだよ、ということは伝えていたのです。それがうまく伝わっていなかったということでした。
それならば…とまずは私が医師の役をして「お名前を教えてください」から「病気に負けない身体になるために、今日は注射をしますね。」おもちゃの小道具を使って「ちょっと、チクっとしますよーはい、チクーッ」という流れでごっこ遊びをしてみました。

おもちゃの注射器ではい、チクーッ

するとこれが息子に大ウケ。何度かやらされた後に、私も飽きてきたので今度は息子に医師役をやってもらいました。これまたノリノリで化粧用のコットンでちゃんと消毒の真似までする徹底ぶり。そして「はいチクっとしますよー」とおもちゃの注射器の針先を私の二の腕に食い込ませて喜んで医師になりきっていました。

消毒しますね、冷たいですよ

かかりつけの先生もびっくり

デモンストレーションさながらのごっこ遊びを何度かやって予防接種に臨んだところ、注射される直前は緊張感が漂っていましたがまったく泣かなくなったのです。
最近では私の膝に座ることもなく、息子が暴れないように身体を押さえることもなく、本当に1人で座って先生や看護師さんに励まされながら予防接種を受けています。

先生、二の腕に食い込んでます

小児科の先生が「すごいね!強かったねー偉かったねー」と驚いていたので、自宅でデモンストレーションをしてきたことを伝えると、「やっぱりね、そういうことが大事なんだよねぇ」と言ってくれました。と、同時に私の記憶の片隅から学生時代に勉強したことが少し蘇ってきました。そのワードが出てこなかったので、帰省した時に学生時代の教科書を見返してみると…それは「プレパレーション」でした。

「プレパレーション」ってなんだ?

「プレパレーション」とは、心理的準備のこと。子どもが病気や検査、処置などに対して抱く不安やストレスを和らげ、子どもが適切に対処できるよう心の準備を促すケアです。
処置や検査の様子を絵本や人形で見せたり、実際に見学したり使用する物品に触れたりすることで、安心して処置に臨めるように子どもの理解をサポートします。
わが家ではそれがごっこ遊びだったというわけですが、息子は役になりきることで自然と流れが理解できて心の準備が整ったようでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

注射嫌いのお子さんは次の予防接種に行く前にぜひ試してみてください

この記事を書いた人

はっぴの画像

東京都

はっぴ

もと出不精がゆく、家族との珍道中。おでこが目立つ親子です。

マイペースで突き進む内弁慶な5歳の息子、アクティブなパパ、楽天家ママの3人家族です。笑いあり、涙ありの日常をお届けしたいです。

はっぴ:新着ブログ

あんふぁんチームズ

電子書籍

幼稚園児とママ・パパの情報誌

親子の保育園生活を応援する情報誌