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歯が抜けた夜にやってくる? フランス式“トゥース・フェアリー”が娘にくれた魔法

【抜けた歯、どうしてる?】
我が家の6歳児も、ついに初めて歯が抜けた!
さて、抜けた歯どうしよう?
日本では、抜けた乳歯を「上の歯は床下へ」「下の歯は屋根上へ」投げることで、続いて生えてくる永久歯がその方向へまっすぐ生えてくるようにというおまじないがありますね。
私も子どもの頃、抜けた歯を家の窓から投げた記憶があります。
世界には「妖精がやってくる夜」がある
アメリカやヨーロッパでは、乳歯が抜けたときにとってもワクワクする風習があります。
それは、抜けた歯を枕の下に置くと、夜中に「トゥース・フェアリー(歯の妖精)」がやってきて、歯と引き換えにお金やプレゼントを置いていくというもの。
子どもたちに「成長の一過程」をポジティブに感じさせるための、楽しいコミュニティ的な儀式です。
きれいな歯しか持っていってくれないと言われており、歯磨きへの意欲を高める効果もあるそうですよ。
我が家にもトゥース・フェアリーがやってきた!
フランス人のパパの希望で、我が家でもトゥース・フェアリー制度を導入してみることに。
歯が抜けたショックと痛みで泣き続けていた娘に、トゥース・フェアリーの話をすると目を輝かせて「妖精に手紙を書く!」と大喜び。
ころっと気持ちを切り替え、泣き止ませることに成功!
その夜は、妖精さんへのお手紙と、カプセルにしまった乳歯を枕元に置いて眠りにつきました。
夜のうちにカプセルから乳歯を回収し、代わりに100円玉とお手紙を入れておきました。
翌朝、大興奮の娘。
「妖精さんが来た!!やったーーー!!」
次にグラグラしている歯が抜ける恐怖も、「お金がもらえる楽しみ」に変わったようです(笑)。

日本ではまだ知られていないトゥース・フェアリー
翌日、幼稚園でトゥース・フェアリーの話をしたところ、認知度はゼロ。
「お友達のところには妖精さん来なかったみたいだよ…」としょんぼり。
そこで私は、「妖精さんはフランスから来たんだね!パパがフランス語でお電話したからかな」ととっさに誤魔化し、事なきを得ました。
まだ日本では珍しい風習ですが、こうして異文化の儀式を取り入れることで、子どもの体験に“楽しさ”や“想像力”が加わるのを感じます。
抜けた歯はどうやって保管する?
ヨーロッパでは、抜けた歯を記念品として保管する人も多く、有名ブランドからも歯を保管するためのケースが販売されています。
我が家ではフランスの老舗ブランド「ボンポワン(Bonpoint)」の乳歯ケースを購入!
ボンポワン(Bonpoint)は、1975年にフランス・パリで創業した高級子ども服ブランド。
クリエイティブなデザインとタイムレスなスタイル、上質な素材と縫製が特徴で、ベビーから14歳までの子ども服を中心に、ベビーギフトや香水、スキンケアなども展開しています。
ブランドのシンボルはピンクのさくらんぼ。多くのセレブリティや王室関係者にも愛用されているブランドです。
小さな2粒のさくらんぼがケースのふたに刻印されていて、高級感たっぷり!
見た目もかわいく、インテリアにも馴染むデザインでとても素敵です。
トゥース・フェアリーはやらなくても、可愛いケースで乳歯を大切に保管したいママにもおすすめですよ。

小さな歯が抜けた夜、子どもも親もひとつ成長。次の“魔法の夜”が待ち遠しくなりました。