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「こんなにかかるの?」塾代だけじゃない!高校受験の見落としがちな隠れコストを大公開

「こんなにかかるの?」塾代だけじゃない!高校受験の見落としがちな隠れコストを大公開

受験シーズンが近づくと、親として気になるのは「受験にどれくらいお金がかかるのか」という点ですよね。多くの家庭ではまず「塾代」を思い浮かべますが、実際には塾代以外にもさまざまな費用が発生します。模試や教材費、交通費、受験料、入学金など、うっかり見落とすと後で慌ててしまう出費もあります。今回は、我が家の体験をもとに、受験にかかるお金のリアルと、意外と見落としがちな「隠れコスト」について詳しくご紹介します。

※本記事は筆者の個人的な体験に基づく内容です。塾代や受験にかかる費用は学校や塾、地域、家庭の状況によって異なります。ご家庭の判断や計画の参考としてご覧ください。

秋の行事ラッシュと受験が重なる!親子で駆け抜ける「高校受験」の実体

10月は小学校や保育園で運動会や文化祭、遠足など、秋の行事が立て続けに行われる忙しい季節です。
そんな中、我が家の長女(中学三年生)は高校受験の真っただ中。
週末は子ども達の行事やイベント、地域のお祭りに加えて、志望校を検討中の長女と一緒に、高校の学校説明会や文化祭を回る日々で、親もなかなか気の抜けない毎日を過ごしています。

受験にかかるお金っていくらぐらい?塾代だけじゃない!

中学入学時からタブレット教材で家庭学習をしていましたが、中学3年に進学した際に『このまま自宅学習だけで受験に間に合うだろうか』と不安になりました。その懸念を解消するため、夏期講習から塾に通い始め、本格的な受験勉強に取り組み始めました。

塾選びでは、「集団授業」「少人数制」「個別指導」の他に「家庭教師」など受験対策の選択肢が多く、どのスタイルが長女に合うのか本当に悩みました。授業数や受講科目を増やすほど費用は上がりますが、夏期講習は受験に直結する大切な時期。
初めての通塾となるため、できる限り本人に合った環境で受験対策を進めてほしいという思いがありました。

長女は夏休み中も毎日部活があったため、限られた時間を有効に使えるよう、日程や時間を柔軟に調整できる“個別指導タイプ”の塾を選びました。
親子で相談しながらスケジュールを決めた結果、夏期講習にかかった塾代(入会金・施設利用料含む)は約22万円でした。

さらに、9月から受験終了(2月)までの半年間、月謝約5万円での通塾が続くため、高校受験期全体でかかる塾代はざっくり50万円以上となる見込みです。

塾の費用は個々で異なりますが、受験生(中三)は特に高額になり、その金額に身が引き締まる思いです。

受験対策専用の教材も!教材費

塾に通い始めると、受験対策専用の教材を使用するため、授業料とは別におよそ2万円の教材費がかかりました。
さらに、自宅学習用として活用しているタブレット教材の利用料が毎月約1万円。

そのほかにも、苦手分野の克服や過去問題対策のために、塾以外の教材を追加で購入することもあります。

塾の未履修科目をタブレット教材でカバーしています。

塾&自宅学習で意外とかかる!軽食代

夏期講習や特別授業の時期は、塾で過ごす時間が長くなるため、お弁当(軽食)を持参したり、飲み物やちょっとしたお菓子を買ったりと、意外に“軽食代”もかかります。

我が家の子どもたちは「勉強前にお菓子やジュースがないとやる気が出ない!」タイプなので、塾へ行くたびに飲み物代として200〜500円ほど渡していました。
さらに自宅学習のときも、グミやラムネなどをお供に勉強するのが習慣に。
やる気向上のため良い成績が出た時はご褒美のスイーツを用意した結果、受験生1人あたりの軽食代は月におよそ6,000〜8,000円、多い時では1万円以上かかります。

チャック付きのグミや個装のお菓子が大活躍!お菓子を食べると気分転換にもなるそうです。

受験生必須の模試代

受験生になると欠かせないのが「模試」。内容や実施回数は塾や志望校によっても個人差がありますが、都立志望の中学生がよく受ける「Vもぎ」は、1回あたり5,300〜6,000円ほど。
我が家では、受験本番までに4回受ける予定なので、合計で約21,000円の出費になります。
回数を重ねるごとに本人の成長が見えて頼もしい反面、模試代も積もると結構大きいと感じました。

模試は多種類あり、何度も受ける機会がありますが、受験を重ねるうちに模試代の出費も結構な負担になってきます。

通塾や受験会場までにかかる交通費

自宅から近い塾(徒歩・自転車圏内)であれば、基本的に交通費はかかりません。
我が家の場合は、隣駅の塾に通うため通塾用に古い自転車を新調し、約2万円の出費がありました。

また、家庭教師を利用する場合は講師への交通費の支払い、塾まで電車やバスで通う場合は、子どもの交通費も必要になります。
さらに遠方での模試や本番の受験にかかる交通費・宿泊費を、あらかじめ受験費用全体の一部として事前に見込んでおくことも重要です。

受験料も忘れずに!公立・私立で異なる費用と支払い期限の注意点

受験には受験料も必要です。東京都の場合、公立校は一律2,200円ですが、私立校では学校や入試方式によって異なり、一般入試であればおおよそ2万円前後かかります。
受験料の支払い期限を過ぎると受験自体ができなくなることもあるため、期限管理には注意が必要です。

合格後も油断禁物!入学金振込までが本当の受験!?

受験の結果、見事合格!と喜んだのもつかの間、合格通知とともに届くのが「入学金振り込みの案内」。しかも、指定された振込期限は約1週間など非常に短いことが多いです。

東京都の場合、公立校の入学金は一律5,500円ですが、私立校だと20万円以上かかる場合もあり、塾代だけしか用意していないと「入学金を振り込めない!」という事態になりかねません。入学金を振り込んで初めて、子どもが志望校に入学できる権利が発生するため、私は受験は「入学金振り込みまでが受験」と考えています。

受験対策は、必ずしも塾に通う必要はありません。塾に通わずにしっかり結果を出す子はたくさんいます。
また、受験にかかる費用について不安がある場合は、お住まいの自治体が提供している費用の助成や奨学金などのサポート制度があるかもしれません。

子どもが受験の時期になった時に慌てて塾を決める前に、まずは受験にかかる一般的な費用や、お住まいの地域の公的なサポート制度などの情報をあらかじめ調べておくと、安心して受験準備を進められます。

お子さんの受験を控えている方の参考になれば幸いです。

※提示した金額は公開時点の情報です。最新の情報は、各教育機関よりご確認ください。

受験生がいる家庭は受験当日まで、子どもの体調を万全に保つためのサポートが欠かせません。

費用面で慌てることのないよう、親としてもしっかりと準備し、子どもの受験を全力で支えたいと思います。

この記事を書いた人

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東京都

伊藤愛

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ネイリスト 福祉ネイリスト

夫、長男(高1)長女(中2)次男(中1)三男(小5)次女(小2)四男(5歳児)三女(3歳児)五男(2歳児)ライター・webデザイナーとネイリスト・アロマの講師も

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