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秋の空はピンク色?夕焼けを見た双子のやりとりに思わずクスッとした話

季節は秋に移り変わり、日が沈むのも早くなりましたね。
お迎えが遅くなると18時近くになることもあり、その頃には日が沈みかけていることが多くなりました。
ある日のお迎えが遅くなった帰り道、双子同士の会話からふと出てきた「夕焼けの理由」がほっこりして、お迎えが遅くなったことへの申し訳なさも少し軽くなりました。
双子が考える「空が夕焼け色になる理由」
ある日の帰り道、青・ピンク・オレンジが混ざったとてもきれいな夕焼け空でした。
双子はすぐに気づいて「お空、青!ピンク!」と言って見上げていました。
すると、双子同士でこんな会話になりました。
「なんでお空が青とピンクになったのかなあ」
「○○先生が塗ったのかなあ」
「青は△△先生じゃない?」
「じゃあピンクは○○先生ね!」
私は思わず、「え!?先生が塗ったの?どうやって?」と現実的なことを聞いてしまいましたが、双子の発想がとても自由で素敵だなと思いました。
この会話以降、夕焼け空を見るたび双子は「今日も先生が塗ったんだね」と言うようになりました。
夕焼け色の本当の理由
双子の会話を聞いた後、私自身もなぜ空がピンクになるんだろう?と疑問に思って調べてみました。
【夕焼け色になる理由】
空が夕焼け色になるのは、太陽の光が大気を通るときの「光の散乱」のしくみによるものです。
夕方になると太陽が低くなり、光は地平線近くの長い距離を通って地上に届きます。
光には青・緑・黄・赤など様々な色が含まれていますが、青い光は波長が短く散らばりやすいので、夕方にはほとんど届かなくなります。
その結果、残った赤やオレンジの光が強調されて、空が夕焼けの暖かい色に染まります。
【秋の空がピンク色になる理由】
太陽が沈む直前~沈んだ直後は、光が空気や雲に反射してピンクや紫に見える瞬間があります。
ただし、太陽の光が届かなくなるとすぐに色は消えるため、空がピンク色の時間はほんの10分ほどです。
秋は空気が澄んでいて水蒸気やチリが少ないため、こうした光の散乱がより鮮やかに見え、ピンクやオレンジの夕焼けが美しく映える季節です。
また、秋は太陽の沈むタイミングが帰宅時間帯(17~18時頃)と被るため、ピンク色の空を目にする機会が多くなります。
今しかない感性を大切にしていきたい
双子が空を見て「ピンク!」と気づいてくれたおかげで、夕焼けがピンク色になる理由を知ることができました。
ですが、空が夕焼け色になる本当の理由よりも、「先生が塗ったのかなあ」と空を見上げる双子の想像のほうが好きだなあと思いました。
今しか感じ取れないことがたくさんあって、それらの積み重ねで感性が育っていくのだなと実感しました。
2歳の秋、ピンクの夕焼けをあと何回見られるかわかりませんが、貴重な瞬間を一緒に楽しみたいです。
明日の空がどんな色に塗ってもらえるのか楽しみです