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グレーゾーンの8歳息子&3歳娘に翻弄されるワンオペママ

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1歳半検診で引っかかった理由とその後の成長、小児発達の受診

1歳半検診で引っかかった理由とその後の成長、小児発達の受診

市区町村によって子どもの検診時期は様々かと思いますが、私の住んでいる市やその近郊では必ず行われている【1歳半検診】。
現在4歳の長女はこの1歳半検診にばっちり引っかかり、現在も小児発達の定期受診をしながら児童発達支援事業所を利用しています。
長女が検診に引っかかった理由と、その後どのように成長していってるのか。
発達に不安のある子の参考になれば幸いです。

1歳半検診、引っかかる

2021年の春、緊急事態宣言中に生まれた長女。クセの強い長男に比べ長女はわりと育てやすかったのですが、異変に気付いたのは1歳を過ぎてから。
首の据わりや腰の据わり、追視、ハイハイやつかまり立ち、つかまり歩き、手放しでのたっちまでは順調にクリアしていたのですが、なぜか一人歩きだけはできない長女。
できなかった、というより、しなかった、という方が正しいのかもしれませんが、あの手この手で一人歩きをするように働きかけましたが、どれもダメ。

私の住んでいる市では1歳半検診の問診票が事前に配布されているのですが、一番最初の発達項目が【一人で歩けますか?】だったんですよね。
検診当日の朝、もしかしたら奇跡的に『はい』に丸をつけられるかもしれないから、とその項目だけ後回しにしていたのですが、やっぱり『いいえ』になってしまった時の気持ちったら、もう…
しょっぱなの項目から『いいえ』に丸をつけてしまって、この先長女は大丈夫なのか?心配な気持ちと不安な気持ちを抱きつつ向かった1歳半検診。
皆さんの予想通り、1歳半検診にばっちりと引っかかりました…

発達の病院を受診して

検診を担当してくださった医師も手慣れたもので、交通の便を考慮して車で受診できる発達の病院を紹介してくださいました。ただ人気の病院のため、帰宅したらすぐ!今日中に!紹介状をもらったので予約したいと電話して下さいと言われました。
帰宅して言われた通りにすぐ!その日中に!予約の電話を入れたのですが、予約できたのは2か月以上先…発達に心配のある子が多いことと、発達を診られる先生、病院が少ないことから、新規の予約は激戦のようで、2か月先ならまだ早い方だったようです。現在、新患はお断りしているそうです。

発達の病院を予約している間に、長女はやっと一人歩きができるようになりました。ある日ふと、急に。今まで悩んでいたのがなんだったのか、と思うほど、急に一人で歩き始めた長女。この時で1歳7か月。(1歳8か月目前)
ただ予約を入れた時に「予約日が来る前に一人歩きができるようになっても、受診には必ず来てください」と言われていたので、一人歩きができるようになった長女と夫と共に発達の病院を初めて受診。普通の小児科より長い巻物のような問診票を記入し待つこと1時間半、やっと小児の発達の専門医の受診を受けることができました。

長女の場合は『一人歩きをしない』ことが大きな問題だったため、理学療法士の先生も同席してくださり、遊びながら長女の様子を診ていただきました。普通の小児科と大きく異なることとして、先生も理学療法士の方も白衣は着ずにジャージ姿でした。白衣=病院、怖い、を打ち消すためかと思います。
長女の生い立ちや成長過程を問診票や母子手帳と共に照らし合わせ、長女の足の動き、関節の動き、歩き方、立ち方、座り方等も診ていただきました。
最終的に診察室にいた時間は約2時間ほど。長女がお腹の中にいた時の私の生活~現在に至るまでを事細かにお伝えしたため、私も夫も長女も疲れてぐったり。
でもこれで長女が一人歩きをしなかった理由がわかるならいいな、と思いました。

受診の結果

結局数回の受診では長女が一人歩きをしなかった理由はわかりませんでした。血液検査をする場合もあるそうなのですが、長女には該当せず。関節の動きも筋肉も問題ないし、歩行姿勢も問題なし。一人歩きが遅かったこと以外、問題はなしとの結果でした。
ただ遅かったとはいえ今は歩けているから問題なしかといえばそういう訳でもなく、順を追って発達していくことが望ましいけれど長女の場合は全体的な発達の遅れが出ることが今後も予測される可能性が高いため、現在も発達の病院を3か月に1回受診しています。

そんな中で最近になって先生が一人歩きがしなかった理由はきっと…と教えてくださったのが『気持ちの部分』。
とにかく繊細で心配症で不安がちな長女。「きっと一人で歩くことが怖かったんだろうね」と先生から言われました。これには私も夫も納得。
最初の一歩を何にも掴まらず、一人で踏み出すことが長女にとってはかなり勇気のいることだったのだと思います。
現在も初めてのこと、場所、人は苦手で、いつもと異なる場面はとても嫌がります。でも成長していない訳ではありません。
長女のペースで少しずつ社交性は増してきたし、今ではすっかり足も速くなり、私が追い付けない時もあるほど…
チャレンジしてみようと何かに挑戦する力や最初の一歩を踏み出す勇気は周りの子より引けを取っていますが、児童発達支援事業所を利用することで彼女の中の『生きる力』が大きく育ってきたように感じています!

検診にひっかかったり、発達に悩んでいる方へ

少数派とは言え、検診に引っかかったり発達に悩んでいる方はいると思います。児童発達支援事業所の先生が仰っていた言葉なのですが『成長しない子はいない』私もそう思います。
ペースは定型発達の子と違えど、ゆっくりゆっくりその子なりに成長は日々しているはずです。小さな成長だと気づけないこともありますが、どの子もみんな成長はしていきます。

長女が1歳半でまだハイハイで移動している時に、長女より小さな子が小走りで長女を追い抜いていく姿を見た時にはメチャクチャ凹みましたが、今では母を追い抜いていくようになった長女を見ていると、どの子もちゃんと成長はしていくから大丈夫だよ!ってあの頃の病んでいた私に伝えたくなります。
定型発達の子の育児より沢山のハードルがあって、しかも高さは高いものばかりだけれど、どの育児にも必ずゴールの瞬間ってくると思うので、時には一休みしたり後ろを振り返ったりしながら気長に前進していきましょう。

育児の悩みって尽きることがないですよね

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北海道

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グレーゾーン子育て中

言葉の遅れ&精神面のムラあり息子(小3)、独歩開始時期が遅く慎重派すぎる娘(年少)、夫、義父、基本ワンオペな私、でチームつばき家!の療育・食育・日常生活

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