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兄弟でもまるで違っていた、おむつ替えのやりやすさ

父親目線で感じた、育児の難易度に対する個人差の影響
ベビー育児は3週目ですが、新しいことばかりです
7歳長女、5歳次女、1歳長男を育てている父親です。
子どもが3人いると、育児の中で「慣れ」が生まれる一方で、「まったく同じ子育ては存在しない」という現実にも毎回直面します。特にそれを痛感したのが、おむつ替えでした。
穏やかで協力的だった第1子
長女は本当に穏やかな性格で、おむつ替えの時はほとんど動かず、じっと私を見つめてくれるような子でした。
テープタイプのおむつを1歳半まで使っていても問題がなかったほどで、むしろ保育園の先生から「そろそろパンツタイプに替えてもらえると助かります」とお願いされるまで、親の方が切り替えの必要性に気づかないほどでした。
初めての育児で手際も悪く、右も左も分からない状態だったので、第1子の穏やかさに何度も救われました。
経験と成長で乗り切れた第2子
次女は長女とは対照的に、好奇心旺盛で活発なタイプ。寝返りも早く、何にでも手を伸ばすような子でした。それでも、「おむつ替え=戦い」と感じるほどではありませんでした。というのも、すでに親側の経験値が上がっていたからです。
長女のときの実体験を踏まえ、タイミングよくテープタイプからパンツタイプへと移行したことで、多少動き回る次女にも対応できました。
おむつ替えの手順や必要なアイテムの配置もすっかり体に染みついており、多少バタバタしてもなんとかなりました。
2人育児が始まった頃は不安もありましたが、親のノウハウ向上が次女のおむつ替え難易度アップを上回り、親としても自信がついた時期でした。
穏やかなはずが予想外に大変な第3子

そして現在、我が家の末っ子である長男が1歳になりました。
性格は基本的に穏やかで、普段はおっとりしています。ところが、おむつ替えのときだけは別人のよう。生後半年くらいから急に活発になり、今ではおむつ替えのたびに全力で身をよじり、寝かせようとすると反り返って抵抗します。
まるで「おむつ替え反対運動」をしているかのような勢いで、油断するとおむつ台から転げ落ちそうになるので、こちらも毎回全神経を使います。長女・次女の時にはなかった「おむつ替えの真剣勝負」とも言うべき状態です。
加えて子どもが3人いると、同時多発的なトラブルが発生するのも日常茶飯事です。第3子のおむつ替えに苦戦している間に第1子と第2子がケンカしたりします。うんち漏れとケガの危険性、どちらがリスクが高いか、みたいな判断を瞬時に求められます。第1子がじっとしている性格だったこともあり、「長女の頃は平和だったなぁ」痛感する日々です。
個性と男女差、そして育児のリアル
男の子だからなのか、それとも性格の違いなのか、正直なところ、その境界は分かりません。ただひとつ言えるのは、同じ両親から生まれた3人の子どもが、おむつ替え一つとっても難易度がこれほど違うということです。
育児の「やりやすさ」や「大変さ」は、子どもの個性によってまるで変わってしまうという現実です。
3人の子どもを育てていると、「育児のコツを教えてください」と聞かれることがあります。しかし今の私は、「大変だった」「楽だった」といった主観的な話を軽々しくはしないようにしています。なぜなら、その“楽さ”や“大変さ”は、親のスキルや気質よりも、子どもの個性に大きく左右されることがあるからです。
おむつ替えという一見単純な作業も、子どもによってここまで違う。第3子の育児で改めてそれを痛感しています。普段の性格は穏やかな長男のおむつ替えに苦戦するたびに、「何度やっても育児は新しい経験」と実感します。
兄弟それぞれの“おむつ替えエピソード”が、我が家の育児史の小さな思い出として刻まれていくのだと思います。


























