公開 :
嫌で嫌で仕方なかった幼稚園の係の仕事。やってみたらいいことだらけだった【実体験】

息子が通う幼稚園は、10月は運動会に作品展、バザーとイベントが目白押し!幼稚園の先生と保護者会が協力して行うものもあれば、保護者会のみで運営するイベントもありました。
基本的に何かしらの係に携わる決まりのある園なのですが、なんとわたくし、秋の3大イベントのひとつの、そこそこ重大な係になってしまったのです。右も左もわからない状態で、とにかく気が重すぎた数か月間でした。でも真剣に取り組んでみると、みなさんの手厚いサポートに胸が熱くなって、結果的にやってよかったと思いました。
そして子ども達のためだと思ってやったことが、自分に還ってきた実体験をお伝えします。
係が決まった経緯と絶望
		自分が担当する係は前年度の1月に決まったのですが、当時はまさか自分がその係になるとは思ってもおらず、呑気に当時の係と同じでいいや〜と希望を出していたのです。でも、年中から今の幼稚園に転園してきた私は全然わかっていなかったのです...ポイント制度がどれほど重要かということを!
年少さんや年中さんの時に負担が大きい係を経験していればポイントは高くなり、年長さんの時は係免除、もしくは第1希望が受理される優先度が高い、というシステムだったのです。私は年中さんの時にそこまで負担がない係だったので当然ポイントも低く、結果誰も選ばない係となってしまったわけです。
前年度に前任の先輩ママさんから引き継ぎをした時には正直血の気が引きました。何が何やらわからない!何がわからないかもわからない!
1学期に同じイベントを担当する係のメンバーと集まってもいまいち実感がわかず、ただ「なんと責任重大な係を引き受けてしまったのだろう」と気が重い日々。今から思うと全くそんなこともなく、もっと大変な係を引き受けているお母さん達はたくさんいるのです。
まだ何もやっていないのに夏休みの間中、「係の仕事...気が重い...」という考えがいつも頭のすみっこにありつつ、ちゃっかり休みはエンジョイする有り様。どうしようもなくポンコツだと思いながらも、お尻に火がつかない日々を過ごしていました。
でもいよいよ9月に入り、夏休みが終わりを迎えそうな雰囲気にいたたまれなくなってきたのです。ようやく重い腰を上げて、資料の整理から始めました。
	
自分が最も苦手とするコミュニケーション必須の仕事だった
		資料を読み込むほどに次から次へと沸いてくる疑問。背に腹はかえられぬという心境の中、前年度のイベント統括リーダーさんに質問の時間を作って頂きたいとお願いしました。かなり質問攻めにしてしまい、本当に自分がとんでもなく負担をかけていることに申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、彼女は快く優しく何でも教えてくれました。ずっと私の心の支えになってくれて、感謝しきれないほどでした。
私が主にする仕事は、
・設営手順や資料の見直しと作成
・イベント会場の設営グループごとの調整・説明
・イベント当日の会場設営統括
これはコミュ障でLINEのやりとりを最も苦手とする私には本当にひと苦労でした。送る文章を全部LINEのメモに下書きするほど自信がなく、始めの頃はひとつの連絡をするために数日かかっていました。
息子が幼稚園に入園する頃にはLINEなんてほとんど使わなくなっていて、アカウントを消そうと思っていたのに...幼稚園生活でこんなに使うことになるとは思ってもみませんでした。
ところが2週間ほど経ってくると、幾分慣れてきたことを実感。そして何より心強かったのが、上のお子さんの時にいろいろ経験しているお母さん達が作業の効率を考慮してアドバイスをくれたり、設営作業をしてくれるみなさんに対する細かい配慮をさりげなく教えてくれたり...本当にみなさんに支えられていることを実感したのです。その気遣いに毎日感動して、学ぶこともたくさんありました。
	
大変だったけど、本当にやってよかった!
		そして、今までは挨拶を交わすくらいしかしていなかったお母さん達とも他愛もない話で楽しくおしゃべりできたり。たった1か月間でしたが、これが社会!たくさんの人との交流は張り合いが出るなぁと感じたひとときでした。
イベント当日は天候が怪しくて少しハプニングもあったのですが、それほど問題なく無事にみんなで会場を設営することができたのでした。
今回、大変だ!大変だ!と思っていた係の仕事でしたが、周りのみなさんにたくさん支えられていたこと、幼稚園の先生方も保育の忙しい合間に準備や打ち合わせなどに時間を割いてもらって、感謝の気持ちしかなかった1か月間でした。これほど濃厚な時間を過ごしたのは久しぶりで、自分もやればできるんだ!とちょっぴり自信がついた経験になりました。
息子にも「ママは係の仕事を頑張るから、一緒にイベント頑張ろうね」と伝えていたら、それを励みにしてくれたようだったのも嬉しかったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
	
最初は大変でも、人の優しさに触れて協力することで生まれる団結力に胸が熱くなり、人の輪が広がるきっかけになった幼稚園の係でした!















 
		





 
									 
				



