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絵が苦手でも画伯になれちゃう!子どもと一緒に楽しむ沖縄伝統工芸「紅型染め」体験レポ

絵が苦手でも画伯になれちゃう!子どもと一緒に楽しむ沖縄伝統工芸「紅型染め」体験レポ

日本の伝統工芸を体験させたいなって思っていた時に出会った伝統工芸体験をご紹介します。
その伝統工芸は、紅型染め(びんがたぞめ)。
私も含めて馴染みのない方も多いと思いますが、実際に体験してみると、子どもと一緒に楽しめる魅力がたくさんありました。

紅型染めとは?

沖縄の伝統的な染め物「紅型(びんがた)」。
紅型染めは、琉球王朝の時代から続く沖縄の伝統工芸で、鮮やかな色彩と大胆な模様が特徴です。着物や帯、小物などに使われており、沖縄の小学校でも体験授業に取り入れられているほど、地元では身近な文化なんだそうです。

色とりどりでワクワクするよね

体験してみてよかったこと

今回の体験で一番印象に残ったのは「染め筆を立てて描く」という独特の描き方。
これは習字の練習にもつながるそうで、子どもにとっても勉強になるなと感じました。

習字の練習にも

また、色塗りは「淡い色から塗り、最後に濃い色を重ねる」という手順があり、自然と色の濃淡の表現を学べます。普通の絵の具で塗るのとは違い、色の置き方に個性が出るのも面白いポイント。

たくさんの色があって、どれにしようか迷っちゃう

模様の輪郭はあらかじめ糊で描かれているので、小さなお子さんでも安心して挑戦できますよ。

下のチビはお魚さんを選んだよ

今回の作品はコースター

私たちは「コースター作り」に挑戦しました。
息子たちは夢中になって取り組み、20分ほどで塗り終えました。完成したコースターは、旅の記念として持ち帰れるのも嬉しいですね。

真剣そのもの

家に帰ってからの仕上げ

持ち帰った作品は、そのままではまだ完成ではありません。
紅型染めは「仕上げの工程」も楽しみのひとつなんです。

まず、家に帰ったら5〜7日間ほど天日干ししてしっかりと乾かします。

天日干しするよ

その後、アイロンがけをして色を定着させ、最後にお湯に浸けて糊を落とす作業を行います。

アイロンで色の定着をしたよ

少し手間はかかりますが、この一連の工程があるからこそ、出来上がるまでのワクワク感やドキドキ感が続き、完成したときの喜びもひとしおです。
子どもたちも「まだかな?」「もう乾いた?」と毎日気にしていて、完成した作品を手にしたときの笑顔がとても印象的でした。

お湯に浸けて、糊をはがしていくよ

旅行者へのおすすめポイント

紅型染めは仕上げに日数がかかるため、沖縄旅行で体験するなら旅の前半に参加するのがおすすめ。そうすれば帰宅後すぐに天日干しに入れるので、スムーズに完成まで楽しめますよ。

天日干しは、車のダッシュボードでもできるみたい

完成後は毎日の暮らしで大活躍

完成したコースターは、早速わが家の食卓で使っています。
「これ僕が塗ったやつ!」「こっちはぼく!」と子どもたちが誇らしげに教えてくれる姿に、親としても嬉しくなります。
自分で染めたものを日常で使えるのは、工作やお絵かきとはまた違った達成感がありますね。
旅行の思い出が、暮らしの中でふと蘇るのも紅型染め体験の魅力だと感じました。

今回体験したのは「城紅型染工房」。
紅型染めを体験できる施設は沖縄にいくつかありますが、今回訪れたのは城紅型染工房(ぐすくびんがた せんこうぼう)。
那覇市首里にあり、工房見学や紅型染め体験ができる人気スポットです。

毎日の楽しみも増えたよ

城紅型染工房(ぐすくびんがた せんこうぼう)基本情報

・住所:沖縄県浦添市前田4-9-1
・電話番号:098-887-3414
・営業時間:10:00~18:00(定休日:日曜日)
・アクセス: ゆいれーる「経塚駅」から徒歩約10~15分
・体験内容:コースター、トートバッグ、タペストリー(所要時間:40~90分程度)

お家でできる体験キットもあったよ!

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ここさ

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薬剤師 スポーツファーマシスト

夫・長男7歳(小2)・次男5歳(年中)
成長曲線の下をいくにーにと特定の食べ物しか食べないチビ。悩みながらの子育て情報をお届けします。

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