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登校中のハプニング!小1長男が通学中に拾ったもので大波乱!?

我が家の長男は小学校3年生。今朝も「いってきます!」と元気に小学校に向かいました。
長男の後ろ姿を見送りながら、今でも思い出す登校中の衝撃エピソードがあり『なんの問題もなく小学校に着きますように』と願う日々。
賛否両論ある内容だとは思いますが、いまだに長男の行動が間違っていたとは思えず、親として長男にどのように声をかければ良かったのか考えることもあります。
一人で登校している最中に、まさかのモノを拾った長男。その後の行動も私の予想を裏切る展開ばかり。
お子さんがいる方に是非読んでほしいです。
小学校まで徒歩3分ほどの立地
		我が家は小学校までの距離が約200メートルととても近く、子どもの足でも5分とかからずに登校できます。
ただ小学校の目の前が公園になっており、入学前は公園で足止めを食らって遅刻したらどうしよう、と思っていました。
同じことを考える方が多かったのかたまたまなのか、公園の隣には交番があるという親にとってはかなり安心できる立地となっていて、交番のお巡りさんは子どもに慣れていて優しい方が多いし、小学校前では毎朝校長先生が児童に挨拶しながら安全に登校できるよう見守りしてくださっていたりと、なかなか手厚く、長男は1年生の1学期の途中からは一人で登校するようになりました。
近いし公園に寄り道もせずに登下校ができていたので、我が家は登校中のトラブルはないと思っていたある日。小学校1年生の長男が登校中に衝撃的な場面に出くわしました。
	
長男が拾ったのは…
		学校から帰宅した長男にその日の学校であった出来事を聞くのが日課になっていたある日。
「そういえばね、今日学校までに行く道で、何を拾ったでしょうか?」と突然長男クイズが始まりました。
どんぐりやダンゴムシ?と聞きましたが、答えはノー。降参すると「なんと今日、スズメを拾いましたー!」と長男!スズメ!?絶対当てられない!
というか、何故スズメ?と思い聞くと、マンホールの蓋の溝部分に小さなスズメが挟まっていたのを長男が発見し、救出したとのこと。長男が触っても逃げなかったことから、かなり弱っていたであろうことがわかりました。
カラスにでもやられたのかなぁ、可哀そうに。そのまま道の端っこにでも置いて踏まれないように避難させてあげたのかな?と思い「それでどうしたの?」と聞くと、一度家まで帰って報告しようか迷ったものの、すぐそこが交番だったため『困ったことがあったらお巡りさんに言う』と考えた長男。「チュンタと一緒に交番に行ったよ!」とのこと。
交番に落とし物を届けるのは正解だけれど、弱っているスズメを届けられてもお巡りさんも対応にさぞかし苦慮されただろうな、と思い、心中を察して非常に申し訳なくなりました。
事情を聴いてくださったお巡りさんは長男が登校中だったこともあり、「学校に行くんだよ」と声をかけてくださいました。
なのでてっきり交番横の公園にスズメを置いて登校したのだと思いきや、「チュンタを一人にしておけないから、とりあえず一緒に学校に行った」と長男!
まさかの一人と一羽での登校!?(そんなの聞いたことない!)そしてさっきから友達のように『チュンタ』と呼んでいるけど、拾ったスズメに名前を勝手につけていたことから私まで愛着が湧いてきてしまい、私もチュンタのその後が気になってきました。
	
小学校での先生たちの神対応
		チュンタと共に登校した長男。門のところで校長先生に会い「スズメを拾いましたが、どうすればいいですか?」と聞いたそうです。
お巡りさんの次は校長先生!!校長先生もきっとなかなかないレアな質問をされて困っただろうな、と思い、こちらもお巡りさん同様に心中を察して申し訳なくなりました。
ただそこはさすが校長先生。弱っているスズメを見て「保健室に連れて行ってあげてください」と仰ってくださったようです。
本来だったら学校に不要なもの、ましてや生き物なんて持ち込み不可なので怒られたかと思いましたが、長男の心配する気持ちを汲んでくださってのご対応だと思い、心遣いに胸が熱くなりました。
上履きに履き替え、校長先生に言われた通りに保健室にチュンタを連れて行った長男。保健室の先生にも事情を話してチュンタは先生に任せることにし、先生のアドバイスで手洗いをしっかりしてからクラスに向かったそうです。
その後チュンタは保健室でどうなったのか。長男にはそこまでわからないようでしたが、先生たちの神対応によりチュンタに心奪われすぎることなく、その日は一日しっかり授業を受けることができました。
公園に置いてきたり、学校に持ち込めないとなればチュンタが気になって授業にも身が入らず、一日中上の空だったと思います…
聞いてみると『チュンタは保健室に連れて行ったから、看病してもらって元気になったんだろうな』と長男は考えているようで、今も『いつかチュンタが恩返ししにくるかもしれないね』と言うことが今でも時々あります。
実際に保健室でチュンタがどうなったのかは私もわかりませんが、元気になったチュンタが今日も空を飛んでいるといいな!と思っています。
	
ママ友にこの話をすると…
		ママ友たちの集まりでこの話をしたところ「うちでもありえそう!」「子どもってなんでも拾ってくるよね!」と盛り上がりました。ただ最終的に保健室までたどり着いたというオチにママたちは皆ビックリ。
お巡りさんが対応してくれて安心だよね、と言うママや先生たちの連携プレーにさすがと言うママ、スズメの恩返し(?)を期待している長男に「長男君らしいね」と言うママもいました。が、最終的に『チュンタをどうすれば良かったのか』は皆で頭を抱える結末に…いまだにベストな対応はわからないままです。
	
今後を考えて
		ママ友たちとの会話の中から『鳥獣保護法』という法律があり、今回の出来事があってから知ったのですが、野生動物の捕獲や飼育は禁止されているのだそう。
今回の場合は溝に挟まって困っているスズメを助けて一時的に保護したので、私個人の解釈ではこの法律に当てはまらないと思っていますが、今後も私の予想を超えるモノを拾ってくる可能性は大いにあるので『むやみやたらとなんでも拾ってこないこと』『困っている素振りを見かけたら、近くにいる信頼できる大人に言うか、一度帰宅してママやパパに教えてね』と伝えました。
そして、長男をたくさん褒めました。長男がしたことはもしかしたら自然の摂理には反することだったのかもしれないけれど、小学校1年生にそこまで求めなくてもいいのでは、と考えたからです。様々な意見があるとは思いますが、そこまで固く考えず『困っていたら、助ける』『周りに優しくしよう』その気持ちで行動した長男を誇らしく思います。
就学すると子ども自身が考えて行動する力が今まで以上に求められます。もしお子さんが弱っているスズメを拾ってきたら。
『あなたならお子さんに、なんて声をかけますか?』
	
チュンタ、今日も元気に飛び回っているといいな。















 
		
 
									






 
				

