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4年かかって実感した「子守歌ってやっぱり凄いんだ!」

育児中の悩みって様々なものがありますよね。食事、睡眠、運動、言葉…我が子だからこそ、ちょっとしたことが気になったり。
長男を生んだ9年前、私の一番の悩みは「睡眠」でした。とにかく寝てくれなかった長男。育児ノイローゼになりかかりました。
それに引き換え4歳の長女は睡眠に関して言えば、割と楽な方だったと思います。
寝てくれなかった長男の育児を反面教師に、私なりに長女の育児では睡眠に関して工夫してきたことが様々とあったのですが、その中の1つが子守歌。
最近になって我が家では、「子守歌ってやっぱり凄いんだ!」と発見した出来事がありました。
新生児期の長女の睡眠
長女が生まれたのは、長男が4歳9カ月の頃。その頃には長男も寝てくれるようにはなったのですが、新生児期の長男は、30分寝て2時間起きているという訳のわからない睡眠サイクルで、1歳の誕生日を迎える頃までその謎なサイクルは続きました…。
寝入るのも下手で、抱っこしたままスクワットを2時間続けてやっと寝入ってくれた時には、暗い部屋で1人で静かに泣いた夜もありました(笑)。
なので長女はどうかよく寝てくれる子でありますように…という願いが叶ったのかたまたまなのか、長女は育児本に書いてある睡眠サイクルに割と近いサイクルで寝てくれる子で、本来であれば赤ちゃんってこんなに寝てくれるんだ!と感動したことを覚えています。
寝てくれなかった長男の育児を反面教師にして、寝る前には部屋を暗くしたり、朝はしっかり太陽の光を浴びせたり、お兄ちゃんである長男がいたこともあって日中は賑やかで騒々しい生活でした。そのためか長女は昼夜の区別も最初からしっかりしていたし、寝入るのに苦労した夜も数回程しかありませんでした。兄妹でもここまで違うのかと驚いたほど。
そんな長女の睡眠時に行っていた1つが、子守歌をうたうこと。
私が『ゆりかごのうた』という子守歌が好きで、子どもができたらいつかうたって寝かしつけしてあげたいと思っていたのですが、長男はうたえばうたうほど目が冴えてしまうタイプの赤ちゃんだったので、全く効果はなし。
なので長女の寝かしつけの時に子守歌をうたうと、すーっと安心したような表情でスヤスヤ寝ついてくれた姿を見て、とても感動しました。
それから長女の寝かしつけの時には『ゆりかごのうた』をよくうたうようになり、その度に長女はゆったり寝付いてくれて、親子共々癒しの時間となりました。

4年の月日を経て
そんな長女ももう4歳。すっかりお姉さんになり、一丁前なこともたくさん言うようになりました(笑)。
夫の車で出かけたある日、車の振動で眠たくなった長女でしたが、なかなか上手く寝入ることができず、珍しくぐずり始めました。
眠たいなら寝てくれればいいのにと思いながら隣にいると、長女が「ママ、ゆりかごして?」と言い出しました。最初はわからなかったのですが、どうやらゆりかごのうたをうたってほしい様子。長女が赤ちゃんの時、確か1歳くらいを最後に滅多に子守歌の出番がなかったので、歌詞を忘れているところがあり、調べて久々にうたいだすと、眉間に寄せていたしわが消えてうっとりと眠りにつく長女。うたいだしてから5分もかからずに寝入ってくれました。
これには長男も夫もビックリ。長女がすぐに寝入ったこともですが、約3年間もの間、聞いていなかった子守歌の存在を覚えていたことや、あの頃のように安心した表情で寝入ったことが衝撃的で、子守歌の持っている力に驚かされました…!
あの頃に比べてだいぶ成長した長女。でも寝顔はまだまだ赤ちゃんの時と同じく可愛らしいままで、寝ぐずりをしたくらいで私までイライラしてしまったことを子守歌をうたいながら反省しました。
今、お子さんがなかなか上手く寝ついてくれない、また長く寝てくれなくて悩んでいる方も多くいると思いますが、効果については個人差があると思いますが、子守歌をうたってみると、案外大人の方がリラックスしてお子さんと向き合うことができるようになるかもしれませんよ。
子どもにとっても大人にとっても、子守歌っていいですね。