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小学生のおうち学習、3年目のリアル。親子が今、大切にしていること

「小学生になったんだから勉強だよね!」
そう思ってドリルを用意し、朝学習もスタート。1年生になった息子と一緒に、“学ぶ習慣”をつけようと意気込んでいたあの頃。
でも、あれから2年――。正直、あの頃ほどの熱意はありません。
上の子のときは「ちゃんとやらなきゃ」とがんばっていた
どうしても上の子(私にとっては息子)は、初めての子育てなので慎重に育てているなと感じるところがあります。それは生活面だけでなくあらゆる面で、勉強面も。
朝が早い息子なので、せっかく早く起きるならその時間を活用したらいい、とドリルを用意して朝学習に付き合っていました。そして、2年生の夏からはポケモンカードに夢中になった息子。朝学習をした日は、タブレットでポケモンカード関連の情報を見てもいい、というルールを作って一緒に続けていました。
(このルールのお話は、前回書いたわが家にNintendo Switchを迎えるかのお話にもつながっていくので、よかったら下記からご覧になってみてください)
こうして、朝の時間を使って一緒に机に向かう習慣を作っていました。ただ、今思い返すと…「ちゃんとやらなきゃ」と、私の方が少し力が入っていたのかもしれません。
楽しく続けたいと思っていたのに、「続けなきゃ」に変わっていた時期もあったように感じます。
きょうだいが増えると、がんばり方も変わっていった
上の子との朝学習は、ある意味「ゆとりがあった」からできていたのかもしれません。今は、下の子たちも朝早く起きてきて一緒にいるので、同じようなペースでは進められません。
宿題の丸つけをして、間違いの説明をして、もう一度やり直して…それだけで私の気持ちも時間も、けっこういっぱいになります。
さらにその横で、幼稚園児の娘たちが「見て~!」と呼んだり、ケンカが始まったり。手や気持ちが分散して、どうしても「一緒にじっくり机に向かう」時間は減りました。
でもそれは、「できていない」のではなく、今のわが家の姿。「今のわが家にできる形」を探していけばいいのだと思うようになりました。

「どこまでやる?」わが家のおうち学習の“ゴール”を考える
息子の勉強のようで、実は親の私の方が必死になっていると気づいた時期がありました。「ちゃんとやらなきゃ」「毎日続けなきゃ」って、気持ちばかりが前に出てしまって。
そんなとき、ふと気づいたんです。「私は、どこをゴールにしているんだろう?」 と。
点数や量が目的じゃなくて、「机に向かうことを嫌がらない心」「わからないことと向き合う勇気」。そういう“学びに向かう姿勢”を残してあげたい、と気づきました。
がんばり方を変えて、わが家らしい学び方へ
朝学習は、今はほとんどできていません。でもその一方で、息子は オンライン英会話だけは自分で続けています。
最初は戸惑っていた英語も、今では自分でレッスンを予約してパソコンの前に座っています。「やらされる学習」から「自分で選ぶ学習」になっているのを感じています。
私が全部に付き合うことはできないけれど、「見てるよ」「がんばってるね」 と言うことはできる。それだけでも、きっと子どもは前に進める。今はそう思えるようになりました。
わが家に合うペースで、続けていけばいい
できていないところに目を向けるより、今のわが家に合った形で細く長く続けていけたらそれでいい。学び方も、親のがんばり方も、子どもの成長に合わせて変わっていくのでいいんだと思います。
今日も、ちょっとだけ。明日も、ちょっとだけ。それで十分。


























